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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
７２時間耐久！ フジコと行く酪農体験アルバイト！
【１日目：午後（プリン製作＆販売）】
午後は回収した採れたて玉子でプリン製作と販売だ。
既にプリンを心待ちにしている観光客が、店先に長蛇の列をなしている。
「鶏舎での作業、大変でしたね……。まあ、これぐらい店経営に比べれば何でもないですし、ここからは私の本領発揮です！」
定食屋の看板娘、鬼崎が俄然張り切る。
米国海軍先任軍曹の如き苛烈な指揮を、彼女は満面の笑みで飛ばしまくっていた。
「調理場は戦場ですよ？ 弘明寺さん、もっと手際良く玉子を割って下さい！」
「や、やってるわよ！」
弘明寺は大量の玉子をひたすら割り続けていた。
「御巫さん、丁寧なのは嬉しいですが、ペースを上げられますか？ プリン液が間に合いません！」
「あ、はい……！ もう少しで出来ます……！」
おっとりな御巫、丁寧な撹拌、裏漉しは地元のパートも目を見張る手さばきだが、一刻を争う事態にちょっと慌ててる模様。
鬼崎自身もペースの遅れている場所を積極的にフォロー。
後ろではプリン製作の工場長が「俺の仕事がねぇっけど……」と遠い目をしていた。
「はい、工場長さんは玉子の攪拌お願いしますね」
「アッハイ」
「アヤメちゃん！ 俺は、俺は？」
レディの役に立ちたい八十八旗に、鬼崎は笑顔で外を指差した。
「待っているお客様がイライラしないように、ハッカ油スプレーの解説でもしてて下さい」
「まさかの戦力外……だと……」
それでも八十八旗は言われるがまま、即席でハッカ油スプレー座談会（ひこにゃんオンステージ）を開催するのであった。
店の軒先で煌く酪農美少年が、ハッカ油スプレー片手に講釈することで、待ち時間へのクレームは激減していった。
「――というわけで！ この俺のような爽やかで人畜無害なハッカ油プレイーだけど、１つだけ注意してくれ！」
八十八旗はドヤ顔で説明しだす。
「分量を間違えたり、或いは直接目に入るような事があれば、その威力は催涙スプレーにも匹敵するそうだよ！ くれぐれもやるなよ？ 絶対にやるなよ！？」
「つまりこういうことね？」
八十八旗の背後には、いつの間にかフジコが立っていた！（本日２回目）
「ゲェーッ！ フジコちゃーん！？」
八十八旗が振り向くと、フジコは彼の顔にハッカ油スプレーを散布！
「ギャー！ 目がぁー！ 目がァァァッ！」
目を抑えて転げ回る八十八旗の姿に、観客は笑いながら危険性を理解した。
フジコは仁王立ちで彼を見下ろす。
「３分だけ待ってあげるわ。その間に復活して、販売員の制服へ40秒で着替えなさい。あたしはグズは嫌いなのよ」
「待って、既に午前中で体力を出し切って……！」
「フジコブレスッ♪」
八十八旗の耳に、フジコのミント臭の息が吹き掛かれた。
そのショックで起き上がった八十八旗は「レディの願いだからね、ハハハ……」とハイライトが消えた目で制服を受け取った。
「工場長のご出陣！ ご出陣！」
「いってらっしゃいませ、工場長！」
「みなさん、あとはよろしくお願いしますね？」
地元のパートたちが声援を送る。
１日工場長と化した鬼崎、自ら店頭に立って販売開始。
「どうです？ 試食もやってますよ」
彼女は笑顔で観光客と文字通り手と手を触れ合い、ろっこんのアシストでプリンを売り捌いていく。
八十八旗も持ち前の爽やかさと社交性が功を奏し、主婦層にウケまくって大盛況！
（使える手札は、全て使わせていただきます。女子高生というブランドに弱いオジ様は私が、無駄に爽やかな八十八旗さんは奥様方の支持は絶大。これは売上が期待できますね）
ちなみにフジコも販売員を手伝っている。
地元の知り合いが多いのか、何人かに挨拶をしているフジコだった。
この日、プリンの売上は富士山牧場過去最高を売り上げた。
それを祝して、夕飯は寿司にフライドチキンにケーキと、完全にパーティになっていた。
「広子さん……、フジコ先生の子供の頃のお話など、聞かせてもらえませんか……？」
御巫が尋ねると、フジコ母、広子がニヤニヤしながら部屋の外へ連れ出す。
連れてこられたのは、書斎。
「あの子のアルバム、みっか？」
広子の問いに、御巫の目が輝いた。
アルバムには、ごく普通の田舎の少年だったフジコの姿が。
小学校３年生の夏休み、ここの手伝いをしている時の写真だ。
「先生の初恋の話とか、ご存知ですか……？」
これに広子は破顔一笑する。
「あれなぁ？ ちっせぇ頃、近所の男友達と裸でプロレスごっこばっかしててよ。そっから男同士に目覚めたんだと」
「つまり、フジコ先生の初恋は、男性……！」
フジコのルーツを御巫は知ってしまった。
「もう、ママンったらやめてよ、もう～」
そして背後にフジコが……！
このあと、御巫は滅茶苦茶フジコブレスされた。
午後は回収した採れたて玉子でプリン製作と販売だ。
