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空想サバイバル・バトル 拠点防衛
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【南門での攻防】
一三時過ぎ……。
円らを見送った後、ゆっくりと近づいてきていた歩兵との射撃線が開始された。
敵は数を減らしてはいるものの、まだ一〇〇人近くいるはずだ。
が、目の前にはおおよそ七〇人程度しかいない。
自分たちは、正確には数えてないが午前中だけでおおよそ一〇〇名は打ち倒しているはずだ……敵の歩兵が二〇〇名ならば、数が合わない。
最初にそれに気づいたのは、南門へと戻って援護していた最中に、何気なく敵を数えていた美咲紀と、冷静に観察していた海斗の二人であった。
「やっぱり、森か北からくるべよ」
「どうみても、数がすくないのです!」
そう考える二人。
「……引き金を引き続けるしかないっちゃね」
しばし考えた後そう結論する海斗。
ここまでくれば撃ち続けるしかない……。
「数が多すぎますです!」
火薬を満載した荷車を盾として押し出し、そのまま火をつけ壁とする案もあったが、すでに豪が落とし穴を掘り始めていたのと、北門の一部の堀に水を運搬するのでだいぶ時間的拘束をされてしまい、現在、荷車はバリケードとして使われている。
その分、余った分を礼拝堂などの補強に回すことができた……といっても、礼拝堂もすでに放棄寸前なのだが……。
ドゴォンッ!
次の瞬間、敵の砲弾が兵舎の一角へと直撃をする。
「くっ……さすがの砲撃だべよ」
周囲に、木片やらが散乱し、兵舎の一部が使えない状態となる。
ドゴォンッ!
次の一撃は、東側の土塁にあたる。土がえぐれ、削り取られる。
「急速に接近するものがあるですよ! ……騎兵! きゃっ!」
二〇名ほどの影の騎兵たちが、ゆっくりと歩兵の後ろに集合しつつある。
砲兵はその後ろ……。
なお、付近にさらに落ちてきた砲撃の余波で、美咲紀は尻もちをつく。
「女子は無理せず後ろにいるんだ。礼拝堂に隠れていたほうがいい」
「無理なんてしてませんです!」
豪が駆け寄って言葉をかけるが、一蹴される。
まぁ、礼拝堂に隠れても砲撃が落ちれば一緒なのだが。
ちょっと、怒っている美咲紀が、気合を入れて言い放つ。
「女子力を見るのですです!」
パコォン!
と持っていたブラウンべスの火を吹かせる美咲紀。
それはみごとに敵の歩兵に命中する。
「ドヤァ! なのです」
「……何をやってるべ」
そうこうしているうちに、敵が土塁へと近づいてくる。
海斗が戦力強化のため、美咲紀に修のところへ行くように伝令を頼む。
「了解なのです!」
そう言って、美咲紀は修のところへと伝令へと走って行った。
「くっそ!」
毒づきながら、豪はマスケットを操り弾を放つ。
「こっちも負けないよ!」
豪の弾が命中したのを見て、ひびきも負けじと撃つ。
しかし、敵の数が多くてひやりとする……。
その時であった。形勢逆転が始まった。
【敵中突破!】
「今だ!」
(こくこくっ!)
円と海が馬を走らせ一気に距離を詰める。
「走るよかましだが、危ないじゃねぇか!」
その後ろに楓がやっとの体で馬に乗りつつついていく。
下手したら、あと一分も持たずにで振り落とされるだろう。
「読んでて良かった、寝子島書房『飛べ、竜の如く馬』」
「そんなのに頼ってたのか! なんでもありだなオイ!」
円の言葉に、思わず楓が突っ込みを入れる。
海はぎゅっと馬にしがみついている……と思いきや、拾った羽ペンの先をなぜか馬の前へ向けている。
「海ちゃん行くぞー! yapaaaa!」
歩兵とその後ろの騎兵にも無謀に円は突撃した。
当然、妨害をされるが円のろっこん【ブレイブハート】により強烈な幸運補正がかかる。
そして、海のろっこん【アクセラレイトライン】の加速で、一気に騎兵を突破する。
「……ちっ」
楓が、離されていく自分に舌を撃つ。
が、チャンスはまだあるはずだ。
後に続いて、騎兵をかき乱しながら、後に続く。
「届いた!」
(行くよ!)
