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ある夏休みの試練~サンマさんりたーんず~
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御巫 時子
はお菓子を作りながら、友達の美弥子のことを思い出していた。補習に参加すると聞いて、補習会場に入る前に声をかけに行ったのだ。
「前向きな美弥子さんなら乗り越えられます……。頑張ってくださいね……」
時子は美弥子の手を握り、微笑みながらそう言った。最初はクッキング・パーティーに参加できないと沈んだ表情だった美弥子だったが、時子の応援で明るい表情になったのを思い出す。きっと美弥子は補習を終わらせてクッキング・パーティーに来る。そのときに渡すことができるよう、時子はお菓子を作るのだ。
まずは白沢先生と一緒にお菓子作りをする。分量を量ったり、混ぜ合わせたり。先生の手際の良さを真似出来たらいいのだが。時子も家でお菓子作りをすることがある。だからこの際だから、美味しかったケーキ屋や和菓子屋の話をするのだ。美味しいプリンの話も。話しながらも、時子の手は休むことはない。テキパキと動いている。
作ったお菓子をテーブルに並べて、時子は少し離れた場所でお菓子作りをしている相原先生を見つけた。相原先生も家でお菓子作りをするのだろうか。せっかくだから、相原先生ともお菓子の話をしよう。そう思って、時子は相原先生の方へ移動した。
恵御納 夏朝
はクッキング・パーティーに行く前に、補習の様子を見に行くことにした。中間試験の後に、補習を受けたことがあるから分かるのだが、終わらないと帰ることができない。おまけにそのときはサンマさんがいたから、大変だった。こっそりと教室内を覗く。担当の先生は久保田先生らしい。
(サンマさんはいないみたい……良かった)
夏朝はほっと胸を撫で下ろす。実際小さなサンマさんがいたのであるが、補習者でないからか、夏朝には見えていなかった。
(皆暑そうだし、心なしかつらそう……)
よくよく見れば、窓が開いている。クーラーがかかっているなら、開けているはずはない。ということは、クーラーが効いていないのか。
「あの、久保田先生……」
補習の邪魔にならないように、小さな声で久保田先生を呼ぶ。
「……ペットボトルのお茶、皆に差し入れてもいいですか?」
「うーん、補習も勉強だから難しいかな……ペットボトルのお茶、全員分買ってくるのも大変だからね」
運ぶのもお金も、と久保田先生は付け加える。補習の人数は17人、運ぶのはろっこんでどうにかできそうだったが、それを先生に言うわけにもいかない。先生や補習参加者の体調が心配だが、仕方ない。夏朝は素直に諦めて、パーティー会場に向かった。
八十八旗 信彦
はまず補習が始まる前にクッキング・パーティーがあることを補習組に伝えに行った。補習が終わり次第、パーティーに参加するよう呼びかけるためである。
主に女子へ、パーティーに参加するよう呼びかけるためである。
大事なことなので2回主張しておく。
決してこれは嫌がらせではない。補習組のモチベーションを高めるため……なのだが、実際のところは集中力を削ぐような逆効果になっている者もいるはずだ。が、そんなことは信彦は知らない。知らない方が幸せかもしれない。
補習組のモチベーションを高めたり下げたりした後、信彦はクッキング・パーティーに参加した。ベイクドチーズケーキを作るのだ。比較的作りやすい上、レディに人気があるお菓子と言えば、チーズケーキ。ちなみに、このチーズケーキ作りのおかげで、換気により家庭科室の外……主に隣の会議室に香ばしい匂いが漏れることになる。これがまた補習組の集中力を削ぐのだが、信彦は知らない話だ。
それはともかくとして、作る前に信彦は作り手を求める。というより、『女子に』手伝ってもらうという魂胆だ。レシピがあれば問題なく作れるだろうが、ケーキ作りなんて初めてだから不安という口実の裏には、これを通してもっと多くのレディとお近付きになりたいという本音がある。ちょうど手の空いていた相原先生と、ついでに竜司、それから少し時間差をつけて時子が手伝いに来てくれた。そしてそれからもう1人。
「真央ちゃんもチーズケーキ作るの手伝うのだ!」
チーズケーキの匂いにつられて時子の後に手伝いに現れたのは、補習組のはずの真央だった。正規に補習が終わっていれば、月詠の対策通りに久保田先生に見せ終わって白沢先生に見せるはずの課題を持っているはず。だが、身体1つで家庭科室に来たように見える。
信彦としては手伝う女子が増えて万々歳であったが、そこはさすがに竜司が止めた。決して相原先生の前だったからというわけではない。
「おいおい、ベイクドチーズケーキを作るのを手伝うのは構わないが、補習組の子を巻き込んじゃ駄目だろ」
「そうね。後木さん、会議室に戻りなさい」
相原先生も言うが、真央は食い下がる。
「補習全然分からないのだ~」
そんな真央を説得するように、なおも竜司が言う。
「ちゃんと終わらせてからきなさい。残しておくから」
「う~じゃあせめて1つだけ食べさせてほしいのだ、それ食べたら帰るのだ」
1人だけ特別扱いをするわけにもいかず、押し問答状態である。そのとき、
栗原 瑞穂
が1つのクッキーを差し出した。
「白沢先生にお菓子作りのコツを教えてもらって作ったのよ。1つあげるわ」
「この赤いのは何なのだ?」
「苺パウダーよ」
瑞穂の答えに、一部始終を見守っていた信彦が冷や汗を垂らす。
「それもしかしなくても唐辛……」
信彦が全て言い終わるよりも、真央が口の中にクッキーを入れる方が早かった。もぐもぐ咀嚼して、真央は……辛さに叫びながら逃げるように家庭科室を出ていく。
「ごめんなさい! 失敗作だったみたいね」
瑞穂は謝罪するが、真央本人はもういなくなった後だ。なんとも言い難い空気が漂うが、とにかく補習組を会議室に戻すことができたのは良かった。
「瑞穂さんも一緒に作りませんか?」
時子が瑞穂を誘い、チーズケーキ作りは無事に再開する。その後は、最近ハマっているお菓子の話やテストの話など、会話を楽しみながらチーズケーキを作り上げることができた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月24日
参加申し込みの期限
2014年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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