・・・・・・朝。
わぁぁぁぁぁぁあああああああああっ!
「・・・・・・!?」
突如の物音に、寝ていた『人々』は一斉に目を覚ました。
そして、異常事態に気がついた・・・・・・。
その中の一人、
メルヒオール・ハルトマンはとっさに『近くに落ちていた棒のような物』をひっつかむと、外へと飛び出した。
「・・・・・・ここは・・・・・・農園・・・・・・だな? 寝子島にこんな場所があったのか?」
太陽の光に照らされて、メルヒオールは自分のつかんでいる物の正体に気がつく。
「・・・・・・マスケット!」
そして、自分の服は中世のヨーロッパ風の軍服を着ていることに。
「お前! 大丈夫か!」
「Kein Problem!(問題ない) そちらこそ無事か?」
伊勢 エリカがメルヒオールの姿を見つけて声をかけてくる。
同じ剣道部なので、お互いをどこかで見たのだろう。
見れば、エリカも、中世ヨーロッパ風の格好をしている。
さらに、周囲を観察したらわりと国際色豊かな軍団が形成されている・・・・・・。
「どうやら・・・・・・我々はナポレオンの時代に迷い込んだようだな」
「そのようだな・・・・・・」
そこまで言ったところで、テオが現状を知らせるための声が響き渡ったのであった。
どーもじんのです
今回は拠点防衛でございます
今回のやることは「尾棹 実理(おたく みり)からの攻撃を防衛して、最終的には実理を仕留めること」です
がんばって拠点を守ってください(もちろん、守るだけに固執しなくてもよいですが)
以下、テオからの説明という名を借りた説明です
長いですが、お目通しをお願いします
※現状
あなたは現実と隔離された世界、中世ヨーロッパの農園風の「拠点」に飛ばされました
ここは尾棹 実理(おたく みり)という女性と神魂の影響によって形成された空間のようです
実理がこの空間に入ってくる者をすべて敵と認識するためか、
どんどん影をかたどった兵士たちが攻撃を仕掛けてきます
攻撃を跳ね返し続ければ、やがて実理本人が現れるとのことで、
実理を倒すことができれば、ゲームクリアです
ちなみに、実理からはまったく生気が感じられませんが
感情的に、かつ、虚無的に全員に戦闘を仕掛けてきます
※尾棹 実理(おたく みり)
<簡単なプロフィール>
二三歳くらいの女性で、重度の引きこもり
いわゆるミリタリー系統のオタクであり
過去に神魂を暴走させたことがあり、
その後、衰弱した状態で部屋で見つかった
彼女について詳細はこちらをご覧ください
読まなくても問題ありません。
※農園風の拠点について
前日まで雨が降っていたのか、地面がぬかるんでいます
周囲は二メートルほどの土塁で固められていて
四方四〇メートルほどの拠点です
道 北
道
道
―――――門―――――
| |
森 | |――| |――| | 森
森 | |兵 | |礼 | | 森
森 | |舎 | |拝 | | 森
森 | |――| |堂 | | 森
森 | ――― | 森
| 井 |
| |
―――――門―――――
道
道
道 南
・内部
建物は二つ
一つは、礼拝堂風の建物。煉瓦でできています。内部には食料や水があります
一つは、兵舎。木製です。ベットと着替えと補給弾薬があります。サーベルが五本余っています
・外部
土塁の前には簡単な空堀があり、深さは一メートルほどです
拠点への入り口(門)は二カ所、南側と北側の両開きの扉です
門の大きさは、土塁より大きく、四メートルほど
あとは井戸が一つです
拠点には、荷車(手で引くタイプ)や、馬が二頭
また、いくつか大きめの石が門のそばに積まれています
・拠点の周囲
東西:「拠点から四〇メートル離れた場所」から森が広がっています
森林までは、特に何もありません 平原に近いです
南側:平原で街道が延びています
北側:街道が延びています 街道の周囲は畑です
拠点から見て低地となります
作物の刈り取りは終わっており、広大な泥地と化しています
※敵軍について
敵は、フランス帝国軍風の格好をしています(影のような人型がその上に軍服を着ています)
進路は、前半は歩兵が南からまっすぐ拠点に突っ込んできますが
後半の推移は、戦局次第で変わっていきます
構成は以下の通りです
戦列歩兵 二〇〇名
マスケット銃による射撃で敵戦力を削ぐことを目的としています
基本的には一列に並んで一斉に前進してきます
騎兵 50名
騎馬の上に乗っている兵士です。その多くは胸甲騎兵です
主な武装はピストル、カービン銃にサーベルです
