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フジコ先生リターンズ~追試と小さな先生の囁き~
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音楽実技のお時間です
「じゃ、ひとりずつ行くわね。しっかり歌えれば合格よ」
課題曲は「荒城の月」。先に指名されたのは
リンゴ・スタージンガー
だ。
「Well、敬愛する担任のフジヤマ先生の前で失敗をするわけにはいきません。積み重ねてきた練習の成果を発揮しましょう!」
「フジコよ」
鋭く訂正が入るが、フジコ先生のクラスなだけあって、その切り返しには慣れたもの。
リンゴは気にせず歌い始める。
結果は――。
「No……」
自らの歌声のあまりのひどさにリンゴは打ちひしがれた。
「音楽には林檎の魅力を更に深める事ができる可能性が秘められているのに、私がこれでは……」
林檎。そう、林檎の素晴らしさを表現する方法を幅広く学びたい、というのがリンゴの願いなのだ。
「But、林檎は本当に素晴らしいですね。まず、赤いのが良いです。形が丸いのも良いですね。ひと口齧るとあふれ出る蜜、それも素晴らしいで……Oh!」
突然手の甲がちくりと痛む。
見ると10センチほどのミニフジコがハイヒールで手の甲をぐりぐり踏んでいるではないか。
「先生!?」
リンゴは驚いてミニフジコをつんつん突いてみた。
「幻……ではないようです」
じっさいは神魂的幻だが、いまはどうでもいいだろう。
リンゴはこの幻を、厳しくも熱意ある素敵なフジコ先生の愛が具現化したものだと受け取った。
「先生、お願いです。私にリズムをご指導ください」
「いいわ、40秒で仕上げてあげる。さあ、いい声で鳴きなさいな」
「……ふふふ、くすぐったいですよ、先せ……Oh! Oh!」
「そうよ、そのリズムよ。今よ、歌いなさい!」
リンゴは歌った。
さっきよりずっとマシな歌声だった。
「いいわ、合格」
フジコ先生の声。
その途端、ミニフジコの姿が薄れはじめる。
「消えてしまうのですか……? お待ちください! 私はまだ貴方に!」
――……ありがとう、と伝えられていません。
リンゴの指をすり抜けたミニフジコは満足そうに微笑んで消えた。
終了:音楽実技:
リンゴ・スタージンガー
「次、佐藤ちゃんよ」
次に呼ばれた
佐藤 タカシ
は、地味で無口でおとなしく、成績も平凡な生徒だった。
筆記はすべて平均点前後。にも関わらず、なぜ実技で落ちたのか。
それは、彼があまりに無口すぎたからだ。
――たまにしゃべると疲れるよね。特に顔の筋肉とか。
こんな調子なので、歌唱のテストに受からなかったのである。
以前、歌のテストの翌日に表情筋筋肉痛になったのは痛い思い出だが、今日はそれも覚悟で歌うべきときだ。痛いといっても数日で治るし、犬小屋行きよりはよっぽどマシなはずだもの。
ところが。
歌おうとしても声が出ない。
歌自体はちゃんと覚えている。なのに……。
なんてことだろう。声を忘れてしまったなんて! 筋肉痛以前の問題だ!
それは暗闇に生きる深海生物が使わない目を退化させるのにちょっと似ていた。
家と学校を往復するだけで、特別な理由がない限り一言も喋らない生活。
そういえば最後に喋ったのは4日前。道をきかれて「向こうの道です」と返したきりだ……。
声の出し方を忘れた、なんて、どう伝えればいいのだろう。
逡巡する間に、佐藤の若い肉体はフジコ先生の魔手に絡め取られていた。湿った掌で身体中を激しくまさぐられた佐藤は、なんとか身を捩って逃げようとする。が、逃げられない。
「……っ、……っ!」
「フゥン……声が出なくても喘ぐことはできるのね」
耳元でそう囁かれ、佐藤の頬がぱっと朱に染まる。
「フフ……カワイイ。あなたの身体、悪くないわ。でももっと上を目指せるはずよ!」
いつの間にか、フジコ先生の顔は曹長のそれに変わっていた。
「ようこそフジコズブートキャンプへ! 腹筋500回、スクワット500回、そのあと発声練習よ!
――リンゴちゃん!」
「What?」
「あたしは筆記のクラスに戻らなくちゃいけないから佐藤ちゃんを見ててあげて。声が出たらリベンジよ」
「Yes、Sir!」
「Momよ」
こうして、佐藤には猶予が与えられた。
「サトウさん、頑張ってください」
「……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月30日
参加申し込みの期限
2014年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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