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「抽選で当たったから来てみたけど……こうして見ると色々目移りするわね」
夏の日差しにも負けないくらいの眩しい笑顔で
城山 水樹
は呟く。元々葉書が当たらなくても来るつもりだった彼女は、一人この『ミニミニワールド』へと遊びに来ていた。
一人で来ているお客さんも珍しくはなく、パークのあちらこちらで見かける。シーサイドタウンに買い物に来たついでの人なんかも立ち寄りやすい入場料設定が効いているのだろう。水樹はそのぱっつん前髪を揺らして辺りを見回すように歩く。
ぱっと目に飛び込んできたのはベトナムブースで接客をしている店員の鮮やかな赤いアオザイで、まずはアオザイを着てみようと水樹は思う。レンタル衣装のスペースへと向かうと、係員がいてどんなアオザイがいいか水樹に聞いてくれた。
本来ならアオザイはオートクチュールでそれぞれの身体の寸法を綿密に測って採寸を取って作る物。本場のベトナムでは布からデザインから全て自分で選んで作ってもらうのだ。今回のレンタル衣装ではそう言う訳にはいかなかったけれど、仕立てのいい既製品がサイズも豊富に並んでいる。
「どれにしようか迷っちゃうわね……んー、これに決める!」
着てみたいアオザイはいっぱいあったけれど、他にも着てみたい民族衣装がある水樹は赤地に派手な刺繍が入ったアオザイを選び、さっそく袖を通す。
元々読者モデルをしている水樹なので、なにを着ても似合うのだがこういったアジアンな民族衣装は特に彼女を際立たせるには十分だった。
通りがかる人々が、あの民族衣装素敵ね、私も着てみたいわ……等と話しているのが聞こえる。少し嬉しくなって、自然と笑みが零れた。
アオザイの次はディアンドルにしようと衣装を返却し、ドイツのブースへと足を向ける。そこで見たソーセージが美味しそうで、後で必ず食べようと心に誓う。
ディアンドルはドイツの五月祭やオクトーバーフェスト等の伝統的な行事では必ずと言っていいほど見られる民族衣装だ。昔は踝程の長さのスカートであったけれど、今は若者文化をの影響を受けてミニ丈の物だったり膝下の丈だったりと色々だ。
「ううん、どの丈も可愛いわね」
カラーもそれぞれあって、やはり迷ってしまうのは女の子の楽しみのひとつだ。他に待っている人の事も考えて、水樹は踝丈の物にした。ブラウスは白で、ワンピースは赤、ロング丈のエプロンはダークブルーの生地に刺繍の施されている物。
高身長の水樹にとてもよく似合っていた。生地は夏用で薄目で風通しも悪くない。いつかディアンドルを着てオクトーバーフェストに参加できれば楽しいだろうと思いながら水樹は黒ビールを眺めた。
衣装を着たままの飲食は出来ない為、時間以内に衣装を返す。後はここへ来る前から着てみたいと思っていたサリーを借りる事にした。
御巫 時子
も一人で『ミニミニワールド』に来ていた。葉書が当たったので買い物がてら遊びに行く事にしたのだ。
「他の国の衣装なんて、なかなか着る機会がないですものね」
普段は和装が多い時子だが、民族衣装には興味があったようで楽しそうにどれから着てみようかと悩んでいる。チャイナドレスは前に着た事があるので今回は止めておく事にした。
まずは韓国のチマ・チョゴリだ。昔は日常的に着られていた衣装だが、今はお祝い事の時に着る事が多いのだと係員が時子に説明しながら着付けてくれた。色鮮やかなチマ・チョゴリを着て、屋台の前で写真を撮る。一人で写るのもなんなので、同じチマ・チョゴリを着た係員の人と撮る事にした。
「次はトルコの衣装にしましょうか」
屋台を眺めたり、民族衣装を色々試しながら歩く時子はとても楽しそうだ。カメラにはトルコの宮殿衣装にチャルケス衣装、ベトナムのアオザイ、ドイツのメルヘンチックなディアンドルを着た時子の姿が次々に収められていく。