その胸甲は堅く、簡単な剣の刺突や斬撃は防ぎます
砲兵 10名
砲は三門で、歩兵や騎兵の後方から連射してきます
旗をなびかせているので、彼らが平地などに固まった場合は発見しやすいです
共和暦11年システムを採用しています(イメージは6ポンド砲)
また、玉は基本的に榴弾を使用していますが・・・・・まぁ、当たったら関係ないですよね
??? 30名
最終的に、尾棹 実理の周囲を護衛してくる
ナポレオン風の格好をした尾棹 実理を中心に
「Vive l'Empereur!(皇帝万歳!)」と声をそろえて前進してきます
※PCの装備について
基本的には4つ、お好きな服と装備(セットです)を選択してください
1,英国風(&オランダ風)
赤を基調とした軍服です
ベイカー・ライフルを持っています 装填弾数一発 分単位で2発
基本的に扱いに熟達している人が三発という感じです
ブラウン・ベスを選択することもできます(こちらはマスケット銃になります)
一分で三発~四発といったところです(やや正確性が劣ります)
どちらを選ぶにせよ、射撃にボーナスが入ります
それと小ぶりの槍の穂先が支給されます。銃にくくりつけることができます
射撃の命中に特化した感じです
2,プロイセン風
プロシアンブルーといわれる色を基調とした軍服です(ナポレオン時代は人気があったそうです)
プロイセン・マスケットとよばれる改造銃です
併せて、鋭利な刃物上の銃剣がついており
弾のカートリッジを切りやすくし、発射速度が向上しています
分ごとに 5発といったところでしょう
攻撃と射撃にボーナスがはいりますが、1や3ほど特化して入るわけではありません
白兵、射撃ともにバランスがとれたタイプです
3,ロシア帝国風
黒を基調とした軍服を着ています
ぱりっとした感じのイメージです
銃はマスケットです
分で三発といったところですが、命中率が悪いです
ただし、銃剣の切れ味が鋭く、白兵戦に向いています
また、軍服も白兵戦を意識しており、白兵能力にボーナスが入ります
白兵戦に特化したイメージです
4,そのほか(オーストリア、ライン同盟などを各自参考に)
基本的に、マスケット一丁、ナイフ一本は確定します
一発撃ったら、弾を出して弾込めの必要がありますが
こんなんですと資料URL添付していただければ「その当人の」装備は考慮しますが
全体のバランスを考えて却下することもあります
※時間の流れについて
PCが行動開始するのは午前一〇時からです
▼以下はあくまで敵側の予定ですので、アクションや流れ次第で若干変わります
午前一〇時ごろ、散発的な攻撃が開始されます
一三時になると、本格的攻勢が開始されます
一五時になると、状況を見て一部は撤退するかもしれませんが
一六時前に、敵の大将がやってきます
ご飯や休憩なしでノンストップで動き続けた場合、何らかのペナルティが
課される、もしくはマイナス要素がつけられる可能性があります
※天候について
前日に雨が降っていたという設定で地面がぬかるんでいます
開始時の一〇時以降は晴れとなり、地面が徐々に乾いていきます
※NPC
簡易ヘルプNPCとして シーリ・ハユハが参戦します
<簡単なプロフィール>
寝子校の一年で、フィンランドから来た少女
狩猟の手伝いの中で得た視力と狙撃力が高い
日本に来てから時期がたち、だいぶ日本語がうまくなっている
簡単なお助け程度と考えてください
彼女について詳細はこちらを参考にしてください
読まなくても問題ありません。
※補足の説明など
この世界で死亡した場合、感覚はありますが、現実世界で死ぬことはありません(送還されます)
当たり所がよければ、送還されずに痛いまま戦闘継続の可能性もあります
(例:左手が折れる などは、まだ右手が残っていますし
右足が折れる などは、銃を持って固定砲台ができると判断します)
また、現代機器を使用した通信手段などは一切仕えません
勝ち負けどちらにせよ今後のシナリオの状況に関わることもありますので、がんばって勝ってください
(注)
銃などに関してはあくまでなんちゃってなので、名称はついていますけど、ロールプレイの補助のようなものです
実際のものよりも、ストーリーとシナリオ難易度を優先して設定していますのでご了承ください
※アクションのコツ
どう活躍するかも大事ですが、どう散るかもキャラクターにとっては大事です
意外に、その散り際がどこかで幸運をもたらすのかもしれません(死亡フラグの法則)