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私を野球に連れてって!
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8月の暑い盛り、寝子電スタジアムの周囲は異様な熱気に包まれていた。島中のスポーツ好きが待ちに待った年に一度のお祭り、またたびドルフィンズ主催のプロ野球公式戦の日が、ようやくやってきたのだ。
試合は午後2時開始。時刻はまだ正午を回ったばかり。だが、スタジアム周辺にはすでに贔屓選手のユニフォームを着た親子連れや友人・カップルらしき集団が見える。
恵御納 夏朝
は、人ごみをかき分けるようにしてスタジアム入口にたどり着く。
「野球の試合って、こんなに人が集まるんだ……」
夏朝は普段プロ野球を見ることはない。だが、たまたま球場での飲食物の売り子のバイト募集を見つけ、好奇心半分で応募してみたのだった。
「球場って思ったよりずっと広いんだな……。警備員さん、バイトスタッフの集合場所には、どうやって行けばいいですか?」
「売り子のバイトかい? 階段を2階まで上がって、右手のスタッフルームに行けばいいよ」
夏朝は恰幅のいい警備員に礼を言うと、スタッフルームに向かう。スタジアムの中は広く、入り組んでいる。スタジアムのスタッフにいちいち道を聞かないと迷ってしまいそうだ。
「失礼しまーす……」
ようやく見つかった集合場所のドアを開くと、軽く20人は行きそうな先客がいた。やはり、規模の大きいイベントは人手が必要なのだな、と夏朝は思う。
12時半にはバイトを集めての打ち合わせが始まる。部屋の隅っこでおとなしく待っていよう、と静かに部屋に入った時だった。
「あれ、君も寝子高の一年生だよね。顔に見覚えあるぜ」
大きながらがら声が聞こえてきた。ふりむくと、がっしりした体格とウルフカットの少年と、糸目と眼鏡が特徴的な少年がいた。
いきなり話しかけられて、夏朝は戸惑う。観客に知り合いがいるかも、とは思っていたが、バイトスタッフにも寝子高生がいる可能性については、不覚にも抜け落ちていた。ひとまず、夏朝は問いに答えることにする。
「はい、そうです……」
「寝子高生も案外バイトに来てるねぇ。実はね、僕たちもさっきここの部屋で知り合って、話してたのさ」
眼鏡の少年が言う。二人とも気さくでいい人そうだ。夏朝は少し警戒心を解く。
「俺、
山田 勘三郎
って言うんだ。君は?」
豪快な印象の方の少年が自己紹介する。
「僕は、
恵御納 夏朝
。お二人とも、売り子のバイトですか?」
「いや、オレの方は着ぐるみの中の人をやりに来たよ。あ、オレは
呉井 陽太
、芸術科の2年生さ」
「わあ、今の季節の着ぐるみは暑そうですね……頑張ってください」
「でも、なかなかできない体験だからねぇ。お互い頑張ろう」
「ところで、恵御納は野球好きなのか?」
勘三郎の問いかけに、夏朝は首を振る。
「ううん、僕はそれほど詳しくない……」
「そっか、そりゃいいことだ」
勘三郎が意外な返答をしたので、陽太は不思議な顔をして聞く。
「どういうことだい?」
「俺は、いつもは野球に興味ないってことにしてるんですよ。俺んちはじいちゃんとオヤジが筋金入りのドルフィンズファン、母ちゃんと妹がタイタンズのイケメン選手のファンでさ。試合のたびにすさまじい応援戦争になるんでね。売り子のバイトなら、家を離れて生の試合を楽しめると思ってさ!」
「なるほどね……」
陽太と夏朝は口を揃えて納得する。
ここで、スタジアムのスタッフが部屋に入ってきた。
「では、バイトスタッフのみなさんは打ち合わせに入ります。飲食物の売り子はここに残って、アミューズメントスタッフは場所を移動してください!」
会話は中断だ。
「じゃ、またね。着ぐるみ、楽しみだなぁ」
陽太は夏朝と勘三郎に向かって手を振って部屋を出ていった。
「じゃ、呉井くんにはこれを着てもらおうかな」
「これ、ですか……」
「不満かい?」
「いえ、そんなことはないんですが」
アミューズメントスタッフの控え室。陽太は、着ぐるみパフォーマンスの責任者らしい中年男性の指示を受けていた。
「メインマスコットのドルくんとフィンちゃんには、ベテランを入れないといけないしね。でも、イクチーだって人気のマスコットだよ?」
「いえ、仕事だからもちろん頑張りますよ、でも……」
ドルフィンズ公式マスコット、ドルくんはイルカをデフォルメした灰色のキャラクター、フィンちゃんも同様にイルカがモデルのピンク色のキャラクターだ。フィンちゃんは女の子なので、まつげが長くリボンを頭につけている。愛らしい見た目で婦女子の人気は高い。一方、最近になって追加されたマスコット、イクチーは恐竜時代のイルカに似た動物、「イクチオサウルス」をモデルにしているのだが―――
「どうでもいいんですけど、可愛くないですね……」
「いや、そうでもないぞ。最近の『キモかわいい』のブームにのってグッズの売り上げも好調だ」
「それ、あんまり褒めてないと思います……」
体の形はイルカに似ているのだが、ぎょろりとした大きな目とワニのようなギザギザの歯は、可愛いとはいいがたい。
「試合中のパフォーマンスでは、三枚目の役割をやってもらう。大事な役だ、頼むよ」
「そうですね、観客の皆さんに楽しんでもらえるよう、頑張ります!」
〈ドルフィンズ対タイタンズ、試合開始まであと1時間。〉
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月01日
参加申し込みの期限
2014年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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