宮殿衣装は緑地に銀色の刺繍が美しかったし、チャルケス衣装は赤地に豪奢な金色の刺繍が施されていて、まるでトルコの王妃になったような気持ちがした。アオザイは白地に鳥が舞う刺繍が入った物を選び、ディアンドルは赤ずきんちゃんをモチーフに仕立てられた膝上丈の物にした。
「ふぅ、結構着ましたね。でもまだまだ着てないのがあるんですよね……次はどれにしましょう……」
日傘を差しながら、時子はフランス屋台へと向かう。そこではフランス貴族の衣装やアルザス地方の民族衣装があった。
アルザス衣装は赤と白と黒が基調となった衣装で、その色合いも素晴らしい。黒い蝶結びのついた被り物をすれば、異国情緒溢れる一枚が撮れた。貴族衣装は18世紀後半頃の物を模した物で、有名な女王も着ていたタイプのドレスでパニエが大きく膨らんだ青いドレスだ。
「わぁ、これとても素敵ですね……! ちょっとコルセット部分が苦しい感じもしますけど、昔の宮廷の女性はこれよりもっと締め付けてたんでしょうね……」
長時間着ているのは私には無理ですね、と笑いながら係員のお姉さんとパシャリ。楽しく民族衣装の話を聞いていると、時間はあっという間に過ぎてしまう。衣装を返し、途中自販機で飲み物を買うと水分補給をしっかりと行う。倒れてしまってはせっかくのテーマパークが台無しになってしまうからと、時子は自己管理を怠らない。
「次は……インドのサリーですね。着たいと思ってたのはこれで全部かしら……うん、向かいましょう」
いくつ衣装を着たのか数えるのを止め、時子はインドのブースへと向かう。サリーは人気のようで、何人かの女性があれがいい、これがいいと品定めをしている。
ふと、目を惹く色のサリーがあったので手を伸ばすと、同じタイミングで手を出してきた水樹の手と触れ合ってお互い顔を見合わせる。
「あ、ごめんなさい!」
「ううん、こちらこそ」
時子が思わず下げた頭を上げると、そこには長身の美女。自分より20cmは高いであろう彼女を見上げ、よかったらどうぞと青いサリーを渡す。
「え、悪いわ。あなたの方が先に手を伸ばしたんだから……」
「私はこっちの、水色のにしようと思って……だからいいんです、お姉さんが着てください」
「ありがとう……私は
城山 水樹
って言うの、貴女は?一人なのかしら」
「私は
御巫 時子
です。はい、一人で……城山さんも、ですか?」
笑って頷く水樹を見て、時子は自分以外にも仲間がいたんだなとふんわりと思う。サリーを着付けてくれる係員の所に行く間も、ここは一人で来ても凄く楽しめる場所だと会話が弾む。
「わぁ……! すごくお似合いです、城山さんはすらっとしてらっしゃるからすごくシルエットが綺麗ですね」
「あは、ありがと。あなたもよく似合ってるわ。可愛いって思うもの」
二人で屋台付近に並べばそこはまるでインドのよう。肌をすべる布が心地良かった。記念にと、二人で記念写真を撮る為に係員にシャッターをお願いする。
「ねぇ、御巫さん。この後予定はある?」
「いいえ、特にはないですね……しいて言えば色んな国の食べ物をお持ち帰りしようと思ってたくらいです」
「私は気になった屋台で食事をしようと思ってるのだけど、良かったら一緒にどうかしら?」
「わぁ、いいんですか? ご迷惑じゃなければ色々見てみたいです」
勿論、と水樹は頷く。衣装を返しに行き、二人は屋台へと消えていったのだった。
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担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月28日
参加申し込みの期限
2014年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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