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夏 ~剣道部のとある一幕~
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【試合の話……
伊藤 佳奈
の場合】
「あとは、あたしの話かな……? これで最後かなぁ」
そう言って、清真の後にしゃべり始めたのは
伊藤 佳奈
である。
(座禅の効果があったかな? 落ち着いて集中できる……かも)
そうやって迎えた県大会の準決勝……ここを勝ち進めば決勝であり、全国への道が見える。
垂れのところに、神奈川県と印字された垂れゼッケンをつけて、全国へと行けるだろうか?
そんなことを相手も考えているのだろうか?
落ち着いて相手を観察する。
試合前……お互いが礼をして、蹲踞をするために進み出る。
一、二、三歩。
つかの間の観察時間……。
(確か、この人は中学の時……何度か対戦したことがある人だなぁ)
だからこそ、やってくるであろうことは予想がついた。
「はじめっ!」
「やぁぁぁぁぁぁっ!」
「せぃやぁぁぁぁぁっ!」
主審の合図で、お互いが同時に気迫をぶつけ合う。
どちらの発した声かわからぬほど鋭い気合いが飛び交い、会場を揺るがした。
互いに探り合うように剣先を鎬を削る 。
「やぁっ!」
だんっと、踏み込み相手が一気に小手を狙うも……。
(小手!)
緊張さえしなければ、落ち着いて対処できる。
幾度かのつばぜり合いを経て、佳奈は小手を狙う。
「小手ェ!」
「っ!」
その瞬間、すっと相手の竹刀が上に上がり、同時に体が一歩後退する。
小手を抜きつつ面を打つ、よく使われながらも難しいとされている技だ。
「めぇぇぇぇんっ!」
相手が正面から面を狙ったところを、佳奈はさらに一歩前に出た。
「えっ」
相手の動揺がわかる。
相手の胴の部分を押しやるように体当たりが入る。
ぐらり、と相手の体制が崩れ倒れたところに佳奈が一撃を入れる。
「面ェん!」
だんっと相手の面を打ち、相手から下がるように引く。
綺麗に面が入り……主審以外が佳奈のたすきの色の旗を揚げる。
「面ありっ!」
(よしっ!)
剣道は、倒れた直後ただちに(このあたりが個人差があるが)有効打を加えれば一本である。
そうして、佳奈は最初の一本を得るのであった……が。
「二本目っ」
二本目の合図とともに、再び両者が気合いを入れる。
しかし、ふと佳奈は自分が見えるところにかけてくれたであろう……垂れ幕が見えてしまった。
『必勝! 行け、全国へ 寝子島に優勝旗を』
(あっ……)
友人たちが応援に来てくれたのだ。
(み、見られてるよぅ)
カチーン、とそんな音が自分の中で鳴った気がした。
(あわ、あわわわわわ、えっと、どうしよ……? どうしよ?)
全身がカチコチになった佳奈は、そのまま先ほどのまでの動きが嘘のように負けていったのであった。
「……せっかく応援に来てくれた人のためにも、どうやったらあがらないですむのでしょうか」
話し終えて、ずーんと落ち込み気味の佳奈。
「座禅で結果が出ているなら、続けるといいのですよぉ」
そう言って、アドバイスを投げかけたのは
春賀 幽
である。
「精神修行はそれこそ、ながぁい、ながぁい道のりですからぁ。終わることはないんですよぉ」
そう言って、レモンのはちみつ漬けをほおばる幽。
「そう……かなぁ?」
自分の周りの人たちは、緊張に負けず自分を律している人が多く見える。
そういったことが、佳奈自身の自分に対する未熟さを深く認識させていた、
「……そうだ。北原と響に教えてみたらどうだ?」
今まで黙って話を聞いていた刀がそっと提案する。
「あたしが……教える? む、無理だよぅ」
「面白そうだな……どれ、見ていてやるからやってみたらどうだ?」
咲のその提案によって、佳奈はだんだんと追い込まれていく。
……。
「俺はそういえば千歳と形をやる約束をしていたな」
「そうね。一休みできたし大丈夫よ」
そう言って、刀は
橘 千歳
とともに立ち上がり、木刀を手に取る。
「なあ、誰かもう一勝負しないか?」
「ボクがお相手でよろしければやりますよぉ?」
続いて、清真と幽がみゆきに差し入れの礼を言いつつ立ち上がる。
「……がんばれ?」
「ひぇ~」
佳奈はタルトとみゆきに剣道を教えることになったのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月17日
参加申し込みの期限
2014年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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