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<CI@SP>ふたつのミドリのゆくえ
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●華麗に宙を舞う●
一方焔は、姿を変えられた人々を治そうとして奮闘するマヌカノイドたちの様子を見ていた。
「……苦戦してるみたいね」
「わ、私の最高のアバターがぁ~」
力を注いで作った理想の自分を壊されてしまった女性もれいびのショックは、大きいようだ。
「し、失礼しましたニャ」
猫車掌&運転手コンビはあわあわし、神田ちゃんもちょっと痛ましげな顔をする。
「場合によっては、女の子のダメージ大きいよね」
「あ、ねえ。変化元のモデルデータがあれば戻し易いんじゃないかしら? バックアップとかがどこかに保存はされてるわよね」
焔の問いに、神田ちゃんは頷いた。
「街やユーザーさんのデータは、定期メンテ毎にバックアップしてある筈だから、その時点までのデータならあると思うよ」
「マヌカノさんに直接データを流すことはできる?」
焔はマヌカノイド経由でバックアップデータを書き戻し、姿を修繕出来ないかと考えたのだ。
「なるほど、良いアイデアだね。……ん?」
神田ちゃん頭上に電球マークが点る。
「そうだ、イメージの元になるようなご本人たちの写真のデータやスクリーンショットはないかな? バックアップデータから選別して1体1体に流し込むより、マヌカノイドたちに一斉に見て貰った方が短時間で済むかも!」
「それなら、ボク遠足の時の写真持ってるよ」
円は直樹のイメージを補正出来ないかと準備していた画像データを、神田ちゃんに渡した。
「よし、やってみよう! 色んな写真があった方がイメージ力も養えるかな……?」
神田ちゃんは変化させられてしまった各アバターの画像を集める傍ら、自分の写真フォルダからもデータを引っ張ってきた。
『ほぼ電車と駅じゃん』
カッパが呆れる。
「そりゃあ、大好きだからね~。でも人物の写真だって結構あるんだよ」
駅員さんや車内販売の様子などに混じってパラパラと出てきたのは、Mystiqueとツーショットでへらへらしている神田ちゃんの写真だった。
『うぉっ、眩しい!』
『な、なにィ!?』
「あ、これまだ結婚する前にデートした時のだ。ここは舞浜駅で……」
『く、くそ……リア充め……!』
『ぐあぁ、目が、目がぁッ!』
リアルソロプレイヤーの男性陣は、深刻なダメージを受けた。
「大変ねぇ……」
「うん……」
焔と円は生温かく見守った。
何処かの服飾店のモデルらしい少女マヌカノイドの手を握り、円は直樹の姿を念じる。
そのイメージと写真のお陰か、直樹はほんの数度試行しただけで元の姿に戻った。
「わ……戻った? うん、戻ってるね……ありがとう。一時はどうなるかと思ったよ」
直樹は安堵して皆に礼を告げると、情報収集の為に何かの画面を開いた。
公開テストプレイ時のグループもまだ残っているし、グループチャットや通知を使えば大方の者との連絡も容易だろう。
「みんな、大分直すの上手くなってきたじゃない。そろそろあたしたちも行こうかしらね?」
ある程度の人やオブジェクトを戻した後、焔は公園内にいる10体弱のマヌカノイドたちと相談し始める。
「あ、焔ちゃん! あの子を相手にするならこれ使ってよ」
「これ……紫電改!?」
元に戻して貰ったミリオタもれいびがパッと出したのは、精巧な戦闘機のオブジェクト。
「そう! 完成したばっかりで丸腰だけど、小回り利くし操縦も簡単に出来るから役立ててくれないかな」
お披露目がこの作戦なら光栄だと、彼は笑う。
有り難く拝借して、焔は操縦席に乗り込んだ。
「みんな、ちゃんと掴まっててね」
両翼や尾翼の辺りには、マヌカノイドたちが乗ったりしがみついたりしている。
物理法則を無視した無茶に見える乗り方は、仮想世界ならではだ。
プロペラが回り出し、それっぽいエンジン音が響く。
「ボクたちは、残りのアバターさんたちを戻してから合流しますニャー」
猫運転手・車掌のコンビを残し、焔はキャットアイランドの空に飛び立つ。
「いってらっしゃーい! 頑張ってねー!」
円たちが手を振って見送った。
時間は少々遡って。
「ぐぁーっ! 待つのだ待つのだ、緑の子ー!」
同chの旧市街エリアで、
李 小麗
は少女の姿を探していた。
『小麗ちゃん、あの子見付かった?』
そこへ悠華が合流する。
「まだなのだ、アリーセたちの方も着地した辺りを探してるはずだけど……緑の子って、んぁー、名前がないから呼びにくいのだっ」
『うんうん、いまいち呼び難いよねっ!』
むがーとなる小麗に、悠華がうんうん頷く。
「んー、名前、名前……何かいいの考えるのだ」
小麗が考え込んでいると、通りの向こうにふよふよ飛んでいる少女の姿が。
『あっ、いたよ!』
「ほんとだ、追い掛けるのだ!」
二人は急いでその姿を追った。
「ストーップ! 名前がないと不便すぎるのだ」
「ん?」
後ろから掛かった聞き覚えのある声に少女が振り返ると、お団子頭の可愛い女の子がカッ飛んできた。
「ふわわ!?」
「いったん追いかけっこは中断して、名前を決めようなのだー!」
ごっちーん☆
『ちょっと、大丈夫~?』
少女の額に華麗なヘッドバッドをかました形になってしまった小麗を見て、裕也は思わず笑いを零しつつ文字を打つ。
「はらほろひれ~」
「ご、ごめんなのだ。タックルするつもりが勢い余っちゃったのだ」
一緒に倒れ込んだ少女を、小麗は起こしてやった。
「う、うーん……しゃおりーの頭、強いね 強いね」
少女が自分の額を撫でると、たんこぶが綺麗に引っ込む。
因みに小麗の頭は、ダイブの関係なのか無傷だ。
「そうそう、名前、名前なのだ」
『この僕が名づけ親になってやるッ!』
そこでビシィッ、と悠華が指先を突きつける。
『『ミドリ』ちゃんってどう?』
「ミドリ? あたしの名前?」
首を傾ぐ少女に、小麗も顔を上げた。
「しゃおりーも考えるのだ。緑から連想するものが良さそうだけれど、んー」
考え込んだ彼女の頭に、ふと先日食べたケーキに添えられていた葉っぱが浮かんだ。
「あ、『ミント』って名前はどうなのだ?」
「ミント?」
「良いにおいするし、葉っぱも綺麗な緑だったし……どうだろか?」
「どんな匂いかな~、でも綺麗な色なの? いいね いいね!」
少女はにぱっと笑った。
「あたし、ミドリでミントなのね。両方ミが付くけど、かわいい名前!」
『あ、それでどっちにするの? って……』
悠華の発言を見ているのかいないのか、少女は鼻歌交じりに歩き始めた。
「あ、こら。待つのだー」
二人もその後に続く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
前回シナリオ
<CI@SP>Evergreen≒Deciduous
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月25日
参加申し込みの期限
2014年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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