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箒星は夜闇を駆けて
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◆
数年ぶりの簡易望遠鏡に四苦八苦した米太郎を待っていたのは。
「じゃーん! お弁当作ってきました!」
おかずは唐揚げやだし巻き卵などなど、米太郎の好きなものばかり。
「夜食として食べよ! ほら、あーんして!」
楽しそうに差し出されただし巻き卵を、
「あ、あーん……」
少し照れくさく思いながら、あーんしてもらう。
口の中に、ふわっとした食感と一緒にだしの旨味が広がる。
米太郎は、翠子の作るご飯が好きだ。
美味しいのはもちろんだけど、それだけじゃなくて……やさしい味がするから。
食べると自然に笑顔になれるような、そんな味が。
「ありがとう、美味しいよ!」
だから自然と、顔は綻ぶ。
そんな米太郎に釣られて、翠子も笑顔を浮かべる。
「……でも、こめ君から誘ってくれるなんて珍しいね」
ぽつりと漏れた呟きに、米太郎は「そうかなぁ?」なんておどけてみせた。
お弁当を食べた後。
「そうだ先輩、これやりましょうよ!」
米太郎がリュックから出したのは、
「これって花火? 持ってきてくれたの?」
夏の定番の一つ、花火。
「あ、でもバケツとお水――」
「ちゃんと持ってきてますから!」
折りたたみ式のバケツを広げ、水筒の水を注ぐ。あっという間に花火用の火消しバケツの完成だ。
早速、翠子が花火を一つ手にとった。
色鮮やかな火花が迸り、夏の夜を微かに照らす。
「なんか、いかにも夏休みって感じがする!」
楽しげに笑う翠子に、
「ちなみに先輩、好きな花火とかってありますか?」
「んー、線香花火とか好きだよ。風情があっていいよね」
ですね、と米太郎。
「勢い良く火花が出るのもいいですけど、ああいう静かなのも落ち着いてていいですよね」
線香花火も持ってきましたよ、と付け加えた。
翠子は喜んでくれているようで、少しほっとする。
(……最近、なんだか元気がないみたいだったし)
いつもお世話になっている人の元気がないのは、見ていてやっぱり辛いから。
少しでも、元気になってほしい。
(……来年も、もっと言えばこれからもこの人と一緒に居られるのかな)
なんてことを、ふと思った。
思うことがあるのは、翠子も同じで。
米太郎が自分を励まそうと誘ってくれたのは、なんとなくわかっていた。
(落ち込んでるのとか、ばれないようにしてたつもりなんだけどな……)
お見通しか――声もなく、呟く。
(私も先輩なのに情けないよ。すぐ落ち込んだりして……)
でも、彼が誘ってくれたことは嬉しいから。
今日この日を、楽しみたい。
◆
いつも見ているのと違う静かな夜のシーサイドタウンを抜けて、桜台墓地へ。
楽しみだね、なんて話をしている間にあっという間に到着。
寝転がっても背中がゴツゴツしない場所を探したら、大きめのレジャーシートを広げて腰をおろした。
「美味しいかわからないけれど……」
おずおずと、ちょっと緊張気味にサンドイッチを渡す柳霞。
具はタマゴ、ハムとレタス、パストラミ、ツナ等など。
彩り鮮やかなサンドイッチの具に見上げられ、景貴はどこか困ったように、
「色んな具があって、どれから食べようか迷ってしまいますね」
しばらく悩んだ後、手にとったのはタマゴのサンドイッチ。
緊張した面持ちで柳霞が見つめるなか、口に運ぶ。
「ど、どうかな……?」
じーっと上目遣いに様子を伺う柳霞。
「とても美味しいです、具もパンも」
その言葉に、とても嬉しそうに微笑して。
「よかったぁ……パンも自分で焼いたんだよ」
そうなんですか、と景貴は小さく驚いて、
「料理も上手なんですね」
「ありがと、えっと、喉乾いたら麦茶もあるからね!」
照れ隠しのつもりか、大きめの魔法瓶をずずいと差し出す柳霞の姿に、景貴は小さく微笑んだ。
サンドイッチを食べ終わると、
「よかったらおやつもどうぞ」
景貴がチョコミントマカロンを差し出した。もちろん彼の手製だ。
「わー、ありがとう!」
キラキラと目を輝かせ、早速一ついただきます。
「やっぱり景貴さんのお菓子、大好き」
幸せそうに、顔をほころばせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月26日
参加申し込みの期限
2014年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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