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夏 ~剣道部のとある一幕~
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【それぞれの終わりの続き 刀と千歳】
連れだった二人は、道場の隅へとくると木刀を軽く手にとってなじませる。
それから、一本目から七本目までの剣道型をざっと流す形でやる。
剣道形というのは、打太刀と仕太刀と呼ばれる……殺る側と殺られる側に分かれて、剣道の基本動作をなぞるいわゆる基本動作の練習である。
それぞれ役を入れ替えて一通り練習を終えると、互いのよかった点や悪い部分を指摘する。
そんな時、ふいに刀が千歳に言う。
「千歳って綺麗だよな……剣道形が」
「えっ……突然どうしたの?」
驚き、動揺する千歳に刀は言う。
「何というか……少し、そうなったきっかけを知りたくて」
「そうなったきっかけ?」
首をかしげる千歳に、刀は言う。
「俺は祖父さんに習った剣術の練習も兼ねて部活に入ったんだ。ここでなら人と打ち合えるし木刀も振れる、道具も色々と揃っているからな」
「そうね、練習することは悪いことではないわ。それに、自分だけじゃなくて人と練習することも大事よね」
頷く千歳に、刀は続ける。
「その祖父さんに憧れて剣術を習ったんだけど、まだまだ祖父さんの域には届かなくて、頑張っても直ぐには上手くいかなくて……そんなのだから大事な所で下手を打つ」
はっ、格好悪いな。
そんな風に毒づく刀を、意外そうに千歳は見る。
そして、ちょっと困ったように言った。
「……嬉しくもあるけど、正直複雑。 かな」
「……なぜ?」
困惑したような刀の問いに、淡々と千歳は答える。
「私が剣道を始めた理由は、非の打ち所がない彼女とは違う自分を演出したかったに過ぎない。別に剣道でなくてもよかったの」
そう言って、その彼女を思い出すように千歳は目を閉じ、開いた。
「……そう、なのか」
思ってもみなかった答えに、刀は返事に窮す。
しかし、千歳はそれを知ってか知らずか……話を続ける。
「試合に出たくて練習してた訳じゃないし、別に勝ちに拘ってもいないから……でも、刀君は違う」
同じなのは、試合に出てないという些細なことだけ。
だが、理由を開いてみればそれは想像とは違うもので、少しだけ意識しなかった距離が開いたような……縮んだような不思議な感覚がする。
「目標にしたお祖父さんに追いつこうとって一生懸命頑張ってるんだから。無茶ばかりすることが多いけど、追いつくことを最初から放棄して逃げ出した私とは大違い……ね?」
ほら、と悲しげに千歳は言う。
「だから……刀君は格好悪くなんてないよ?」
少女は、少年よりも成長するのが早いという……だが、それは同時に何かを知ってしまったからではなかろうか。
刀は、そんな千歳にかけるべき言葉を探したが……ただ、違うものを見たときのその溝のような何かを感じてしまい……話しかけれずにいた。
「あっ、だ、だからって調子に乗っちゃダメだからね。刀君は、すぐ無茶するから」
突然、というわけでもないが、千歳は刀の心配をする。
先ほどの雰囲気などなかったかのように千歳は言ったのだ。
「えっと……うん、千歳ありがとう。気をつけるよ」
たぶん、それはすぐに破られるであろう『気をつける』という約束であるが……。
ひとまずは、稽古を続けることにした。
――何かが変わるかもしれない。そんな気がして。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月17日
参加申し込みの期限
2014年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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