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- 00月00日生 00歳
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臨海学校でおおはしゃぎ？ 遠泳と地引網のお話
北風 貴子は眼鏡がない事で少し不便さを覚えながらもしっかりと準備運動をしていた。あとは練習あるのみである。同じ風紀委員の矢萩 咲と周りの様子を見つつ風紀委員らしくふざけている生徒に注意をしたりしていた。傍らでは微笑を浮かべた哀坂 子夜が弟の哀坂 極夜と共に海を眺めていた。
「皆様、水着がよく似合ってとてもお美しいです。一緒にいる私が場違いみたいですよ～」
そんな事を言いながら頬をかく極夜。子夜は不思議そうに僅かに首を傾げ、貴子はくすっ、と笑う。
「哀坂君、煽てても何もでないわよ」
「そんな事よりも、ちゃんと準備運動はした？ 水泳中に足が攣るという事がないようにしなくては」
凛々しく厳しい表情で咲が言えば、極夜は充分にした事を告げる。そうしながらも、彼は姉や先輩方のフォローをしよう、と考えるのだった。
「やっぱり海っていいよなーっ！」
うーん、と伸びをして鏡箕 萌が言えば、佐々 寿美礼もぐっ、と両手を握り締めて気合いを入れる。
「目標達成のためにも、今日も元気にいくよーっ！！」
「でも、無茶は禁物だよな。自分のペースでいこう」
奈良橋 博美がそういえば、萌も寿美礼も「そうだね」と真面目な顔で頷く。それでも楽しそうな彼女たちに、尾鎌 蛇那伊と志波 武道もまた明るく笑う。
「海は魔物と言われているわ。コンディションには充分に気を付けないとね」
「張り切るのはいい事だねー。お兄さんもテンション上がっちゃうよ♪ でも博美ちゃんと蛇那伊君の言うとおりだよね」
お兄さんと約束だぞ？ と楽しげに言う武道であったが……その内心では、ふと、水泳に関わる『何か』がしこりとなっていた。
少し離れたところで、なにやら賑わっている。その様子を若杉 勇人は不思議に思い近寄ってみた。それは元気いっぱいな後木 真央。彼女はお手精の水褌と晒（赤）でばっちりきめていた。隣にはこれまた褌（赤）でばっちり決めた冴木 竜司。……この二人、傍から見れば「水褌で泳ごうとしている兄妹」っぽくみえなくもない。
「よく晴れたのだ。絶好の水泳日和なのだ」
「今日もがんばるぞーっ！ 全てはまゆ先生に惚れて貰う為……っ！」
二人はごつん、と拳を打ち合わせると気合いの入った笑顔で海へ向う。その際「マーメイドのように綺麗です！ まゆ先生結婚してくださいっ！！」と竜司が叫べば「だが断る」と爽やかな笑顔でいうまゆ。そんな光景に勇人は苦笑するしかない。
「勇人ちゃん先生、あれが竜司ちゃん先輩らしいのだ」
「そ、そうなのか……」
竜司のクラスメイトからそんな話を聞いた真央の言葉に勇人はただ頷くしかなかった。
こちらはＢ・Ｃコース。赤西 拳児はどこか恥ずかしそうに頬を掻く。
「いや、泳げない訳じゃねぇんだけどよ。泳ぎは下手なんだよな……」
「なるほど……」
彼の言葉に相槌を打ったのは、同じクラスの楪 櫻だった。彼女は、３ｋｍの距離に対しては泳ぎきれるか不安を持っていたが、１ｋｍならば自信があった。櫻は１つ頷くと「がんばろう」と拳児に言って歩き始める。
（海で長い距離を泳ぐって、どんな感じなのかな）
北原 みゆきは海を見渡しながらドキドキしていた。泳ぎに自信の無かったみゆきは班分けの際に先生からＢコースに班分けされ当初はびっくりした。けれども、練習を重ねてきたお陰で自信がついてきた。
「皆でがんばればきっと泳げるよっ」
「リラックスして泳ぎましょう？ その方が楽しいですよ」
「練習したんだもの。きっと泳ぎきれるよっ」
傍らの椿 美咲紀と綾辻 綾花、七夜 あおいに励まされ、みゆきは頷いてぐっ、と手を握り締めて気合いを入れた。
「青いな……」
「それに広いなぁ～……」
そんな事を言っているのは八神 修と雨崎 荒太郎。二人は並んで海を見ながら１ｋｍの距離を泳ぐ事について考えた。修は体力的な面において自信が無かったものの、４月から身体を鍛えてきた甲斐がありだいぶ体力がついてきた。荒太郎もとある事情からプールや海が怖かったが水泳部に入り、特訓を重ねてきた。その上海で監視員などやって水にはだいぶ慣れてきたのだ。其々やる気に漲った表情を浮かべていると、立井 駒鳥がわくわくした様子で辺りを見渡していた。
「楽しみじゃのぉ！ 早く泳ぎたいものじゃ」
「うん。この暑さだし、海に浸かりたいね」
三崎 楚良が相槌を打ち、溜め息を吐く。陽光が燦々と降り注ぐ中、説明を聞くのは少し大変である。それでも笑顔を絶やさない夢宮 瑠奈はにっこりと微笑んだ。
「本番のためにも、今日もがんばらないとね」
瑠奈の言葉に、駒鳥たちも頷いた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年06月04日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年06月11日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年06月11日 11時00分
