this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
林間学校でサバイバル? 登山と調達デーのお話
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
承:山登りでの1コマ
*滝の音を聞きつつちょっと休憩
――血の滝周辺。
休憩ポイントについたグループは皆、思い思いに休憩する。濁川をみた瓢は何を思ったのか、その川の水を直接飲もうとした。
「骨削、生水は身体に毒だぞ」
幸太が咄嗟に止めるも、瓢はけろっとした顔で
「こちとら文字通り泥水啜って生きとんねん。コレぐらい平気、平気!」
「ちょっとまて、泥水啜ってって普段からどんな生活してんだよ!?」
思わず同じ班の刀が突っ込みを入れ、幸太は溜め息を吐く。そしてリュックからスポーツ飲料のペットボトルを取り出すと瓢へ「こっちにしておけ」と手渡した。
「生水ぐらい平気だよぃ! 気遣い無用さね」
「教師として、生徒の健康の事も考えるのも仕事なんだ。たとえ猫鳴館付近の湧き水で慣れていたとしても、ここの水が平気とは限らないからな」
幸太は真面目な顔でそう言うと、瓢の肩を叩いて目を合わせ、もう一度頷いた。瓢はしぶしぶながらペットボトルを受け取り、刀も安堵の息を吐く。
(しっかし、こんなんで山登りったぁ甘いねぃ。九夜山に住んでる身としては散歩にもなりゃしないよぃ)
猫鳴館生として日々九夜山での活動も多い彼からしてみれば、この山登りも軽いらしい。瓢はとりあえずペットボトルを玩びながら小さく溜め息を吐いた。
血の滝は、赤褐色の水を流し、異様な光景を生み出している。元々濁川の水は鉄分を含んでおり、酸化することでこの色になるという。巧の解説を聞きながら、牡丹は感動を覚えていた。
「これが『血の滝』ですかぁ~」
「せや。鉄分の所為やち言うても、中々おもろいもんやな。物騒な名前やけど、これもまた自然の生み出した光景さかい」
巧が楽しげに話すその横で、牡丹はうっとりと血の滝を見つめる。そうしていくうちに脳裏を過ぎるのは、生暖かい赤い滴り。
(そう、こう……もっと嗜虐的な……誰かの……)
その時、ふと鳥の声がした。我に返る牡丹に、巧が笑いかける。
「ああ、聞こえたか、添木さん。あの声はクロツグミやな」
「えっ?」
巧の指差す先、黒い羽とオレンジの嘴が目立つ鳥が鳴いていた。牡丹は楽しげに囀る鳥を見つつ、グッ、と拳を自分の胸に押し当てた。
(気をしっかり持たなくちゃ。……「あの子」に乗っ取られたらダメなんだから。絶対に……)
牡丹には「悪霊」という厄介な存在の問題がある。彼女を出さない為にも、牡丹は気を引き締めた。
巧の声で鳥に気付いたのは、牡丹だけではない。血の滝の風景を書いていた舞もまた、クロツグミを見つけ、早速風景に加えていく。
「絵を描くのは苦手ですが、こういうのもたまにはいいかもしれませんね」
と、舞は血の滝不動尊なども書き込みつつのんびりとそう言った。傍を通りがかった太陽はふと、彼女の絵をみてきょとんとする。
「ん? 稲場っち、何かいてんの~? ちょっと見せて欲しいっス」
「いいですよ」
舞は笑顔で応じ、スケッチブックを見せる。が、茶色い塊があるようにしか見えない太陽はきょとん、となる。
「何スか、これ」
「どう見ても血の滝不動尊ですよ?」
そんな二人の間に、妙な間が生まれるのだった。
休憩中に満帆は、真央から山野草ハンドブック(食べられる物に○がつけてある)を見せてもらっていた。
「うーん、明日の食材調達やけど、うちは山菜探そかと思っててんけど……夏の山菜って少ないんやね」
「けれど、美味しい物も多いのだ。野草を取りに行くなら貸すのだ♪」
真央はそういってハンドブックを差し出すが、満帆は「見分けがつかないから、山菜探しは諦めるわぁ」と、申し訳無さそうに断る。
(そういえばここって、ってすごい名前がついた所多いんやねぇ。血の滝に、血の滝不動尊……)
ふと、そんな事が頭を過ぎった満帆の表情がちょっと強張る。不思議に思った真央が首を傾げていると、満帆がぽつり。
「て事は、この川は三途の川ってトコやろか……?」
「それはそれで新解釈な気がするのだ」
真央はぽむ、と手を叩いて頷いた。
血の滝……赤滝が本当の名前らしい……の右脇には小さな洞窟があり、そこには二体の不動明王像が置かれている。『血の滝不動尊』とよばれ、そこで祈る生徒達の姿もあった。
(特にやんちゃしたり、無茶したりする人たちが心配なんだもの……)
瑠奈はこれまでに起きた事を振り返り、真剣に大切な人たちの幸運と無事を祈る。彼女としては、多くの人に幸せになってもらいたかった。彼女の傍らでは、同じように皆の安全を祈る轟の姿も。
(やっぱり、皆で最後まで楽しみきりたいからな……)
折角の林間学校である。だからこそ、轟は真面目に祈っていた。2人は祈り終えると自然と顔を見合わせて笑い、同じような願いをしている、と直感で判りあえた気がした。
濁川や血の滝が本当に赤褐色である事に対し妙に感心しつつ、猯利は血の滝不動尊の前に立った。
(濁川……。もしかしたら、この世のならざる魚でも釣れるんじゃないか?)
ふとそんな事を思いつつも彼は明日、釣り(=殺生)をする事に対して許しを請う意味も込めて手を合わせる。
「ここが血の滝不動尊かぁ。お祈りしていこうっと」
荒太郎もまた、旅の安全を祈願するために手を合わせる。こうしておけば、仲間達を守ってもらえるのではないか、と思ったのだった。また、山道は慣れている月詠もまた「こういう時こそ危ないから」と彼らに並んで手を合わせる。3人できっちり御参りをしているその姿を見つけた七穂もまた、くすり、と笑う。
「折角だから私もおまいりしようかしら?」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
林間学校でサバイバル? 登山と調達デーのお話
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
学校生活
冒険
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月01日
参加申し込みの期限
2014年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!