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寝子島高校
私を野球に連れてって!
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天気は快晴だったが、
城山 水樹
の気分は最悪だった。本来なら、大好きな恋人と一緒に野球観戦デートをするはずだったのに……。
昨晩、一緒にホテルに泊まったところまでは順調だった。それなのに―――
「寝言で他の女の名前出すなんて、どういうことよ!」
そう、情事の後の彼の寝言をきっかけに喧嘩をしてしまい、そのまま別れてしまったのだ。むしゃくしゃする気分を抑えられず、一旦家に帰り、もう一度シャワーを浴びてあの男に抱かれた痕跡を消したあと、野球のチケットの存在に気づいたのだった。
こうなったら、元彼が好きだったドルフィンズがボロ負けするところをみてストレスを発散してやる! という屈折した目的のもと、彼女はパステル基調のワンピースとウェッジサンダル、サマーハットという夏らしい装いで球場を訪れたのだった。だが―――
「あちゃー、内野指定席だったんだ」
そう、周囲にはドルフィンズのキャップやユニフォームを身につけたファンばかりだったのだ。
「ま、いいわ。声を張り上げて応援したりなんてこと、するつもりないし」
チケットに指定された番号の席に、水樹は腰を下ろす。その時だった。
「あの……貴女もひとりで来られたんですか?」
右隣に座っていた少女に声をかけられた。無言で頷くと、彼女は心底ホッとしたような表情をする。
「良かったぁ! 私もひとりで来てたんですけど、なんだか周りが友達同士とかカップルばっかりで、心細かったんです」
「そうなの……貴女、高校生?」
「はい、寝子高1年生の、
普堂 しおり
です!」
「あら、私も寝子高OGよ。
城山 水樹
、よろしくね」
人懐こそうなしおりの印象に、水樹の気分は少々持ち直す。
「野球観戦には慣れてるの?」
水樹はしおりの出で立ちを見て言う。チケットホルダーやデジカメ、オペラグラス、折りたたみクッションシートなど、持ち物からはやたら球場慣れしている印象を受ける。
「いえ、今回が初めてです……だからネットで色々調べてきました!」
「用意周到ね」
水樹はしおりの答えを聞いて微笑んだ。最悪な気分でここに来たけど、良い子と知り合えて良かった―――
「ドルフィンズ、かわいそうなくらい弱いですけど、精一杯応援しましょうね! ファンの声援、きっと選手に届きますよ!」
「え、ええ、そうね……」
水樹は内心を押し隠しながら、笑い返した。
「お、もうすぐ試合開始ですね! 始球式が始まりますよ」
「始球式? 有名人でもくるのかしら」
「いえ、今日は島民から希望者を募って、抽選で決めたんですって。ほら、あの子ですよ、始球式やるのは」
「大入り満員の観客の前で始球式。さすがに緊張するね」
八神 修
はそう言いながらも、落ち着いた様子でマウンドに向かった。抽選であたってから、入念に練習してきたからこその余裕だ。頭上は抜けるような青空。気分は最高だ。あとはど真ん中にストレートを投げ込むだけ―――のはずだった。
ベンチから現れた影に、スタジアムがどよめいた。
「なんだ、あれは……」
修もつぶやく。本来、ドルフィンズのキャッチャーがいるべき位置にいたのは―――
場内アナウンスが響き渡る。
「本日始球式を務めますのは、寝子島高校1年、
八神 修
くん。キャッチャーには、寝子島観光大使、
寝子 サンマ
さんが入ります……」
「いやいや、バッターならともかく、サンマさんにキャッチャーは無理でしょ! ていうか聞いてない!」
修の心の中の突っ込みには構わず、サンマさんはミットを構える。
「常に直立してるし、上向いてるし……一番キャッチャーには向いてないと思うんだが……。大体、観客どころか俺までサプライズさせてどうするの!」
ま、いいか。修はここで突っ込みをやめた。突っ込みどころが多すぎてもう突っ込めない、という判断だった。
「キャッチャーミットから少しでも外れたら即ワイルドピッチ……なんで俺がこんなプレッシャーかけられないといけないんだか。まあいい、決めればいい!」
修は大きく振りかぶると、渾身の力を込めて腕を振り抜く。修の右手から放たれた直球は、ほぼ完璧なコントロールでミットに収まった。
修に向けられた球場全体の拍手とともに、プレイボールが告げられた。
〈ドルフィンズ対タイタンズ、試合開始〉
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月01日
参加申し込みの期限
2014年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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