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サッカー部3 <枕蹴り>
「みんな頑張ってるなー」
練習を見守る
緑野 毬藻仔
の目は輝きを増していくと共に、マネージャーとしてさらに彼らのためにできることがないかと考えている。
(まだサッカーのことあまり詳しくないから審判できないんだよなぁ……勉強しないと)
怪我の手当てや記録付け以外にももっともっと自分にできることを増やそう。そう誓うのだった。
この後も1年生によるオフェンスVSディフェンスの戦いは続き、デザートをめぐる激しい争いは続く。結局どっちが何点入れたのかよく分からなくなるころに、太陽が山間へと沈んでいき、この日の練習は終わりを告げるのだった。ちなみに太陽が沈みきる前に帰らないとえらいことになる。照明と呼べるものがほとんどないため、帰り道を間違えてしまいかねないからだ。
場面は変わって大浴場。オンボロ旅館のためシャワーといったハイソなものはなく、蛇口からお湯をジャージャー出してゲシゲシ洗うしかない。洗い場の数も少ないので、交代で体を流し、タイルのはげ落ちた湯へと浸かる。
「う、いってぇ」
工藤 耀
が悲痛な声をあげる。怪我をしたわけではない。日焼けで湯の熱がしみるのだ。
「はは、すげー焼け具合だな耀。ただでさえ地黒だからもうサッカーの本場南米並みだな」
六月一日宮 檸檬
がゆっくり湯に入ろうとしている耀に湯を掛ける。
「ぐわ、このやろ! そういう檸檬も焼けまくりじゃねぇか、くらえ」
「うわ、あっつ、いたっ!」
「全くどこでもかしこでも勝負を始めちまうんだもんなー」
お湯をまき散らす彼らのおふざけを見ながら
志田 朝陽
。
「まったくオフェンス組は野蛮なことで……」
ゆったり肩まで湯に浸かり、ホッと一息。
「はー疲れが抜けていくようだぜ」
ボロくはあるが、それがまた風情をかもしていていい。雰囲気を存分に楽しみながら、今日一日の疲れを癒していく。
「ま、たまにはこういう庶民的な風呂も悪くないな」
八十八旗 信彦
も足をめいっぱい伸ばして湯に身をあずける。
「サウナもあれば最高なのになー」
「シャワーもないのにサウナとか、あるわけないっしょ。でも牛乳は飲みてーな」
と、朝陽。
「そいやサウナの本場といったらフィンランド。キミスケのホームだね」
鎌八 まもる
が、フィンランドを母に持つ
汐崎 キミ
に尋ねた。
「ん、ああ、そうダネ」
「家にフツーにあったりするの」
「ないヨ、なイなイ」
じーっとキミを見つめるまもる
「ん、何ヨ、カマヤツ」
「そういえば外国の人のって大きいって聞くけど」
「えっ、ナニが?」
「そう、ナニが」
まもるの視線が湯の方へと移ろう。
「キミスケ、ちょっと見せろよ」
「え? エ!?」
「あさひも手伝え」
「おう」
ぎょへーという悲鳴が、毬藻仔の女風呂まで飛び込んでくる。
「いいから大人しく見せろよ!」
「そっち、足ちゃんと持って!」
「た、タすケてー!!」
「もう、何やってんだかぁ」
頬を赤らめ、鼻の下まで湯に浸かる毬藻仔。唯一の女性客なので女風呂は独占だ。筒抜けの男風呂のやかましさに閉口しながらも、ちょっと安心した気持ちでもある。ひとりで大きな風呂に入るのはちょっと心細かったからだ。
(それに男風呂が静か過ぎたら、みんなで覗きしてるんじゃないかと怪しく思えてくるし)
とにもかくにも、サッカー部員が騒がしい連中でよかったと心底思う。
「こら逃げるな!」
「アイタィ!」
「おーナイスシュート!」
「備品とか壊さないといいけど……」
たまに常識を逸脱する彼らに、マネージャーとしてどう対処していくべきか。多少彼らの教育係もしないといけないな、と思うのだった。
風呂から出ると、今度は夕食。競走上位順に好きなだけご飯やおかずを取り、下位の部員はわびしい夕食に。デザートに至っては、下位10人くらいは一つを分け合うといった有様。これが部員達のやる気を奪うかといえばそうでもない。みんなでワイワイ騒ぎながら、明日に向けての英気を養う。
