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寝子島高校
サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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サッカー部2 <デザートを忘れかけた戦い>
寝子島高校サッカー部の強さの秘訣その2。個々の長所を活かし、短所を補うチームプレーを尊重し、個々の方針に任せた課題作りと活動を推奨する、自由で遊び心のある理念。
合宿所からさらに山道を歩いて30分のただただ広いだけの練習場。山の中ほどにあるため、海抜数メートルの寝子島に比べて空気は薄い。日差しは強く、湿っている気候で、部員全員による基礎トレが一通り終わるころには、汗は止まらずユニフォームがびっしょりになる。
全体練習の後は個々に委ねた練習。それぞれが持っている課題をどのように克服していくか、先輩や同輩たちのアドバイスを聞き入れつつメニューを組んでいく。
工藤 耀
にとっての課題は、固定概念のリセットだ。
(高校に上がって自分の能力を嫌というほど痛感した)
もっとすぐに活躍できると思った。しかし、寝子高サッカーチームは耀の想像していた以上に強く、絆が固かった。この強い団結力の一員になれることは喜ばしいことだったが、同時に悔しさや焦りもあった。これまでの小手先のテクニックだけでは通用しない。
(絶対に強くなる)
シンプルな決心。部員中だれよりもそれを望んでいる。
(基礎練習は誰でもやってることなんだ)
志田 朝陽
もまた課題を抱えていた。
(もう1つ先のことをやらないと、俺みたいな脳筋は成長できない)
何かに追われる、もしくは抜き去られていくような焦燥感。最近スポーツ絡みのイベントで負け続けていることも、朝陽の前のめりな気持ちを加速させる。パワータイプのゴリ押しを卒業する必要があった。
(ソロでやってても埒が明かないな。人間相手にテクニックを磨いていかないと……)
と思っていた矢先、ボロボロのゴールネットのほうが騒がしくなる。
鎌八 まもる
と
六月一日宮 檸檬
が何やら始めようとしていた。
「晩のデザートかけてもいいぜ」
「言ったなー鎌八。その言葉後悔させてやるぜ」
「寝子島ゴールキーパー世界チャンピオン、
鎌八 まもる
が全シュート止めてデザート総取りだぜー」
「やるからには負けねーからな」
2人のシュート対決が始まろうとしている。そこへ、
「なんか面白いことやってんなー。俺もディフェンスで混ぜてくれよ!」
ディフェンダーの朝陽も参戦。
(デザートもそうだけど……自分のテク上げるのに格好の練習だ!)
さらにさらに、
「ミッドフィルダーも入れさせてもらうかな」
耀もやって来る。パスとシュートの的確な使い分け、広い視野を持つために。
「同じク、ミッドフィルダー、俺もガンバルーヨ」
汐崎 キミ
も乗り気だ。
ゴールキーパーにまもる、ディフェンスに朝陽と1年生が3人ほど加わり、フォワードに檸檬、ミッドフィルダーに耀とキミ。実践的なガチンコ勝負が始まった。
「ひこにゃんも行って来なよぉ」
木陰に座る
八十八旗 信彦
に
緑野 毬藻仔
は言う。
「みんなとの連携を高めるちょうどいいパス練習なんだし」
「まりもーがちゃんとテーピングやってくれたらな」
毬藻仔にふくらはぎの治療をお願いしていた信彦。
「でもひこにゃん全然怪我してないよぉ。明らかにサボりたいだけでしょ?」
「いやいや、痛いんだよ。それにまりもーにとってもいい練習になるだろ」
「う、うむー……」
真剣な表情でテーピングする。どうも不器用なようで、力任せにぐるぐる巻いているだけだ。
「いざというときにすぐ対応できなくちゃマネ失格よ! がんばれまりもー」
「むー」
信彦の口車にうまく乗せられたような気もしなくはないが、マネージャーとしてのスキルアップは、彼女にとっての今回の合宿の課題である。
「こ、これでどうだ!?」
「んーまあ良しとすっかな」
立ち上がる信彦。
「ありがとな。じゃあ俺も参加してくる!」
「うん、頑張って!」
「お、チャラ彦も参戦か」
「どんどんパス回してねーアカルくん!」
というわけでフォワード信彦も加わり、いよいよ本格化するフィールド。中どころから耀とキミがパスでディフェンスの隙を探り、檸檬と信彦のツートップがお互いの位置取りに注意しつつ、パスしやすいところへと動いていく。朝陽は最終防衛戦として、まもるの前で展開を見守る。
(やっぱり相手の癖っていうのをよく考えないと試合じゃ点は取れない)
耀は自分に、考えろ、予測するんだ、と言い聞かせる。フィールドを立体的にとらえる。いや、四次元的に。現状から、数秒先を読み取るのだ。
(チームに最善を繋げる)
対峙したディフェンスを得意のチェンジ・オブ・ペースで抜き、檸檬へ的確なパス。
(ナイス工藤)
ディフェンスを引きつけてくれたおかげで、檸檬の自由度は高い。スピードを活かして外から一気に攻める。防御の壁が厚ければ耀やキミに戻せばいい。またいい球が返ってくると信じている。
(信頼できる仲間がいるって心強いな)
先輩たちは確かに上手い。彼らからレギュラーを奪い取るには、仲間たちとの連携プレーを上達させるのが一番だと檸檬は感じていた。
(それはつまり、こうやって練習でぶつかりあって、お互いの弱点やいいところを見つけてやることだ)
それが寝子高サッカー部のスタイルであることを自然と把握していた。檸檬、ディフェンスを1人切り抜ける。そして最後の砦が目の前まで迫っていた。
(志田に張り付かれる前に)
右翼ギリギリのラインからシュート。
(感触いい! どうだ!?)
