this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
私を野球に連れてって!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
「真昼間からビール片手に野球観戦、最高さね!」
宇佐見 満月
は上機嫌だった。普段切り盛りしているお好み焼き屋「うさぎ屋」は、今日は弟と姪っ子に任せ、寝子電スタジアムに来ている。
「今日のドルフィンズ先発は期待の若手エース、馬場! 今日の試合はもらったね!」
「そうは行きませんよ」
右隣から聞こえた声に、満月は振り向く。隣の席には、黒髪のかなり小柄な青年が座っていた。
「お、あんたはタイタンズファンかい?」
「僕、強いほうが好きなんです! だからタイタンズを応援するですよ!」
「ほーう。でも、防御率2点台のエース馬場を打ち崩せるかな?」
「タイタンズなら余裕ですよ! 一番バッターの石川は馬場と相性がいいんです。ここは先頭打者ホームランです! この
北 玄
のカンは馬鹿にできませんよ!」
ふたりが会話しているうちに、ドルフィンズ・馬場とタイタンズ・石川の対戦はフルカウントになっている。
「お、直球勝負で三振! スカッとするねぇ!」
「ま、まだ勝負はこれからです!」
「この調子で完封してくれよ! 馬場!」
満月が声援を送ったとき、今度は左隣から声が聞こえた。
「姉さん、威勢のいい応援してるね」
声の主の方を見た瞬間、満月の顔は朱に染まる。隣の人、イケメンじゃあないかい!
満月は開いていた膝をすぐさま閉じた。
「え、はい……昔からドルフィンズの大ファンだったんです……」
「貴女、口調が完全に変わってますよ」
玄の突っ込みは無視される。
「貴方も、ドルフィンズファンなんですか?」
「いや、カ・リーグならドルフィンズだが、本命球団はリーグが違うんだ。普段は島の外で仕事してるんだが、今日は特別でね」
「そうなんですね……お仕事は何を?」
「競輪選手だ」
「スポーツ選手だったんですか! 道理で精悍なわけです……お名前、検索したら出るかしら?」
「
志波 高久
っていうんだけど、そんなに有名じゃないさ」
グラウンドでは、馬場が一番、二番打者を無難に抑え、三番香川との対戦に移っていた。初球、低めの変化球に香川は体勢を崩され、打球はフラフラと三塁方向へあがる。
「お、サードフライでチェンジだね。その調子その調子」
ところが―――ドルフィンズの三塁・熊谷は打球を追ううちに足をもつれさせ、ボールをこぼしてしまった。棚ぼたで出塁するタイタンズ・香川。
「こらー! 何をチンタラしとるかー!」
あまりに情けないプレーに怒りをあらわにする満月。
「ドルフィンズは若手が多いから、どうもこういうプレーが多くなるなあ」
高久の言葉に、満月はすぐさま我に返る。
「そ、そうですね……。でも、選手にはぜひ、悔しさをバネに成長を……」
「分かりやすい人ですね……」
玄は隣でため息をついた。
そのころ、同じ内野席にて。
篠崎 響也
も、他の観客と同じように臨場感を楽しみながら試合を見守っていた。初回、エラーにより出塁を許してしまったドルフィンズ。エース馬場は好投手だが、味方エラーに泣かされる展開が多いこともあって、立ち上がりのピンチは重要な場面になってくる。
試合に集中したい響也だったが―――。
「う~ん、勝負弱いドルフィンズのヘタレ具合がたまらない……しかし、あの馬場ってピッチャーはイケメンだね~。線が細いから誘い受けかな?」
隣席の少女のはしゃぎ方が、球場にふさわしいそれではない気がしてどうも集中できないのであった。
「バッテリーの絆とか、BLの宝庫……頭脳派キャッチャーの犬飼はきっと鬼畜眼鏡キャラだよね! ん? キャッチャーのことをよく女房役っていうけど、もしかしてそういうこと? これって大発見だね、メモメモ」
「あの……」
響也は声をかけるが、少女は妄想に夢中である。
「ファースト鳥羽は軟派なチャラ系かな。この三人の三角関係……う~ん、でも薄い本出すにはまだ平凡かなぁ……」
「あの、失礼……」
「いや、この
響 タルト
の妄想力は無限! ドルフィンズの蘇我監督も、よく見たら渋くていい男……これにタイタンズ選手のライバル関係が加わって、と。おお、これだけキャラが揃えば薄い本も出せる!?」
「もしもし!」
肩を揺さぶられ、タルトはようやく響也の存在に気づいた。
「あれ、どうしました?」
「あの、妄想は自由なんだけど、声に出されると……ちょっと、グラウンドに集中できないんだが……」
「あ、ごめんなさい……」
頭をかいて舌を出すタルト。響也の方も、このくらいのことで事を荒立てるつもりはない。
「いや、わかればいいんだけどね」
響也が答えたその時だった。
「あれ、その声は……」
前列の座席から、響也とタルトの方へ振り向いた少女がいた。
「タルトさんじゃないですか!」
「あ、しおりさんも見に来てたんだ!」
「あら、お友達だったの?」
しおりの隣の若い女性が口を開く。
「俺は無料招待券をもらって来たんだが、もしかしたら招待券は席が近くに固まってるのかも」
響也の推測に、タルトは元気よく言葉を続けた。
「せっかくだから、みんなで話しながら楽しみましょうよ! 貴方も寝子高生でしょ?」
「うん、―――そうだね」
響也はうなずく。席が隣同士になるのも何かの縁だ。皆で楽しめるならそれに越したことはないだろう。
球場に歓声が響いた。馬場投手はタイタンズの四番、助っ人メジャーリーガーのテネシーを空振り三振に打ち取り、初回を無失点に抑えたのだった。
〈一回表終了 ドルフィンズ0-0タイタンズ〉
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
私を野球に連れてって!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月01日
参加申し込みの期限
2014年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!