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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
林間学校でサバイバル？ 登山と調達デーのお話
そんな彼らの班は森での食材集め。猪が狙えれば御の字という心構えではあるが、獣道になれている猫鳴館メンバーにしては朝飯前のようで次々に食べられる野草を見つけているようだった。
「あっ、これってキクラゲだよね！ やたーっ♪ 九夜山のより栄養ありそう！ さっきの沢には天然のワサビもあったし、まだ見つかりそうな予感！」
荒太郎は慣れた様子で散策し、色々と山菜を収穫していた。その為借りた竹籠はいろんな種類の山菜でいっぱいだ。沢や倒木、湿地など躊躇いも無く行ける彼にとって、こういう事はルーチンワークであるらしい。
「……何気にすげぇな」
刀はそんな様子の荒太郎にポツリと呟く。荒太郎といえば「コラーゲンが沢山だっけ？ 余ったら他の班と食材交換できるねー」と上機嫌だ。
「優くん、天ぷらを作ってくれるって。いっぱい取っておこうね」
「お、おお……」
にっこにこの荒太郎に、刀はとりあえず頷いた。
（しっかし、ただ食材集めするのも面白くないねぇ）
２人とはちょっと離れた場所。何故かキノコもちゃっかり得ている瓢はにやり、と笑う。よく見れば、近くに播磨 愛李子と数名の女子がおり、食材を探しているようだった。そこで彼は息を吸い……叫んだ。
「おった、おった！ 猪がおるよーいっ！」
同時刻、丁度合流しようとしていた荒太郎も愛李子を発見する。しかし纏っていた衣服が茶色っぽかったのが原因か猪に見えてしまった。
「ラッキー！ 肉～♪ 肉肉肉～っ！！」
そんな事を言いながら突き進んだとき、彼は間違いに気づく。それが女子生徒である事に！
（えっ？ これってピンチ？）
その時、疾風が森を駆け抜ける！
「猪ですって！？」
同時に荒太郎に襲い掛かる圧力。気がついた時、彼はふっとばされていた。そして、ぽっちゃりと言うにはやや何かが多すぎるような、でも肉団子とはいえない体形の女子がきょろきょろと辺りを見渡しつつ突っ走る。後から聞いた話だと愛李子達も罠を仕掛けており、彼女は猪という言葉に反応し、どうにか罠に追い込もうとココへ来たらしい。
「あーまーさーきーっ？！」
刀が急いで駆けつければ、荒太郎は気絶していた。因みにどことなくゆるるーんでふんわりとした印象の女の子になっていたのは愛李子のろっこんが発動したからである。胸はそれなりにあり、色白で桜色の唇が瑞々しくキュートである。
（……これって……また先輩のろっこんの所為か？！）
刀は頭が痛くなってくるのであった。刀もまた、過去に愛李子のろっこんによって性別が反転した事のある一人であった。
「なんだ、猪かとおもったら播磨はんか……ってええええっ？！」
その様子を見てけたけた笑っていた瓢だが、愛李子は止まらず彼の小柄な身体を吹き飛ばす！
「あら、ごめんなさい！ 猪をみたとか聞こえた物だから……」
瓢に漸く気付いた愛李子が瓢を助けるも、そんな彼もまた見事に女の子と化していた。小ぶりな胸にちょっと鋭い目だが充分小悪魔系美少女でいけそうな感じだった。トリエンナーレで披露した姿が（服装が違えど）そのままになったような雰囲気でなかなか愛らしい。
「大丈夫？ なんか騒がしかったけど……」
ちょっと離れた所で作業をしていた愛李子と同じ班の女の子たちが集まってくるも、瓢は女の子になってしまった事に唖然としたが、直ぐに我に帰る。
「そこのイノシ」
「いや、ちょっと人とぶつかってしまっただけだ」
刀は平静を装いつつ瓢の口を塞ぎながら答えるのであった。そうしながらも当初よりかなり健康的にダイエットが成功している様子の愛李子のフォローも忘れないのだった。
「あ、播磨先輩こんにちは。随分スリム（かつパワフル）になられたようで……」
「スリムだなんて……。まだまだよ。でも、この間ショーゴくんが『綺麗になったね』って言ってくれて……」
少し頬を赤く染めて語る愛李子。そんな姿に、刀はとりあえず荒太郎が吹き飛んだ事はだまっとこう、と思うのだった。
ちょっと時間を巻き戻す。刀達と同じ班である初島 優は調理に専念という事でこの時、先生方からとある物を分けてもらえないか話をしていた。
「えーっと、小麦粉とサラダ油……塩と醤油、お砂糖、ね？」
偶然見回りから戻ってきていた鷲尾 礼美に、優はメモを渡して頭を下げる。
「ちょっと作りたい物があるんですが……」
「天ぷらと……ドーナッツとか甘い揚げ物かしら？」
礼美の言葉に、優が頷く。彼女は別の先生に報告をすると、箱から言われたものを取り出し、お店で使うようなプラスチックの籠に入れて優に渡した。
「うふふ、出来上がりを楽しみにしているわ」
「はーいっ♪」
優は艶やかな笑みに楽しそうな笑顔で返し、テントへと戻ったのだった。
どたばたしつつも続く食材探しやお仕事。その様子を見た先生方はこの調子なら上手く行きそうだ、と頷き合っていた。
