this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
72時間耐久! フジコと行く酪農体験アルバイト!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
【2日目:午前中(豚舎清掃)】
榛名は早朝の清々しい空気を肺に目一杯吸い込んで深呼吸。
「早起きは三文の得。さあ今日も気合入れていこう」
先程は変態性が垣間見えたが、普段は物静かな少年の榛名。
そして、彼もまた自らここへ志願した1人である。
「妹の担任たっての願いだし、貴重な体験ができて日銭も稼げて動物と戯れることができる、最高じゃないか。ねぇ、メルさん?」
彼はクラスメートのメルヒオール(以下メル)に同意を促す。
「ああ、榛名君の言うとおり、最高だな」
メルは静かに口元を緩めると、朝焼けが眩しい空を見上げる。
「ほぼ休まず72時間ブッ通しで働き続けるだと? しかも日給1万円だと? フフッ、最高じゃないか! 鍛錬出来る上にお金が貰えるなんて……ここは天国か!?」
メルは歓喜の声を那須高原の空へ向かって上げた。
強くなる事に余念がない男装の彼女にとって、この状況は大歓迎であった。
榛名が分かりやすいドMならば、メルは障害が増えると燃えるゲーマー的なドMである。
「僕にとっては最高の環境だ。フジコ先生は素晴らしい方だ……! それに僕は毎朝4時には起きて早朝から鍛錬しているからな。この程度で音を上げる根性ナシは……ああ、八十八旗君はダウンしていたな。無茶しやがって」
初日で全てを出し切った八十八旗は、ただいまフジコにペロペロ(比喩表現)されていた。
「ペース配分というものがなっとらん。僕が手本を見せてやるか。では行こう、榛名君。君のお仲間が待ちかねているぞ」
「さり気なく僕を豚扱いするあたり、今日もメルさんキレキレだね!」
榛名の変態スイッチは簡単に入るようだ。
奈良橋は今回の強行バイト旅行を前向きに捉えていた。
「良い人生経験にしたいぜ。せっかく普段できない体験をすることが出来るんだから、最大限に活用させてもらおう」
彼女はメル同様、これも鍛錬の一環と捉えていた。
「豚って、本来はきれい好きだって聞いたことがある。だから、きれいに掃除してあげれば、喜ぶんじゃないかな?」
「僕も豚はキレイ好きと聞いたことがあるぞ、奈良橋君。念入りに掃除せねばなるまい」
メルと奈良橋は目的も似ていた為、初日から意気投合し協力し合って作業していた。
「そうか、豚は綺麗好きなのだな、可愛いな」
愛嬌ある豚たちに榛名も興味津々の様子。
「でもちゃんと説明を受けようぜ。俺は、少なくとも豚の飼育については素人でしかない。プロである飼育員の人達の話をよく聞きメモして、基本に則ったお手伝いをするべきだ。慣れれば、別のことを試せるかもしれないけど、今回の体験の時間じゃ、慣れるなんていうのもおこがましい時間しかないんだ。だから、言われたことをしっかりこなすことを最優先にしないとな」
「奈良橋さん、そこまで考えていたなんて、すごい……!」
恵御納は奈良橋の姿勢を見て、自分も見習おうと心に決めた。
作業員から説明を受けた面々は、早速作業を開始。
昨日、鶏舎で行った内容に似通ってたため、それぞれ手際良くこなしていく。
特に2日目は志波たちの士気が高く、疲れている面々をフォローし合っていった。
誰1人サボろうとする気配が見えないので、フジコはちょっとウズウズ。
「力仕事ならまかせっとけーい! 正直疲れがパネェけど体育科の底力☆ 女子の重労働はその分俺ガンバリマス!」
志波、パワフルに新しい干し草を運んでいく。
「豚さん達の為にも、心を込めてお掃除お掃除! あ、でもキレイにしすぎると却ってストレス感じちゃうらしいね、気を付けないと!」
恵御納はブラシで床をゴシゴシ。
「志波先輩、こっちは俺に任せてくれ。多少は身体を鍛えて来ているので、軽い力仕事はお手の物だ。勿論、重労働だから嫌だなんて言うつもりはないけどな」
飼料を抱えた奈良橋が、豚たちに餌を次々に与えていく。
榛名もメルもキビキビと作業をこなし、かなりハイペースで清掃が進んでいく。
ただ、1人を除いては。
「ゴンちゃ……フジコちゃん、おやつに牛乳飲みたいのだバルクールから直接1杯とか貰っちゃダメなのだ?」
「まだ午前中じゃない、後木ちゃん?」
後木は前日の疲れが堪えているようだ。
「にゃう!? 耳に息吹きかけないでなのだ~真央ちゃんサボらないのだ。でもちょっち疲れたのだ……」
いつも元気な後木だが、今回はちょっと特殊のようだ。
「おじぃや叔父貴は漁期は4時半に家を出たのだ真央ちゃんも4時には叩き起こされてお手伝いしたのだ、でもそれよりハードなのだ~」
「後木さんの実家は、漁師だったの?」
友人の恵御納が作業しながら後木に尋ねてみた。
「そうなのだ夏朝ちゃん。半農半漁でうちは漁よりだったのだ、畑はキャベツとか玉葱とか大根だったのだ他にも家で使うちょっとした薬味系はあったのだ、でも畜産初めてなのだたぎるみなぎるなのだ~」
ガバッと立ち上がったあと、すぐにへにゃりとしゃがみ込む後木。
「真央ちゃんやる気はあるのだでもせっかく牧場来たのだから新鮮な牛乳飲みたいのだ~」
要はそういうことらしい。
「分かったわ、でもうちの牧場は乳牛いないのよ。だからお隣の牧場で分けてもらったもので良ければ持ってくるわ」
「やったのだ~! ゴン……フジコちゃん流石なのだ!」
「ただし、飲んだらあたしの犬としてミッチリ働いてもらうわよ♪」
真っ赤な首輪を作業着から取り出しながらドSな笑みを浮かべるフジコ。
後木は「やっべぇ真央ちゃんハメられたのだ……作業的にも首輪的にもダブルなのだ」と呟くがもう遅い。
遠くで、鬼崎がにこやかに手招きしていたのは言うまでも、ない。
恵御納はハッカ油スプレーを二丁拳銃の如く扱いながら、現在オールレンジアタックの真っ最中。
ガン=カタめいた動きは、まさにGスレイヤーと賞賛されるに相応しい。
「昨日より数は少ないけど、(皆を怖がらせて)作業の邪魔をする上に(雑菌だらけなので)動物さん達の害になりうる、君たちGは、『敵』だ……!」
鶏舎から比べてみれば、トイレ周辺のみの生息に限られていたが、彼女は存在そのものを許すわけには行かなかった。
幸い、初日で大活躍したハッカ油スプレーを駆使し、次々に撃退していく。
「雑菌だらけの体で、皆に触れるな……!」
「夏朝ちゃん、意外と攻撃的ィ!」
普段の物静かな恵御納の印象が強いだけに、志波は彼女の無双乱舞っぷりに目を丸くする。
「汚物は……『敵』は……消毒だ……!」
彼女の目は、若干血走っていたという。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
72時間耐久! フジコと行く酪農体験アルバイト!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月02日
参加申し込みの期限
2014年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!