まず、海が【アクセントライン】の線を上に向け、馬を上へと射出する。
その瞬間、円がサーベルを抜き放ち、飛び降りる。
砲が3門……規則的に配置され、ここがポイントだとわかる。
十名ほどの砲兵があわてて、対応しようとするが、手近にいた一体を円は切りつけ、消滅させた。
しかし、ここで、不運がひとつ。飛び上がった馬の落下に海が巻き込まれたのである。
当然、すさまじい落下の衝撃とごきりと嫌な音がする。
「――――ッ!」
正面から地面に激突する。
(……どっか、折れた?)
海は、泣きたい衝動をぐっとこらえる。
胸部に強い痛みが走り、また泣きそうになるが、はっと近くにあるものに気づく。
騎兵がこちらがわに向かってくるではないか!
しかし、いくつものかピンチを乗り越えて成長し、周囲を観察できるチャンスが到来した海は、あるものを発見したのであった。
ほぼそれと同時進行で、円が三人目の砲兵を切り倒したとき、楓も合流する。
「知ってるかァ? 銃なんかより空手の方が強いッッ!!」
一度、蹴り倒した敵を、至近距離で撃って仕留めていく。
敵が、銃を棒がわりにふるっても、受け止めてから押し返す。
ズダァンっ!
威勢のいい銃声が立ち上り、一人が消滅。
そこから時間をかけずにまたたくまに砲兵は壊滅した。
「やったよ!」
そう言って、海を探す円に、ズドォン! と至近で銃弾が叩き込まれる。
「いたッ!」
円が、撃たれた肩をとっさに抑える。
「ちぃ……上等じゃねぇか! よぉ!」
そう、体制を整えた敵の騎兵が乱入してきたのだ。
二〇と二人……。
楓は、とっさに影の足をひっつかむと、地面にたたき落とす。
が、すぐさま身を伏せる。
すると、そこをサーベルの切っ先がかすめる。
「火薬樽を探すんだ!」
「騎兵がいなくなってからなぁ!」
円と楓が必死で応戦するも、多勢に無勢。
数人切り倒したところで、楓も腕と背中を斬られ、追い詰められていた。
その時、ピシュンと二人に向けて銃の予備弾倉が放たれる。
「「!?」」
その方向を向けば、もうひとつ持っていた羽ペンで起動を描いて、二人にこちらに意識を向けさせた海が、微笑する。
「砲潰せれば次に繋がるんや!」
痛む肩を気にしつつ、とっさに楓が地面にたたき落としていた相手の騎兵の腰にあるピストルを引き抜く円。そして、海のほうへと駆け出した。
「こうなったら、付き合ってやるぜ! 騎兵は……全部まとめて相手してやろうじゃねぇか! ……雷禍ぁ!」
楓は、ばちりっと生体電流を流す。
ぎしりっと身体に負荷がかかるが、これは無理やり黙らせる。
「そっちのペンとやらで、樽をこっちに打ち出せ! それができるだろ!」
楓が、無理やり騎兵をたたき落としながら、言う。
その時、ピストルを奪取するのを忘れない。
騎兵は、そんな楓に群がる。
「上等!」
円は、海のもとへ走り寄ると、火薬樽を海の描くラインに向けてゆっくりと押す。
「畜生!」
楓のその声で、騎兵の数人が円と海のほうへと向かうのに気付いた。
「これがボクの、最後の力っ!」
全身を使って、重い樽を押し出し、樽はゆっくりと進む。
じわり、と肩の痛みが円を刺激するが……そうはいかない。
海が、地面にラインを描き、その上に樽が乗った時、タルは砲の並ぶ位置へと打ち出される。
こちらに向かう騎兵を1体巻き込んだのは幸運といえよう。
残りの騎兵も引きつけてから奪ったピストルで打ち倒す。
「そぉら……俺ごと吹き飛べッ!」
電流を停止し、ピストルを樽に向けて放つ。
……一瞬ののち、楓は熱い何かが自分を貫き通すのを感じ、次いで起こった熱風によって作戦の確信を感じた。
「ぐっ……う。こいつで、終わりだぜ!」
それを言ったか言わないかのときに、他の火薬樽を巻き込んであたり一帯は爆風に包まれるのであった。
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担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月21日
参加申し込みの期限
2014年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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