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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
臨海学校でおおはしゃぎ？ 遠泳と地引網のお話
起：海で泳ごう！
＊あれ？ １人足りない。
――２日目・宿泊施設に程近い海水浴場。
臨海学校の一環として遠泳に挑戦する事になった寝子島高校の生徒達。彼らは今日、海での練習を行う事になっていた。
宿泊施設から歩いてきた生徒達は、青々とした海に眼を輝かせる。練習の後には地引網体験もあり、それも楽しみだという声もちらほら聞こえていた。そんな中、こっそり事件が起きていた。
「あれ？ 一人足りないような……」
梅戸 有留が不安げに首を傾げる。彼は同じ部屋で寝泊りしている生徒の１人が急にいなくなった事に気がついたのだ。その声を聞き、ウォルター・B（ブラックウッド）が、有留がいる部屋のメンバーを集め、点呼をする。
「……うん、一人足りないね。確か邪衣だったねぇ……」
ウォルターの言葉に雨崎 荒太郎は溜め息を吐いた。行方不明になった生徒、邪衣 士は彼が普段暮らしている猫鳴館の現自治会長であり、極度の方向音痴である。
（うわぁ……、出発の時は確かにいたのを覚えているんだけどなぁ……）
荒太郎が頭を抱えているその横で、同室の哀坂 極夜と三崎 楚良もまた溜め息を吐いた。部屋のメンバーで士が迷子にならぬよう注意をしていたはずなのだが……。
「仕方ないな。私達の方で探そう」
高野 有紀が携帯電話で連絡を取る。ウォルターは彼らに安心するよう言うと体操をするように促した。
＊海はいいねぇ
（海って……撮影以外に何をすればいいのかしら？）
弘明寺 能美子は日焼け止めを塗りながら僅かに首を傾げる。過去に雑誌の撮影で着、そのまま買い取った赤いビキニ姿は多感な年頃の男子たちにとって刺激が強く、その上スタイルも良い能美子が纏っている物だから思わず視線が向いてしまう。しかし元モデルだけあり気にしていない。
実はかなりのお嬢様である彼女は、多少世間の事に疎かったりもする。プライベートビーチと撮影で向った場所しかいった事がない。そんな能美子がしばし考えていると傍らの桜庭 円とブリジット・アーチャーの会話が聞こえてきた。
「いやぁ、いい天気だねー！ 午後から地引網があるし、楽しみだねー」
「ホントね。やった事がないから私も楽しみなのよ」
『わたしも、はじめて』
小山内 海もスケッチブックにそう書いて、楽しそうに微笑む。そんな彼女たちも其々素敵な水着を纏っている。円はスポーティーなタンクトップビキニ。ブリジットはマリンブルーのビキニ。そして海は白いフリルがついたチューブトップのビキニである。
因みに、彼女達３人は能美子から分けてもらった日焼け止めを塗りながら話している。能美子曰く、
「海に行くならとりあえず必要でしょ？」
との事。友達の分までこっそり用意していたのだがこれは秘密である。
それはさておき。地引網の話を聞き、能美子はしおりに書かれた日程を思い出す。興味を持った彼女もまた「……おもしろそうよね」と呟いた。
（……幸せだな……）
御剣 刀は海たちの姿をみて内心照れつつも楽しんでいた。なんせ美人な友人たちがこれまた素敵な水着姿を披露しているのだ。これで何も感じない朴念仁ではない。
そんな彼に気付いたのか、悪戯な笑みを浮かべた円はてっけてけてーっと背後へ回る。
「むふー♪ 美人な友人達の素晴らしい水着を拝めて眼福ですなぁ」
「ちょっ、おまっ？！」
心の声を代弁され、刀の顔が一気に紅潮する。その様子にブリジットが肩を竦めた。
「考えてる事ぐらい解るわよ？」
「御剣さんらしいわね」
能美子がクールにそういえば言葉に詰まる刀。彼がちらり、と海を見れば、彼女もほんのり頬を赤くして
『あまりじろじろみないで』 『はずかしい』
との事。これには耳まで真っ赤になってしまう刀だが、海の心の中では、「刀くんに褒めてもらえて嬉しい……」と乙女心がきゅんっ、となっていた。
そんなやり取りもありつつ、全員整列。体育教師であり、水泳部顧問である相原 まゆの号令で一斉に体操を始めた。
＊気を取り直して練習をしよう
２日目は遠泳の練習日。泳ぎが得意な者が参加するＡコースは本番宛らの練習になるが、Ｂコースの参加者は海で泳ぐ事に慣れる事、Ｃコースの参加者たちは海自体に慣れる事からはじめる。
「それじゃ、Ａコースのみんなはこっちよ～。充分に柔軟体操はしたかしら？」
まゆの声に参加者たちは皆頷く。エカテリーナ・クロキはより真面目な顔で海を見つめる。トライアスロンの大会で好成績を残したいと思う彼女は、この遠泳で泳ぎの経験になれば、と思っていた。
（アイアンマンでは３．８キロ泳ぐから、もう少し長く泳いでみたい。……ちょっと先生に相談してみよう）
エカテリーナは遠泳本番で泳ぐ距離について、後でまゆと相談してみる事にした。
市橋 誉は思いっきり身体を伸ばすと、青々とした海を見た。波も穏やかで天気も今の所崩れそうも無い。明日の遠泳本番でも晴れて欲しい、と心から願っていると傍らの龍目 豪も気合いが入った表情で頷いていた。
（第一回トライアスロンではそこそこ泳げた。けど、もっと遠泳の力もつけたいものだ）
誉と豪は顔を見合わせると明日の遠泳が楽しみだ、と笑い合う。
＊あれ？ １人足りない。
――２日目・宿泊施設に程近い海水浴場。
