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「バッハ様の曲、少しですが演奏できます。よかったら、聴いていただけますか?」
エリューシアはヴァイオリンを構えると、弓を優しく動かし始めた。伸びやかで気品があり、甘美な旋律。誰もが聴いたことのある名曲、「G線上のアリア」だった。
最後の音を引き終わった瞬間、誰ともなく拍手が起きた。
「すばらしいデス! こんな遠い国でも、ワタシの曲が愛されているのは本当に光栄デス」
「俺も、大した腕じゃありませんがヴァイオリンを弾けます。もしよかったら、バッハ先生のピアノと合わせて見たいのですが……」
エリューシアに対抗するように、響也が申し出た。
「構いませんヨ。『ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ』などいかがデショウ?」
「はい! 大好きな曲です。楽譜があればいいのですが……」
弥生先生が助け舟を出した。
「音楽準備室にあると思いますよ。取ってきましょう」
「あのバッハとセッションができる……夢みたいだ……」
「準備はよろしいデスカ? では、始めマショウ」
ピアノに向かったバッハと、ヴァイオリンを構えた響也が呼吸を合わせる。
「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番」ハ短調より、第1楽章。じっと瞑想しているかのようなヴァイオリンのメロディと、ピアノの伴奏が絡み合い、神々しい雰囲気を作り出す。
ふたたび、拍手が巻き起こる―――ただし、巴と瓢だけは輪から少し離れてなにやらヒソヒソ話をしていたが、誰も気にとめなかった。
「音楽の力はすばらしいデス―――皆さんのおかげで、前向きな気持ちが強まりマシタ。ありがとうゴザイマス」
美弥子に見つかったときは不安そうだったバッハは、見事に打ち解けたようだった。
「私も、バッハさんのために何か弾いてあげたいなぁ……。でも、クラシックはあまり弾けないし……」
「現代の曲を、ぜひ聴かせてクダサイ! 机に置いてあるのは、あなたの楽器じゃないんデスカ? 音楽室でよく見かけるので、肖像画の中にいた頃から、気になっていたのデス」
凛の言葉に、バッハは身を乗り出した。
「よくこれが楽器だって知っていましたね! これ、エレキギターっていう現代の楽器なんです。えーと、何を弾こうかしら……」
「いいアイデアがあるわ。私、歌なら歌えるから、『ポインセチア・バラード』を一緒にやりましょう!」
アリーセの提案に、凛も乗っかった。
「去年のヒットチャート第1位の? 確かに、ギターとヴォーカルのユニットだからちょうどいいわね。バッハさん、聴いてください。これが、最近日本で一番人気になった曲です!」
拍手とともに、凛とアリーセの演奏が始まる。アップテンポのリズムで、少女の恋心を熱く、かつ切なく歌い上げる曲だ。かっこいい曲調と、耳に残る美しいメロディで、若い世代の圧倒的な支持を集めた。
演奏が終わると、二人は拍手の中ぺこりとお辞儀をした。
「ワタシの時代から、音楽の形は様変わりしていマス。でも、音楽を楽しむ心、これはいつまでも変わらないのデスネ」
「いやぁ、大した腕じゃないけど、喜んでもらえて嬉しいです」
「ところで、そのエレキギターという楽器、どういう原理で音を出してるんデスカ?」
「えっ……うーん、どうやって説明しよう……えっと、まず電気、というのがあってですね……」
バッハと凛は微笑ましいやりとりを始める。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月03日
参加申し込みの期限
2014年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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