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サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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テニス部1 <やって来ました軽井沢!>
テニス部は苦境に立たされていた。
会議室を借りてのテニス部全体会議。司会を務める副部長、
財前 華蓮
は歯がゆい表情を見せている。
「な……なんだって」
「これが今回の合宿先!?」
「ボロい……」
「しかも最寄りの駅から徒歩2時間半!? ……徒歩!?」
「いや! こんなのいやー!」
目の前に配られた資料を見て悲鳴をあげる部員たち。彼らの想像通りのリアクションに、華蓮は申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、
「今年の予算ではこれが限界だったのです……」
努めて冷静な対応をした。
優雅なスポーツであるはずのテニス。充実した設備と環境の下でないと優秀な選手は育たない。しかしどうだろう、今回候補にあがった、神奈川の内陸にあるという学校指定の宿泊先は、いつ物理的につぶれてもおかしくないようなボロ民宿。近くの山を登って30分くらいのところにあるというテニスコートの写真は、コートと呼ぶには恐れ多いくらいに小石が散乱し、ネットは穴だらけ、フェンスといった仕切りはなく、ラインも風雨でほとんど見えなくなっている。
「これは校長や理事長に抗議ものだ!」
「テニス部を馬鹿にしやがって!」
華蓮も同意したかった。このような不当な扱いはテニス部の沽券に関わってくる。しかしこれが現実、テニス部へ割ける予算はこの程度であるという、それは学校側からの評価だった。
「みんな、与えられた環境でベストを尽くしましょう……!」
苦しい中から言葉を紡ぎだしていく華蓮。
騒然とする会議室内に、滑舌のいい声が響き渡る。
「ベストというのは、コートの上だけで尽くすものなのですか?」
一角に注目が集まった。高身長、アシンメトリーな髪型に切れ長の目が特徴の
加瀬 礼二
だった。
「このような場所で崇高なるテニスをするというのは、私のスタイルに反します」
そこで……と、全員にカラーの高級素材でまとめられた資料を配っていく。
「家系が経営しているリゾート施設を合宿所として提案します」
おお〜という歓声と口笛が室内のムードをガラリ一変する。
「な……軽井沢」
高級感溢れるパンフレットに見入りながら華蓮。
「ま、まあ今時珍しくもないけど」
「部屋は個別のコテージタイプです。もちろん全室風呂トイレ冷蔵庫完備。ミーティング用のゲストハウスも確保済みです。夜はそこでレクエーションなども楽しめますよ〜。なんならバスも手配しましょう、懇意の会社があります〜」
作成した企画メモをすらすらと読み上げていく。あまりの周到さに、部員たちはもはや吐息しか漏れない。
「いかがでしょうか〜」
一歩退きながらも華蓮、抵抗しないわけにはいかなかった。金持ちとしてのプライドが許さない。
「で、でも、ここまで充実した設備、予算内に収まるとは思えないわ」
「予算はこの程度を予定しています」
手元のメモを華蓮に見せる。
「う……十分予算範囲内ですわ。いいでしょう、みんな、今回は加瀬さんの計らいに甘えましょう」
学校中を揺らす歓喜の声が沸いた。
というわけで!
「テニス部合宿! in軽井沢ですー!」
はしゃぐ
葛城 璃人
の眼前に、避暑地として名高い軽井沢の高級別荘地が広がっている。
「加瀬くん、すごい……こんなところに経営しているホテルを持ってるなんて」
マネージャーの
高尾 日菜
も昂るテンションを抑えることができない。マネージャーになったことを今ほど良かったと思ったことはない。
他の部員たちもやんややんやで意味もなく盛り上がっている。
彼らを乗せるバスは超が75個くらいつくVIP仕様。シートはリクライニングで最大傾斜180度、スペースも十分すぎるくらいに取れていて、テレビも一人に一台付いている。後方にはギャレーが設置されていて、いつでも食べ物飲み物が取り放題だ。
「宿泊先の料理は和・フレンチ・中華・イタリアンのビュッフェスタイルー!」
パンフレットを見ながら璃人がワクワク。
「三つ星レストランのシェフを雇って作らせています。好きなだけ食べてくださいね〜」
「わあー、お兄ちゃんのセレブさが怖いのですー」
もはや感覚は鈍ってしまい、ほぼ棒読みで感想を述べることしかできない。
(料理、自信がなかったからちょっと安心)
ホッとする日菜。同時に、食べ過ぎに気をつけないと、と思う。
「これで練習だけに専念できますね」
「私もマネージャーとしてのサポート頑張るよ!」
(葛城さんたらあんなに浮かれて)
シートに深く座り足を組んで、冷静な面持ちで華蓮は部員たちの浮かれっぷりを見届けていた。
(加瀬さんも涼しい顔でノンアルコールカクテルなんて飲んで、余裕ね)
でも、みなさん今回の目的をお忘れではないかしら。心の中で問いかける。
(これはテニス部恒例のスパルタ合宿ですのよ。浮かれた気持ちになっていられるのも今のうち。せいぜい今を楽しむがいいわ!)
オーホッホッホ! 3世代前くらいの高笑いが、華蓮の心中だけで響き渡る。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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