臨海学校の一環として遠泳に挑戦する事になった寝子島高校の生徒達。彼らは今日、海での練習を行う事になっていた。
宿泊施設から歩いてきた生徒達は、青々とした海に眼を輝かせる。練習の後には地引網体験もあり、それも楽しみだという声もちらほら聞こえていた。そんな中、こっそり事件が起きていた。
「あれ？ 一人足りないような……」
梅戸 有留が不安げに首を傾げる。彼は同じ部屋で寝泊りしている生徒の１人が急にいなくなった事に気がついたのだ。その声を聞き、ウォルター・B（ブラックウッド）が、有留がいる部屋のメンバーを集め、点呼をする。
「……うん、一人足りないね。確か邪衣だったねぇ……」
ウォルターの言葉に雨崎 荒太郎は溜め息を吐いた。行方不明になった生徒、邪衣 士は彼が普段暮らしている猫鳴館の現自治会長であり、極度の方向音痴である。
（うわぁ……、出発の時は確かにいたのを覚えているんだけどなぁ……）
荒太郎が頭を抱えているその横で、同室の哀坂 極夜と三崎 楚良もまた溜め息を吐いた。部屋のメンバーで士が迷子にならぬよう注意をしていたはずなのだが……。
「仕方ないな。私達の方で探そう」
高野 有紀が携帯電話で連絡を取る。ウォルターは彼らに安心するよう言うと体操をするように促した。
＊海はいいねぇ
（海って……撮影以外に何をすればいいのかしら？）
弘明寺 能美子は日焼け止めを塗りながら僅かに首を傾げる。過去に雑誌の撮影で着、そのまま買い取った赤いビキニ姿は多感な年頃の男子たちにとって刺激が強く、その上スタイルも良い能美子が纏っている物だから思わず視線が向いてしまう。しかし元モデルだけあり気にしていない。
実はかなりのお嬢様である彼女は、多少世間の事に疎かったりもする。プライベートビーチと撮影で向った場所しかいった事がない。そんな能美子がしばし考えていると傍らの桜庭 円とブリジット・アーチャーの会話が聞こえてきた。
「いやぁ、いい天気だねー！ 午後から地引網があるし、楽しみだねー」
「ホントね。やった事がないから私も楽しみなのよ」
『わたしも、はじめて』
小山内 海もスケッチブックにそう書いて、楽しそうに微笑む。そんな彼女たちも其々素敵な水着を纏っている。円はスポーティーなタンクトップビキニ。ブリジットはマリンブルーのビキニ。そして海は白いフリルがついたチューブトップのビキニである。
因みに、彼女達３人は能美子から分けてもらった日焼け止めを塗りながら話している。能美子曰く、
「海に行くならとりあえず必要でしょ？」
との事。友達の分までこっそり用意していたのだがこれは秘密である。
それはさておき。地引網の話を聞き、能美子はしおりに書かれた日程を思い出す。興味を持った彼女もまた「……おもしろそうよね」と呟いた。
（……幸せだな……）
御剣 刀は海たちの姿をみて内心照れつつも楽しんでいた。なんせ美人な友人たちがこれまた素敵な水着姿を披露しているのだ。これで何も感じない朴念仁ではない。
そんな彼に気付いたのか、悪戯な笑みを浮かべた円はてっけてけてーっと背後へ回る。
「むふー♪ 美人な友人達の素晴らしい水着を拝めて眼福ですなぁ」
「ちょっ、おまっ？！」
心の声を代弁され、刀の顔が一気に紅潮する。その様子にブリジットが肩を竦めた。
「考えてる事ぐらい解るわよ？」
「御剣さんらしいわね」
能美子がクールにそういえば言葉に詰まる刀。彼がちらり、と海を見れば、彼女もほんのり頬を赤くして
『あまりじろじろみないで』 『はずかしい』
との事。これには耳まで真っ赤になってしまう刀だが、海の心の中では、「刀くんに褒めてもらえて嬉しい……」と乙女心がきゅんっ、となっていた。
そんなやり取りもありつつ、全員整列。体育教師であり、水泳部顧問である相原 まゆの号令で一斉に体操を始めた。
＊気を取り直して練習をしよう
２日目は遠泳の練習日。泳ぎが得意な者が参加するＡコースは本番宛らの練習になるが、Ｂコースの参加者は海で泳ぐ事に慣れる事、Ｃコースの参加者たちは海自体に慣れる事からはじめる。
「それじゃ、Ａコースのみんなはこっちよ～。充分に柔軟体操はしたかしら？」
まゆの声に参加者たちは皆頷く。エカテリーナ・クロキはより真面目な顔で海を見つめる。トライアスロンの大会で好成績を残したいと思う彼女は、この遠泳で泳ぎの経験になれば、と思っていた。
（アイアンマンでは３．８キロ泳ぐから、もう少し長く泳いでみたい。……ちょっと先生に相談してみよう）
エカテリーナは遠泳本番で泳ぐ距離について、後でまゆと相談してみる事にした。
市橋 誉は思いっきり身体を伸ばすと、青々とした海を見た。波も穏やかで天気も今の所崩れそうも無い。明日の遠泳本番でも晴れて欲しい、と心から願っていると傍らの龍目 豪も気合いが入った表情で頷いていた。
（第一回トライアスロンではそこそこ泳げた。けど、もっと遠泳の力もつけたいものだ）
誉と豪は顔を見合わせると明日の遠泳が楽しみだ、と笑い合う。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年06月04日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年06月11日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年06月11日 11時00分