既にプリンを心待ちにしている観光客が、店先に長蛇の列をなしている。
「鶏舎での作業、大変でしたね……。まあ、これぐらい店経営に比べれば何でもないですし、ここからは私の本領発揮です！」
定食屋の看板娘、鬼崎が俄然張り切る。
米国海軍先任軍曹の如き苛烈な指揮を、彼女は満面の笑みで飛ばしまくっていた。
「調理場は戦場ですよ？ 弘明寺さん、もっと手際良く玉子を割って下さい！」
「や、やってるわよ！」
弘明寺は大量の玉子をひたすら割り続けていた。
「御巫さん、丁寧なのは嬉しいですが、ペースを上げられますか？ プリン液が間に合いません！」
「あ、はい……！ もう少しで出来ます……！」
おっとりな御巫、丁寧な撹拌、裏漉しは地元のパートも目を見張る手さばきだが、一刻を争う事態にちょっと慌ててる模様。
鬼崎自身もペースの遅れている場所を積極的にフォロー。
後ろではプリン製作の工場長が「俺の仕事がねぇっけど……」と遠い目をしていた。
「はい、工場長さんは玉子の攪拌お願いしますね」
「アッハイ」
「アヤメちゃん！ 俺は、俺は？」
レディの役に立ちたい八十八旗に、鬼崎は笑顔で外を指差した。
「待っているお客様がイライラしないように、ハッカ油スプレーの解説でもしてて下さい」
「まさかの戦力外……だと……」
それでも八十八旗は言われるがまま、即席でハッカ油スプレー座談会（ひこにゃんオンステージ）を開催するのであった。
店の軒先で煌く酪農美少年が、ハッカ油スプレー片手に講釈することで、待ち時間へのクレームは激減していった。
「――というわけで！ この俺のような爽やかで人畜無害なハッカ油プレイーだけど、１つだけ注意してくれ！」
八十八旗はドヤ顔で説明しだす。
「分量を間違えたり、或いは直接目に入るような事があれば、その威力は催涙スプレーにも匹敵するそうだよ！ くれぐれもやるなよ？ 絶対にやるなよ！？」
「つまりこういうことね？」
八十八旗の背後には、いつの間にかフジコが立っていた！（本日２回目）
「ゲェーッ！ フジコちゃーん！？」
八十八旗が振り向くと、フジコは彼の顔にハッカ油スプレーを散布！
「ギャー！ 目がぁー！ 目がァァァッ！」
目を抑えて転げ回る八十八旗の姿に、観客は笑いながら危険性を理解した。
フジコは仁王立ちで彼を見下ろす。
「３分だけ待ってあげるわ。その間に復活して、販売員の制服へ40秒で着替えなさい。あたしはグズは嫌いなのよ」
「待って、既に午前中で体力を出し切って……！」
「フジコブレスッ♪」
八十八旗の耳に、フジコのミント臭の息が吹き掛かれた。
そのショックで起き上がった八十八旗は「レディの願いだからね、ハハハ……」とハイライトが消えた目で制服を受け取った。
「工場長のご出陣！ ご出陣！」
「いってらっしゃいませ、工場長！」
「みなさん、あとはよろしくお願いしますね？」
地元のパートたちが声援を送る。
１日工場長と化した鬼崎、自ら店頭に立って販売開始。
「どうです？ 試食もやってますよ」
彼女は笑顔で観光客と文字通り手と手を触れ合い、ろっこんのアシストでプリンを売り捌いていく。
八十八旗も持ち前の爽やかさと社交性が功を奏し、主婦層にウケまくって大盛況！
（使える手札は、全て使わせていただきます。女子高生というブランドに弱いオジ様は私が、無駄に爽やかな八十八旗さんは奥様方の支持は絶大。これは売上が期待できますね）
ちなみにフジコも販売員を手伝っている。
地元の知り合いが多いのか、何人かに挨拶をしているフジコだった。
この日、プリンの売上は富士山牧場過去最高を売り上げた。
それを祝して、夕飯は寿司にフライドチキンにケーキと、完全にパーティになっていた。
「広子さん……、フジコ先生の子供の頃のお話など、聞かせてもらえませんか……？」
御巫が尋ねると、フジコ母、広子がニヤニヤしながら部屋の外へ連れ出す。
連れてこられたのは、書斎。
「あの子のアルバム、みっか？」
広子の問いに、御巫の目が輝いた。
アルバムには、ごく普通の田舎の少年だったフジコの姿が。
小学校３年生の夏休み、ここの手伝いをしている時の写真だ。
「先生の初恋の話とか、ご存知ですか……？」
これに広子は破顔一笑する。
「あれなぁ？ ちっせぇ頃、近所の男友達と裸でプロレスごっこばっかしててよ。そっから男同士に目覚めたんだと」
「つまり、フジコ先生の初恋は、男性……！」
フジコのルーツを御巫は知ってしまった。
「もう、ママンったらやめてよ、もう～」
そして背後にフジコが……！
このあと、御巫は滅茶苦茶フジコブレスされた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年06月02日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年06月09日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年06月09日 11時00分
