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臨海学校でおおはしゃぎ? 遠泳と地引網のお話
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程なくして、網いっぱいに色々な魚が採れた。生徒達は興味深そうに手に取ったり、観察したりしている。楚良と月詠は自然と並んで魚や生徒達の様子をスケッチしていた。2人とも後から絵にするつもりらしい。
「こんな大変な思いをして、お魚とか用意されてるんだよね……」
円は1人そんな事を呟き、漁師さんや猟師さんなどに感謝しなくちゃ、と1つ頷いた。
(お、こいつは美味しそうだ)
たくさんのイカを見つけた望月は目を輝かせた。そしてなにか思いついたらしく、彼は先生を探す。見つけたのは生徒達の様子を見ていたまゆと有紀。
「あら? どうしたの?」
「このイカを使って何か作っていいっスか?」
「そう言うだろうと思って、施設の方でも調理できるよう手配しているぞ。存分に腕を振ってこいっ」
有紀の言葉に望月は小さくガッツポーズすると、礼を述べた。
(そーだ、煉ちゃんを誘おう!)
(あの魚はカルパッチョもいいが刺身も捨て難い。あっちは煮付けが美味しいが塩焼きもいいか? この魚は揚げ物にするか……)
1人吟味する目を向ける煉。料理を得意とする彼は、頭の中で『食材をどう調理するか』『どうすればこの食材の持ち味を生かせるか』等を考えていた。
「おーい、煉ちゃん!」
不意に声を掛けられて我に帰る煉。望月が「どうした?」と問えば煉は「悪い」と苦笑する。
「こんな美味そうな魚介類を見てたらどう調理しようか考えちまうんだ。ほら、このイカとか……」
「それでいっしょにイカめしを作ろうと思って探してたんだ。どうだ?」
望月の誘いに、煉は笑顔で頷いた。
「お~、大漁、大漁~!」
ぴちぴち跳ねる魚を前に、刀は目を輝かせた。食べ盛りな彼としては、どの魚が食べられるのか気になっていた。傍らでは海が頷きつつ食べられる魚を知っている限り指で示し、刀が「凄いなぁ」と感心する。
(えーっと……あれは何?)
魚の中にぷーっ、と膨れた物を見つけた能美子は不思議そうにそれを見つめる。と、ブリジットがくすっ、と笑った。
「まぁ、フグも取れていたのね♪」
「あれが、フグ? 大きいお皿に乗ってるアレよね?」
きょとん、とする彼女に、刀と海が頷くと、益々興味深そうに見つめる。その傍らで、円が平べったくて尻尾が長いエイを見つけていた。
「ひらひらしてるねぇ。食べられるんだっけ?」
「アカエイは食べられているらしいけれど……尻尾の棘には毒があるわよ」
「えっ? 毒あるの~?!」
ブリジットの言葉を聞いた円はエイをぽーい、と刀へと投げやる。「どわっ!」と言いながらも刀は刺されないよう注意しつつキャッチする。
「危ないだろ! おい桜庭、漁師に感謝しなくちゃとか言うなら捕った魚を投げんな!」
そういわれている傍から円はクラゲを見つけ出し、掴んで自分の胸と交互に見ていた。
「……言っとくけどな、クラゲを入れても大きくなんないからな……?」
「毒もあるし、ナシだねー」
刀に突っ込まれ、円は苦笑してクラゲを手放す。ブリジット達は笑いを堪えながらもほかにどんな魚がいるのか、興味深そうに見ていた。
「サバに、シラスにさっきのエイに……、ホント、色々いるわね」
「これはタコよね? 大きいわねぇ」
ブリジットと能美子が網の中を見ていると、またもや円が悪戯を思いつく。彼女は近くにいたタコの頭をむんずと掴むと何を思ったのか、ぽいっ、と投げた。
「大丈夫か、小山内!」
刀がぐっ、とタコを掴む。にゅるにゅるとはしているが、どうにか海から放したくてひっぱった。しかし、水着もついてくる。
「ちょ、ちょっと大丈夫なの?」
トラブルに気付いた能美子だったが、せっかくのフリルが千切れそうに見えて手が出せない。一方、刀はというと……何故か、少し顔が赤い。タコの触腕が海の肩にもかかっており、思考がちょっとピンク方向に行きかけていた。というより、最初みた時「あ、ちょっとエロいな……」と思ったのはここだけの話である。そうしておかないと彼の名誉に関わる。
どうにかとれないか試行錯誤する刀。自分も何かしなくては、と能美子が使えそうなものを探していると……こんな光景が。
「ブリちゃんにもタコなげちゃえ~」
円が投げたタコをものともせずキャッチするブリジット。アメリカ人である彼女なら怖がるかなぁ、と思ったのだろう。しかしブリジットはくすっ、と笑った。
「私は確かにアメリカ人だけど、育ちは神戸だからタコは平気なの。寧ろ好物だわ。残念ね、円」
タコ焼きとかいいわよね、と笑うブリジットだが、妙に目が笑っていない。彼女はそれを手に円を追いかけ始めた。
そして、海の方はというと……刀の努力の甲斐も無くタコと共にチューブトップは取れてしまった。真っ赤になった海が思いっきり刀の顔面を突き飛ばし(後から思えばあれはもう掌底打ちに近かった)、彼は盛大に鼻血を吹いて砂浜に倒れた。
この状態にどうすれば……とうろたえる能美子が見たのは、ブリジットが持つタコの墨を盛大に浴び、顔面が真っ黒になった円の姿である。まぁ、元はといえば円が放ったタコが原因で起こった事であるが。
能美子は海水が溜まっている場所を見つけると海の水着をつけてどうにかタコを取り(気付いたタカシに手伝ってもらった)、海に水着を返した。ちなみに海は騒動を聞き駆けつけた月詠がもってきたタオルで胸元を隠していたので男子の目からは逃れていた。
因みに刀は騒動に気付いた保健委員の荒太郎によって応急処置が施された。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
38人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月04日
参加申し込みの期限
2014年06月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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