回転力に富んだボールへまもるが飛びついていく。
(さすが檸檬ナイスシトラス。柑橘系はデザートかかるとつえーなー)
飛びついてはみたものの、直感的に分かっていた。このドライブシュートには触ることができない。なぜなら、
(ゴールポストに当たるから)
まもるの予想通り、ボールはポストを大きく揺らすと、フィールド外へと飛んでいった。
「く、だめか」
檸檬のエグく切り込んだシュート決まらず。
「鎌八、決まらないって読んでたな」
「柑橘くん、朝陽のプレッシャーにちょっとあたふた。もう少し引きつけてシュートしてたら分からんよ」
「ふむ」
まもるのアドバイスは的を得ている。
(確かに俺はここぞっていうときに焦るな)
続いてのセクションはキミのボールからスタート。
(仲間とワイワイ、楽しいケド)
ハーフとして生まれた体のしなやかさが売りのキミ。状況を分析しつつボールを運ぶ。
(ヤッパ狙うはスタメン!)
温厚な中に潜む野心。一つ一つの練習がアピールするチャンス。そして先輩たちの実力を抜くステップ。技術を磨き見せつけることが合宿の目的だ。
(パスと見せかけて——攻メル!)
瞬発力は群を抜いている。1人交わし、さらにフィールド奥深くへ。
(と思ワセテー、パス!)
「おお、汐崎うめぇ」
朝陽が思わず声を漏らす。ついついボールばかり追いがちになる朝陽。
(相手の特徴をしっかり見抜きつつ動かないと!)
自分に言い聞かせる。
再びボールは檸檬へ。
方向転換し、朝陽はプレッシャーを与えに一気加速する。
(考えろ、次に相手はどう動く!?)
ボールだけを見ず、檸檬の全体の動きを注視する。視線や筋肉の動き、腕の振り方が、次の行動を予感させるはずだ。
(!)
檸檬の視線が一瞬だけ、ゴール方向ではなく外に向いた気がした。
(まさか!)
朝陽ともう1人のディフェンスに囲まれていた檸檬、反対側にいる仲間の位置を一瞬で判断すると、少し位置を下げてからパスボールを蹴り上げる。
(自分で決められないなら、仲間を頼る!)
檸檬からのパスを受け取ったのは耀。
(よく見てる檸檬)
また檸檬がシュートを決め込むんじゃないかと引きつけさせたおかげで、手薄になった反対側。耀もそれを見抜き、真っ先に上がってきたのだった。
(自分でシュートを狙うか、パスで繋ぐか)
と思っていたところで、朝陽が迫ってきているのが分かった。こちらの行動を誰よりも早く察知していたようだ。
改めて全体を見渡し、最善の行動を決める。
(ここはパスだ!)
外へ地面を素早く滑るパス。その先でボールを受けたのは、ノーマークになっていた信彦。無駄な動きを見せない彼は、あまり目につかない。
(スタミナ温存の意味もあるけど、周囲から空気扱い受けることでフリーになれちゃうこともあるんだよね)
行く手を阻むのはもはやキーパーまもるだけ。
「一騎打ちだね」
下へ重心を落とすまもる。シューズが地面にめり込むがごとくぐいっと力を入れる。
(止めるチャラシュート)
信彦の渾身の一蹴り。
飛びつくまもる。
ボールは指先をかすめ、ネットに吸い込まれる。というか、ちょうど穴の空いているとこを突き抜けて茂みへと消えていった。
「デザートゲットー」
合宿所までの競走で下位だった信彦にとっては嬉しい収穫だ。
「やるナーひこにゃん」
「ナイスシュート」
「ま、俺の的確なパスの賜物だな」
キミ、耀、檸檬の順にハイタッチ。
「ひー抜かれちまったごめん」
まだまだ読みが浅い。反省しながら朝陽がまもるへ駆け寄る。
「次は決めさせねー」
起き上がりながらまもる。
「あさひはあの調子でどんどんぶつかっていってくれ」
「おう」
「次は止めて、デザート取り返すぞ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
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