「あっ、これってキクラゲだよね！ やたーっ♪ 九夜山のより栄養ありそう！ さっきの沢には天然のワサビもあったし、まだ見つかりそうな予感！」
荒太郎は慣れた様子で散策し、色々と山菜を収穫していた。その為借りた竹籠はいろんな種類の山菜でいっぱいだ。沢や倒木、湿地など躊躇いも無く行ける彼にとって、こういう事はルーチンワークであるらしい。
「……何気にすげぇな」
刀はそんな様子の荒太郎にポツリと呟く。荒太郎といえば「コラーゲンが沢山だっけ？ 余ったら他の班と食材交換できるねー」と上機嫌だ。
「優くん、天ぷらを作ってくれるって。いっぱい取っておこうね」
「お、おお……」
にっこにこの荒太郎に、刀はとりあえず頷いた。
（しっかし、ただ食材集めするのも面白くないねぇ）
２人とはちょっと離れた場所。何故かキノコもちゃっかり得ている瓢はにやり、と笑う。よく見れば、近くに播磨 愛李子と数名の女子がおり、食材を探しているようだった。そこで彼は息を吸い……叫んだ。
「おった、おった！ 猪がおるよーいっ！」
同時刻、丁度合流しようとしていた荒太郎も愛李子を発見する。しかし纏っていた衣服が茶色っぽかったのが原因か猪に見えてしまった。
「ラッキー！ 肉～♪ 肉肉肉～っ！！」
そんな事を言いながら突き進んだとき、彼は間違いに気づく。それが女子生徒である事に！
（えっ？ これってピンチ？）
その時、疾風が森を駆け抜ける！
「猪ですって！？」
同時に荒太郎に襲い掛かる圧力。気がついた時、彼はふっとばされていた。そして、ぽっちゃりと言うにはやや何かが多すぎるような、でも肉団子とはいえない体形の女子がきょろきょろと辺りを見渡しつつ突っ走る。後から聞いた話だと愛李子達も罠を仕掛けており、彼女は猪という言葉に反応し、どうにか罠に追い込もうとココへ来たらしい。
「あーまーさーきーっ？！」
刀が急いで駆けつければ、荒太郎は気絶していた。因みにどことなくゆるるーんでふんわりとした印象の女の子になっていたのは愛李子のろっこんが発動したからである。胸はそれなりにあり、色白で桜色の唇が瑞々しくキュートである。
（……これって……また先輩のろっこんの所為か？！）
刀は頭が痛くなってくるのであった。刀もまた、過去に愛李子のろっこんによって性別が反転した事のある一人であった。
「なんだ、猪かとおもったら播磨はんか……ってええええっ？！」
その様子を見てけたけた笑っていた瓢だが、愛李子は止まらず彼の小柄な身体を吹き飛ばす！
「あら、ごめんなさい！ 猪をみたとか聞こえた物だから……」
瓢に漸く気付いた愛李子が瓢を助けるも、そんな彼もまた見事に女の子と化していた。小ぶりな胸にちょっと鋭い目だが充分小悪魔系美少女でいけそうな感じだった。トリエンナーレで披露した姿が（服装が違えど）そのままになったような雰囲気でなかなか愛らしい。
「大丈夫？ なんか騒がしかったけど……」
ちょっと離れた所で作業をしていた愛李子と同じ班の女の子たちが集まってくるも、瓢は女の子になってしまった事に唖然としたが、直ぐに我に帰る。
「そこのイノシ」
「いや、ちょっと人とぶつかってしまっただけだ」
刀は平静を装いつつ瓢の口を塞ぎながら答えるのであった。そうしながらも当初よりかなり健康的にダイエットが成功している様子の愛李子のフォローも忘れないのだった。
「あ、播磨先輩こんにちは。随分スリム（かつパワフル）になられたようで……」
「スリムだなんて……。まだまだよ。でも、この間ショーゴくんが『綺麗になったね』って言ってくれて……」
少し頬を赤く染めて語る愛李子。そんな姿に、刀はとりあえず荒太郎が吹き飛んだ事はだまっとこう、と思うのだった。
ちょっと時間を巻き戻す。刀達と同じ班である初島 優は調理に専念という事でこの時、先生方からとある物を分けてもらえないか話をしていた。
「えーっと、小麦粉とサラダ油……塩と醤油、お砂糖、ね？」
偶然見回りから戻ってきていた鷲尾 礼美に、優はメモを渡して頭を下げる。
「ちょっと作りたい物があるんですが……」
「天ぷらと……ドーナッツとか甘い揚げ物かしら？」
礼美の言葉に、優が頷く。彼女は別の先生に報告をすると、箱から言われたものを取り出し、お店で使うようなプラスチックの籠に入れて優に渡した。
「うふふ、出来上がりを楽しみにしているわ」
「はーいっ♪」
優は艶やかな笑みに楽しそうな笑顔で返し、テントへと戻ったのだった。
どたばたしつつも続く食材探しやお仕事。その様子を見た先生方はこの調子なら上手く行きそうだ、と頷き合っていた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年05月01日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年05月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年05月08日 11時00分
