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朝顔の咲くころ
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◇おひさま色の果実
水平線から太陽が顔を出し、島全体をオレンジ色に照らしはじめたころ。
まだ部屋に光も射しこんでいないのに、
燕城寺 智慧
はひとりでに目をさました。
目覚ましに頼らなくても起きられるのは、規則正しい生活の賜物でもある。
加えて、この日の彼女には、早起きせずにはいられない嬉しい理由があった。
「今日ぐらいには、実っているでしょうか」
ジャージに着替え、猫鳴館の門をくぐり抜ける。
猫鳴館からさらに山奥へ分け入ること数分、智慧の目の前に茶色の畝がひらけた。
慣れた動作で手桶に水を汲み、根に水をやりながら作物の様子を見てまわる。
そう、ここは智慧が自給自足のためにと開拓した、智慧の家庭菜園だ。
水が染みこむのを確かめながら、はじめの頃の苦労を振り返る。
「思えばはじめの頃は、甘く見積もっていましたね。木がなく開けていて、楽に自分の菜園が持てると思ったのですが……」
軍手をはめた手で雑草を根っこから掘りおこす。
彼女が身をもって体験したことだが、手入れのされていない土地は水はけも悪く、作物が枯れないようにするだけでも相当な労力がかかった。
農家の人に農具の扱いを教わり、半月以上かけて苗を植え、毎日欠かさず菜園に手を入れてきた。
その成果がいま、智慧の目の前にある。
「やっと……きれいな赤になりましたね」
最初から最後まで彼女が育てた、はじめての収穫物が実っていた。
畝を踏みつぶさないよう気をつけながら、小ぶりなトマトを幹からハサミで切り離す。
手のひらに乗ったトマトは若干青い部分も残しているが、良家で育った智慧にも食欲を起こさせる、果実のような赤色をしていた。
この日、他にも夏野菜のなすやきゅうりの何本かが食べごろになっていた。
鳥につつかれる前に、ていねいに刈り取りカゴへと収める。
「本当は玉ねぎやトウモロコシ、にんじんもあると食卓が潤うのですが……」
秋の作物を植えることも考えると、もう少し耕地を広げたほうがいいだろうか。
――それにしても。
「不思議なものですね。小さい頃は食卓に並んだ野菜しか知らなかったのに、こうして野菜を自分の手で作ることになるなんて」
人生は思った通りにはいかないものだが、そこからつながる縁もある。
「これはこれで、趣深いものですね」
入学時よりも日焼けした腕で前髪をかきあげる。
太陽の光を受けて光った汗が、ほほえむ智慧の口元をつたった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月22日
参加申し込みの期限
2014年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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