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世界の味に、こんにちは!
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どうせ外れるだろうと思って出した葉書。けれど神様の気まぐれか、当選葉書は
マリベル・ロイス
の元へと届いた。まさか当たるとは思っておらず、届いた葉書を見た瞬間よっしゃとガッツポーズをした後に、一人で参加やで~やで~……とエコーまで掛けて言ってしまったのもまた事実。そんなマリベルは涼しげな青いワンピースの裾を翻しながら、『ミニミニワールド』を一人歩いていた。
途中、民族衣装を着た人々を見掛けて少しときめいたけれど、一人でコスプレしてはしゃいでも自分は虚しくなってしまうだろうなと思って素通りする。それよりも食い気だとばかりに屋台を物色する事にした。
「うーん、アジア系の屋台も気になるんやけど、スペインのブースがあるかもしれへんし……ヨーロッパから回っていこかな」
マリベルはスペイン生まれのスペイン人である。日本を含む海外生活が長く、スペインは日本人がお盆の時に帰省する遠い実家のような存在だった。けれど、もしあるならそこで色々食べてみたいと思うのは彼女なりの母国愛なのだろう。
取り敢えず目に付いたドイツの屋台から攻める事にして、マリベルはソーセージを注文し、その後フランスのラクレットも注文する。頼んだ商品を受け取ると、空いている席に座って優雅にソーセージを一口。
「美味しい~~! この噛んだ瞬間のパリッて音が堪らんのよな~」
次はフランスのラクレットだ。程よくとろりと溶けたチーズはジャガイモと良く合って、これも至高の一品……と思った時、マリベルの頭で突然の閃きが起きる。このドイツのソーセージにラクレットの溶けたチーズを絡めたら、それは物凄く美味しいんじゃないか……と。
思い付いたからには実行するより他はない。その禁断のソーセージを、一口――。
「めっちゃ美味しい~~!! あかん、我ながら天才的な閃きやったわ……!」
あっという間にソーセージとラクレットを完食すると、ゴミを片付けてブースを回る。少し歩いた所で、大きくはないけれどスペインのブースを見つけてマリベルの顔が綻ぶ。
「やっぱスペインブースあったやないか~」
吸い寄せられるように向かうと、パエリアやチュロスが販売されている。先ほどのソーセージとラクレットで大分お腹が膨れていたので、パエリアは諦めてチュロスで甘味分を補充する事にした。甘く懐かしい味のする揚げ菓子を食べながら、マリベルはもう少しスペインブースを堪能する事に決めたのだった。
緑野 毬藻仔
と
シダ 美穂戸
はお客さんが一番少ない時間帯に休憩をもらい、二人で行ってみたいと話していたドイツブースへと来ていた。着ていたアオザイとチャイナドレスを脱ぐと、その下はシャツとスパッツ姿なので上に学校ジャージを羽織ると言う身軽な格好だ。
「もこもこ シダ ディアンなんとか 着たい」
「ディアンドルだね~任せてシダさん、一緒に借りに行こう!」
民族衣装のレンタルも特に待たずに借りる事ができ、二人はディアンドル姿へと変身する。毬藻仔は茶色地のスカートに赤のエプロン、シダは黄色地のスカートに黒のエプロンで二人とも膝丈程のディアンドルだ。
先ほどまでのアジアンテイストとは違い、牧歌的な雰囲気で二人にとてもよく似合っている。
「可愛いよーシダさん!」
「もこもこ 似合うな いつもより もこもこだ」
写メを撮ろうと二人で頬がくっつく勢いで近寄ると、自撮りの体制を取る。
「はい ソーセージ」
「ぶはっ」
本来ならはいチーズ、と言うべき所をソーセージに変えてきたシダに毬藻仔が笑う。自分のセリフが受けた事に対し、シダも満足気に笑った。
ソーセージを買って、自分達のお店に戻る途中、二人はスペインブースの前を通りかかった。
「もこもこ スペインだ 情熱の国だぞ」
「フラメンコのドレスだねー、あの衣装もシダさん似合いそうだね」
そんな話をしながらドレスを見ていると、同じ様にドレスを見ている
マリベル・ロイス
にシダが気付く。
「あっち 金髪の女の子 きっと似合う」
「あ、ほんとだね~。顔立ちもそれっぽいし、着たら映えるだろうね」
そんな二人の声はマリベルに聞こえていたようで、くるっと振り向いてマリベルはシダと毬藻仔につい話しかけてしまった。
「ほんまに? ウチに似合うと思う?」
「ヴァン シダ 嘘つかない」
「そっかー、いや一人で来てるから一人で着るのもあれやなぁって思ってな」
「確かに一人だとちょっと躊躇うかもしれないねー」
「せやろ? 悩むやろ?」
「シダ達も着る 一緒に着よう!」
シダが名案とばかりにマリベルに言うと、毬藻仔もそれくらいの時間は残ってるかなと頷く。
「え、ほんまに? なんか悪いわ~」
「気にするな シダも着てみたい」
「……うん!」
三人でドレスを選び着替えて並べば、そこは情熱の国スペインそのもの。思い掛けない出会いだったが、お互い自己紹介をして寝子高生だとわかると話も弾む。写メを撮り、衣装を返す頃にはすっかり笑顔になっていた。
「そうなんか~、出張店出してるなら後で遊びに行くわ!」
「歓迎する よかったら 来る」
「お待ちしてます! それじゃ、またねー!」
休憩時間の終わりが迫っていた二人は慌てて走っていく。マリベルはこんな出会いもあるんだなと思いながら、もう一度フラメンコの衣装を見る。親戚のお姉さんが踊っていたけど、自分はさっぱりだった事を思い出して懐かしさに胸がいっぱいになるのを感じながら、ベトナムブースへと歩いていくのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月28日
参加申し込みの期限
2014年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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