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ご先祖様、奮闘す。
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素足がだんっ! と地面へと叩きつけられる。しかしここは地面一帯が雲という不思議空間。ぽすん、という間抜けな音しかしない。
思わず笑いそうになった
酒守 由紀
だが、真上から注ぐ苛烈な視線に思わず首を竦めた。
正座状態でチラリと前を盗み見れば、眉尻を吊り上げご立腹の由紀そっくりな少女が一人。由紀の先祖だと主張する少女は、苛立たしげに由紀の持っていた薄い本をパシンと手の甲で叩く。
「何だこれは! いかがわしいにもほどがある。由緒ある酒守家の女として行き過ぎた衆道狂いとは、まったくもってけしからんぞ!」
どうやら先祖は子孫が衆道の世界にどっぷりハマっていると最後の最後まで信じたくなかったらしい。
しかしその信じる心はこの不思議空間に子孫を呼び出した時、薄い本を抱きしめて寝こける由紀の姿によって粉微塵にされた。
「それ評判高いんですよ?」
「やかましい! お前の時代、衆道狂いが多すぎるわ!」
薄い本を地面に叩きつける。ぱふっとしか鳴らなかった。
「そもそも我が酒守家は戦国時代に加賀の国で一介の小荷駄隊だったが、殿様専用の酒を輸送中敵の襲撃に遭い、傷だらけになりながらも、たった一騎で無事に殿様の元に酒を届けた事から「天晴れ!」と殿様から直々に『酒守』の苗字を賜り武士に出世した由緒ある家柄ぞ!」
誇るべき家柄なのだ、と先祖は子孫をじろりと見る。
「そのようなルーツだったのですか……意外です」
意外なところから知った酒守家の由来に由紀は素直に感心する。
「ちなみに殿とは恐れ多くも加賀百万石の大名『前田利家』公なるぞ!」
高名な前田利家の名を出せば子孫は改心するだろう。役目はきちんと果たした、と先祖は胸を撫で下ろす。
「え? 前田利家!? 確かあの織田信長と肉体関係を持ったという……ムッホォー! 興奮してきました!!」
――頼りない月明かりの下、凛々しい武人が二人。
信長は労うように利家の手を取った。
「利家……槍の又佐と呼ばれたうぬの槍、予が愛でてやろうぞ」
「あっ……信長様……」
そのまま二人の影はひとつと重なり――
「――はぁはぁ萌え~!」
うっとりとした至福の表情で、由紀は素晴らしい妄想に浸る。諌めに来た先祖の目の前で。
ぷちん、と何かが切れる音がした。
音に気づいた由紀が顔を上げれば、そこにはこれ以上ないほどの怒気を放つ自分と同じ顔がある。
「ゆ、ゆ、由紀ぃー!! そこへなおれ! その腐った性根叩き直してくれるわ!」
言って先祖が抜き放つのは真剣。本気である。
「衆道の何がいけないんでしょう?」
由紀の素朴な疑問に先祖は即刀を振り下ろした。ころんと避ける由紀はそのまま薄い本を回収し、きっと先祖を見る。
「危ないですよっ」
「危ないのはお前の頭の中だーっ!!」
先祖の悲鳴のような怒声が、不思議空間に響き渡った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月11日
参加申し込みの期限
2014年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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