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箒星は夜闇を駆けて
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◆
出会ってしまった堕天使ルシフェル……もとい
葦原 忍穂
と、
レティシア・ル・テリエ
。
しかしまあ、お互いの歯車がそれはもうきれーに噛み合った結果。
「人間の世界は堕天使さんの目にはどう映っているんですか?」
「人間の世界、か。我にとっては、其は飽く事無く打守り続ける事が可能な、実に愚かで愛おしき箱庭であるな」
結構話が弾んでいた。
箒星が流れる夜空の下、深刻なツッコミ不足によって成立した会話は続く。
「どれくらいの間、人間の世界を見続けてきたのかお聞きしてもいいでしょうか?」
そうだなと忍穂は少し考えてから、
「少なくとも、人間が進化の道程への一歩を踏み出した時代まで遡る」
まあ、と目を丸くするレティシア。何千万年も前の話になるのだから、当然と言えば当然の反応。
そんな彼女に気を良くしたのだろう、忍穂は大仰な身振りも交えて"堕天使ルシフェル"の話を続ける。
「…人間の進化、それは当時の我の唯一つの娯楽であった。よもや地上の支配者を自称するまでに至るとは思わなんだがな」
どんどん設定が盛られていくぞ堕天使ルシフェル。しかしレティシアがツッコミを入れるわけもなく、ツッコミ不在会話はさらに加速していく。
「そうだったんですか。……そういえば、どうして堕天使さんは堕天使になってしまったんです?」
フッ、と勿体ぶった笑みを浮かべる忍穂。息を呑むレティシアに、
「其は貴様達脆く儚き人間には語れぬことだ」
「そんなに深い訳がおありなんですか……?」
「我にとっては懐かしき昔語に過ぎぬが、人間の脆き心には、耳にした刹那闇に堕ちうるおぞましき物語よ」
驚きで声も出ない様子のレティシアに、忍穂は髪をかきあげ不敵な表情を浮かべた。
直後、レティシアが「あらっ」と可愛らしい声をあげた。
視線はちょうど髪をかきあげた忍穂の腕、そこにつけられた腕時計に向けられている。
「どうした」
「まあ、もうそんな時間……! 帰らないとお父様に叱られてしまいます……!」
「なんだと?」
どうやら、たまたま見えた時刻が門限近くだったようだ。
「今夜はありがとうございました。堕天使さんのお話が聞けて、とても嬉しかったです!」
ペコりと可愛らしく頭を下げて、踵を返し走りだす。
「おい、慌てて駆けるのは危ないぞ人間よ。闇に絡め取られずとも、貴様らは転ぶだけで傷つく脆き生き物なのだからな!」
堕天使ルシフェルの声に後ろ髪を引かれながら、レティシアは駆けていく。
(またいつか、お会いできるでしょうか)
……今度見かけた時は、声をかけてみるのもいいかもしれない。そんな事を、思いながら。
――輝く星空の下、堕天使とお嬢様の奇妙な友情が結ばれた。
◆
一気に数を増した流れ星。
こうして直に流れ星を見るのは初めてだから、
浅山 小淋
はちょっと興奮気味。
思わず指差しながら、ひたすら目で追いかけてしまう。
『こんな景色、本当にあるんですね』
「俺もこんなに沢山流れ星を見るのは初めてかもっ」
実家の神社からでも綺麗な星空は見えたけど、こんなには見えなかった。
目をかがやかせる
千鳥 雅人
のアホ毛は、呼応するように元気にパタパタ動いていた。
「これだけあれば、いろんな願い事ができるねー!」
一つの願い事を三回唱える間に、一体いくつの星が流れるのだろう。
夜空に向かって手を伸ばす雅人に、小淋が問う。
『千鳥さんは流れ星に何か願い事とかあるんですか?』
「俺の願い事ー?」
うーんそうだなあと考え込んだ後、頬をかいて照れくさそうに、
「カッコよくて男らしい人になれますように、かな?」
微笑む小淋に、「恥ずかしいから皆には内緒ねっ」と慌てて付け加えた。
「小淋ちゃんはどうなの? 願い事、ある?」
首肯して、さらさらとスケブにペンを走らせる。
『これからも素敵な出会いがありますように』
人差し指を立てて、内緒のサイン。
お互い願い事は他言無用、だ。
やがて、流れ星の数も少なくなってきてそろそろお開きといった頃。
(うう……やっぱりこの時間になると凄く眠い……)
雅人の限界が近づきはじめていた。パッと見でソレとわかるほど、眠たげな表情をしている。
【流石にこんな夜遅くに、無理をさせてしまったかもしれませんね】
心配そうに顔を覗きこむ小淋。
今寝てしまえば彼女に迷惑がかかる、という一心で必死に睡魔への抵抗を試みる雅人。
しかし、
(あーうー、カッコいい男には……程遠いん、だよ……)
結局こてんと眠ってしまう。そんな彼の様子にくすっと微笑んで、
【ゆっくりお休みくださいね】
小淋は起こさないようにそっと肩を貸した。
◆
「そろそろですね……」
流星群の到来を予感した時子は、懐中電灯を消した。微かな星の輝きだけが、時子達を照らす。
フクロウさんとヨタカさんと、流れ始める時を静かに待つ。
「あ……」
一つ、星が流れた。
続いて二つ、三つ。輝く軌跡が、新月の夜空に刻まれていく。
消えてしまう前に急いで瞳を閉じ、時子は願い事を唱える。願う事は前と変わらず、
「鳥さんたちともっと仲良くなれますように……」
仲の良い鳥さんは沢山いるけれど、まだまだ出会っていない鳥さんだって多いから。
「フクロウさんとヨタカさんは……、何をお願いしましたか……?」
二人を交互に見やりながら問いかけた。
願いを人に話すのがひょっとしたら照れくさいのか、さあなとヨタカさんははぐらかし、
『鳥と人間がより仲良くなれるように、と願わせてもらいましたぞ』
フクロウさんは微笑むように一声鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月26日
参加申し込みの期限
2014年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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