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寝子島高校
サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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バスケ部2 <シーソーゲーム>
練習試合1試合目は寝子島高校の負け。慣れない環境のせいか選手たちの動きに切れがなかった。
(まだ調子が上がってきてないだけならいいけど、流れはあまりよくないな)
記録を付けながら高野先生、次の試合のスタメンについて吟味する。
(体格差はほぼないな)
1試合目を観戦していた
潦 春貴
は次のスタメンに決まっている。
(個々の技術は確かに向こうのほうが持っている。しかし連携という点だけ見れば、うちも負けてはいない)
今の試合は、まだ息の合いきっていない編成だった。今後を見据えての、敢えてのものだったのだろう。
(しかし流れは悪い。一気に変えるためにも、次は連携の取れるメンバーのほうがいい)
柊沢 北斗
のほうを見る。
(俺と柊沢なら……)
この悪い流れを払拭できる自信があった。
「よし、次のメンバーを発表する。ポイントガード……」
(またスタメンには選ばれなかったかあ)
別の部員の名前が呼ばれ、ポイントガードがポジションの
戌井 創
は少し気落ちする。
(でも、試合に出てなくても勝負はしているんだ。いつでもチェンジできるよう、相手の動きをじっくり観察するんだ)
「シューティングガード、神条」
「おっ……はい!」
「さっすがせーちゃん!」
自分のことのようにはしゃいでくれる創に、誠一は照れを隠すように言う。
「次は俺の知り合いが出てくるみたいだからな。あいつの動きの癖は誰でも知ってるし」
「でもそれって相手にとっても同じことが言えるんだから」
「ああ、気は抜けないな」
「スモールフォワードは柊沢」
「はい! やったるぜ〜」
「パワーフォワードは潦」
「はい」
柊沢とのスタメン。センターも発表され、強豪を相手にするには十分なメンバーがそろった。
「柊沢」
「ん?」
「期待しているぞ」
「おう!」
スタメン5人がコートへ集結する。
「潦先輩、あっちの3番、俺にマークさせてください」
「同級生か」
「はい、スピードなら俺のほうが上でした」
「向こうがあのときのままとは限らないぜ」
北斗が言うと、誠一は真剣なまなざしのままうなずく。
「俺もあのときより成長してます」
力強い言葉に、北斗はニッと笑い返す。
「さぁ、勝ちに行くぞ」
春貴が言い、4人が「おう!」と続く。
「戌井」
記録にペンを走らせながら高野先生、ベンチに座る創へ声をかける。
「はい」
「前半で相手の動きをよく見ておくんだぞ」
「はい……!」
マッチアップするであろう相手を中心に、相手チームの弱点探りをする。それが創にとっての前半の役目だ。
「いつでも出れるように体も温めておけよ」
「はい! 寝子高ファイトー!」
ベンチを立ち、フリスビーに跳びかかる犬のようにピョンピョン跳ねながら、柔軟がてら声援を送る。
「創君は……まだ出ないのですね」
2階の応援席で見守る
添木 牡丹
は手に汗握っていた。
(さっきの試合は負けてしまいましたが……次はきっと)
背後の開いた大窓からわずかな風が、階下からわき上がってくる選手たちの熱を吹き流してくれる。牡丹の隣では大人たちが肩を並べて座っていた。どうやら相手校の関係者らしい。OBだろうか。
「うちが負けることはまずあり得んだろうが、相手もなかなか個性的なのがそろっているね」
「寝子島高校か。どうやら特待生も取っているようだな」
「体格の恵まれている子たちが多いな」
「ああ、威圧感はある」
その言葉を聞いて、牡丹は少ししょげていた。創の慎重は低く、性格も相まって威圧感というものは微塵もない。いかにも当たり負けしそうで、相手にぶつかられたら泣いてしまうのではないか、というくらいだ。
(まあそこが創君の可愛いところなのですが……)
とニヤリ妄想に耽ってから首を振る。
(いえいえ、今日は強くて頼もしい創君を見に来たのです)
反対側の応援席では、数人の女子生徒がキャッキャと騒いでいる。強豪とあってファンも付いているのだろうか。
寝子高も負けてはいられない。
「寝子高の皆さん、頑張ってください!」
ありったけの力を込めて声援を送る。
試合は淀みのないスピーディな展開から始まった。
(コンマ数秒の判断力が問われるな)
冷静にかつ迅速な判断を得意とする春貴には願ってもない流れだ。
(しばらくはシーソーゲームが続く。ちょっとのミスはすぐに取り戻せるだろう)
1on1で1人抜くと、外を固める誠一へパス。
(なるほど、最初はなるべく1年生へ多めに回そうっていう魂胆だね)
北斗は理解した。
(それなら俺の役目は決まっている)
後輩がシュートに集中できるよう、マーク相手にプレッシャーを与え続けることだ。
(手足の長さ、瞬発力ならこっちのが上)
徹底マークを怠らない。
(よし、行ける!)
外側から切り込んだ誠一、これまでの機敏な動きからは想像できないフワッとしたジャンプで、眼前で静かにボールを押し出した。
(ちょい強い!)
放った瞬間に感覚で分かった。リングに弾かれたボールは小さく弾む。春貴と相手チームのセンターがリバウンドを狙いにいく。
(読みはこちらのほうが正しい)
弾んだ方向に先に手が届いたのは春貴。北斗のほうへボールを弾く。
(ナイスだ春貴!)
が、相手チームも一筋縄ではいかない。ボールをつかんだ頃には行く先に二重も三重も壁がある。
(いや)
さっきシュートを外した誠一がかつての仲間のマークを振り切り、再び外を回って、パスしやすいところへ駆けているのが見える。
(俺も先輩らしいとこ見せないとな)
ドライブで壁を越えていこうとする、振りを見せてから、スリーポイントエリアを目指す誠一へパス。
相手チームは意表を突かれたようだ。床を滑るバスケットシューズのキュキュッする音が、本日一番の大音量で館内に響き渡った。
(得意の位置だ。いけ!)
誠一の放った強い回転のボールは、リングの内側に当たるとそのままネットへと吸い込まれていった。
「よしっ!」
ガッツポーズの誠一。
「よくやった!」
「先輩ナイスパスです」
北斗とハイタッチ。
「油断するな、すぐ来るぞ」
「はい!」
春貴の指示で、すぐに気持ちを引き締め直す。
「せーちゃんやるー!」
創が手を叩いて息巻く。
「ディフェンスも頑張れー!」
「スピードなら負けてないな」
勝ちへの糸口を見出した高野先生はホッと一息つく。
(問題となってくるのは……この速い展開で、どれだけ体力が持つか)
後半になるにつれ、選手の出し入れが激しくなるだろう。
試合はまだ第1クオーター。始まったばかりだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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