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あつくてあつくて
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◆
星ヶ丘寮のとある一部屋、いや、一軒と言うべきだろうか。
このどうしようもなく暑い真夏日に、引っ越し作業で大わらわ。
せわしなく駆けまわる使用人達の間で、我関せずと寮の中を見ているのは、
久良木 優菜
。
滅多なことで屋敷から出ないスーパー引きこもり令嬢だったのだが、本人の知らないうちに夏休み明けから寝子高に通うことが決まっていた。
今日はその為のお引越しである。
「思ったよりもいいところですね」
ひと通り見て回って、優菜は素直な感想を漏らした。ただし――
「クーラーさえ壊れていなければ、ですけど!」
そう。何ということか、よりによってクーラーが壊れていたのである!
「暑い、暑い、あつーい! 使用人さん! 早く修理業者呼んでください!」
室内はまるで蒸し焼き機のようだし、当然屋外も暑い。
脱ひきこもりでわくわくどきどきしていたが、これではそれどころではない。
「なにか涼しくなるものはないんですか。……あら?」
ふと、とあるチラシの文面に優菜の目が留まった。
「……かき氷?」
でかでか記された、「かき氷」の文字。その意味するところが、優菜にはさっぱりで。
とりあえず、氷を使った何かだということだけはわかる。
(冷房の代わりかしら?)
ので、とりあえず頼んでみることにした。暑さがしのげるなら、このさいなんでもいい。
「出前……ってやつなんですね。ええと……」
お嬢様、人生初の出前。
待つことしばし。
やって来たのは、ラフなライダースーツに妙なバイクの女性――
矢萩 秋
だった。
「早くかき氷とやらをください。あつくてあつくてたまりません!」
優菜の口ぶりに、秋は何かを察した様子。
「おっ? お嬢ちゃん、かき氷は初めてかい?」
「はい。冷房の代わりか何かじゃないんですか?」
首をかしげる彼女に、「そりゃ、僥倖!」と秋は大笑。
「この際、夏の甘味の魅力を存分に味わうといいさ」
甘味? とまた優菜が首をかしげる間に、秋のバイクは屋台へ文字通り"変形"した。
初めて見る光景に、目を丸くして驚く優菜。彼女の目の前で、取り出されたブロックの氷があっという間に削られて雪の様に姿を変える。
最後にシロップをかけて――
「さぁ、食べな!」
「えっ、食べるんですか!? 氷にシロップを掛けただけなのに……」
信じられないものを見るような表情を浮かべる優菜。氷にシロップをかけただけ、とてもではないが食べ物のようには思えない。
目の前のかき氷と、さあさどうぞお嬢ちゃんと笑顔の秋の間でしばし視線を往復させる。
そして、とうとう意を決して、一口。
シャリシャリとした冷たい食感とシロップの甘みが、舌の上でサッと溶けて広がっていく。
まず表情が驚きに、そして次に、笑顔に。
「――美味しいです!?」
さっきまでの躊躇はどこへやら、あっという間に平らげる。
「気に入ってくれたみたいだね?」
「はい! こんなに美味しいなんて……他にも味はあるんですか!?」
「勿論あるよ。全種類網羅してるのが、売りの一つだからね!」
「ぜひ色んな味のをください!」
打って変わっての食いつきっぷりに、秋はニッと笑ってみせる。
「毎度あり♪ でも、お腹こわさないように気をつけてね」
心ゆくまでかき氷を堪能し、存分に涼を取った後。
「私の部屋の荷物整理手伝ってもらえませんか?」
わりととんでもないお願いである。矢萩秋は和菓子屋だ。まだ彼女の中では「かき氷のお姉さん」くらいの認識かも知れないが。
いずれにせよ、引越し屋でもなければ何でも屋でもない。
「報酬も差し上げますから!」
そういう問題でもない。
――はずなのだが。
「引っ越し? いいよ、お姉さんが手伝ってあげよう!」
秋はそこで乗っかるタイプだった! それでいいのか和菓子屋!
というわけで、部屋に案内された秋を、たくさんのロリータ服とお人形が出迎えた。
「おお、これはすごいねー」
「かわいいしょう?」
どこか得意げな表情で見せびらかす優菜。実際、とても可愛らしいお部屋である。耐性の無い人間を放り込んだら漏れ無くKOできそう。
ふと、優菜はとある服を見つめだした。
「どしたの?」
「……この服着たくなってきました」
唐突に脱いだ。
「えっ?」
流石の秋もこれには驚く。が、優菜はごくごく当たり前といった表情で、
「何かおかしいですか? 着たくなった時が着時ですよ」
などとのたまいおる。図太い。
「そうだ、秋さんも着てみましょうよ」
手近なところにあった服を一着手にとって、ずずいと秋に差し出す。
「私も?」
「きっと似合いますよ!」
「いやー、そこまで言われちゃったら着ないわけにはいかないなー!」
この和菓子屋、ノリノリである。
そして始める着せ替えっこ。引っ越しの手伝いとは何だったのか。
着せ替え姿をスマホで撮ったりしていると、優菜がふととある写真に気がついた。
「あら、この写真は何でしょう?」
「この写真はね、私の妹のだよ!」
「へぇ、秋さんの妹様なのね! とっても可愛いじゃないですか!」
まるでアイドルみたい、と優菜がこぼすと秋はまるで自分のことのように喜んで、
「でしょー! 姉思いのいい子でね――」
そして始まる妹自慢。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月29日
参加申し込みの期限
2014年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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