寝床の広間に行き、荷物を整理。少人数で切り盛りされているこのオンボロ旅館に、勝手に布団を準備してくれるといったサービスはない。部員がそれぞれ押し入れから布団を取り出し、思い思いの場所へ敷いていく。
「ン?」
風呂で散々な目に遭ったキミが信彦の奇妙な行動に首を傾げる。
「ドウした? 窓閉めて……冷房ナイよアツいヨ……?」
さらには障子や襖まで外し、押し入れの中へ。
「皆さんまさか、今日の活動が全て終わったと思ってませんよね?」
育ちの良さがうかがえる白い歯を光らせ信彦、宣言する。
「ここからが合宿の醍醐味! 枕蹴りのスタート!」
足元の枕を足先ですくいあげると器用に3回ほどリフティング、
「あべしっ!」
布団で丸くなりうとうとしていた朝陽の顔面へ。
「八十八旗ィー!」
「寝てばかりじゃサッカーも恋愛も大成しませんよ?」
「お前こそーサッカーしろよ! いつもいつも女の子の話ばっかでー!」
身軽に起き上がると、顔面直撃した枕を信彦の腹めがけて強く蹴る。
「甘いよ!」
布団をシールド代わりにして反撃を防ぐ。
「このやろー!」
信彦と朝陽の衝突をきっかけにして、夜の枕蹴り開戦。
外へ涼みに行っていた耀と檸檬。広間の惨状に絶句する。
「ったく……子どもかっての」
「いつの間にか始まってるし!?」
2人の顔にぽふっぽふっ。枕が直撃する。
「チャラ彦ぉー……いきなり元気になってんじゃねー!」
檸檬が逃げる信彦を追いかける。
「あんたらって人達はぁぁ!」
耀も参戦。
「カマヤツ覚悟ぉ!」
浮かした枕をキミがまもる目がけて強く蹴る。
「彼女持ちに負けてたまるか!」
キーパーのまもる、胸で枕を受けるとそのまま蹴り返す。
「オレも彼女ほしーよシューット!」
「おワ、いい蹴りネ!」
「おらおら朝までいくぜー」
男子の部屋がうるさい。というか、旅館全体が揺れている。
「どうぜ枕投げとかしてるんだろうな……」
夜更かししては明日の練習に響いてしまう。毬藻仔はマネージャーとして、男子の騒がしさを注意することにした。
枕蹴り大会は白熱している。
「日本の伝統、枕蹴り、楽しいネ!」
せっかく浴場で流した汗がまたじんわり。キミが小休止としばらく枕蹴りを観戦していると、
「キミ、隙あり!」
朝陽の枕が顔面めがけて飛んでくる。
「アブなイ!?」
姿勢を落として回避する。
避けた枕は宙を舞い、広間の外へ。
「みんなー明日も早いんだからそろそ……」
ガッ。
毬藻仔の顔から枕がずるっと落ちる。
「やば……」
静まる広間。
「……やったなーっ!」
枕をわしづかみにして朝陽へ投げつける。
「うわ、ハンドハンド!」
「私はサッカーのルールを知らなぁぃ!」
マネージャーも参戦。
(やっぱこいつらとプレーするのが一番楽しいんだよな)
布団で枕を防ぎつつ耀は思う。
(楽しけりゃ、勝手に強くなる!)
「サッカーの練習で消耗している諸君らに、これに備えて練習量を抑えていた俺が負けるはずないじゃないか!」
爽やかな笑顔の信彦、切れのある動きで誰よりも枕を仲間たちにぶつけていく。わりと全力で。まだまだ体力はあり余っていた。
(絶対にこのメンバーでインターハイネ!)
キミは決意を新たにする。そのためにもまだまだ自分はこれからさらに力を付けねばいけない。明日からの練習もさらに楽しみになった。
この後顧問に見つかりがっつり搾り取られ、3時間くらい正座をさせられるのだが、このときの彼らは全く知る由もない。とにかく今という時間をみんなでめいっぱい楽しむのだった。
寝子島高校サッカー部の強さの秘訣その3。仲間と楽しくサッカーする、これが一番。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
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