this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【身体測定】♂♀反転戦線、異常アリ!
<< もどる
1
…
21
22
23
24
25
つぎへ >>
【24】
それからは森の独壇場だった。
彼は辛抱強く播磨の言葉を待ち、どんなに無言が続いてもひたすら諦めずに耳を傾け続けた。
その間、声の調子や視線、表情、姿勢、仕草等、言外の意味にも注意を払い、言葉そのものも文字通りに解釈するも、鵜呑みにはせず、播磨の目を見て本音を見逃さなかった。
少しでも躊躇いがあればそれを汲み取り、しかし自分から意見は述べずに相手に答えさせるようにした。
それは播磨の感情を、森自身が理解しているか確認するための工程なのだ。
しかし、それは単なるオウム返しではなく、彼女の考えを彼女以上にうまく説明するよう努め、その気持ちにも理解を示す為でもあった。
「彼の発言に傷付いたんですね……。それは、とても辛かったでしょうね」
こくこく、と無言で涙を流しながら頷く播磨。
「彼――ショーゴ君は、一度だけだったけど、柔道している私を『カッコイイ』って言ってくれたの……」
「それで、想いを寄せるようになったんですね」
「うん……、でも、もうどうしていいか、分からないわ……! 私、これからどうすればいいの……?」
両手で顔を覆い、落ち込む播磨に、森は優しく問い掛けた。
「愛李子さんはどう思いますか?」
「……へ?」
「愛李子さんが本当にしたい事をして下さい」
森は欺かず、誠実かつ率直に述べ出す。
「愛李子さんの純粋な気持ちは、誰よりも素敵な気持ちです。だから自信を持って下さい」
「……そうかな……?」
「愛李子は恥ずかしくなんかない! 愛李子はとても魅力的だよ!」
そこへ
天馬 ひびき
が明るい声で会話に混じってきた。
「女の子も強い方がいいんだよ! 大切な人を守れたほうがずっと良い! それに柔道やってる愛李子をカッコイイって言ってくれたんでしょ? 悲観しちゃダメだよ!」
ぎゅっと手を握り、懸命に励ます天馬。
天馬ちゃんマジペガサス。
「それでも痩せたいなら協力するよ。私は野球部員。マネージャーだけど、ロードワークは欠かしていないんだ。よかったら、今度野球部と柔道部で合同練習して、一緒に実力を高めつつ健康的にひき締まろうか?」
にっこり笑いながら播磨に提案する天馬。
これには播磨も初めて肯定的に受け止め、笑みがこぼれる。
「うん……! それ、すごくいいかも……!」
そして、周りを眺める播磨。
「愛李子、私、あなたと友達になりたい! 私に柔道教えてほしいな!」
ギュッと優しくハグをする天馬。ただし、現在は男性化中。
何故だろう、チャラ彦さんとはエラく印象が違うのは?
「そっか……、私のために、こんなに多くの人が駆け付けてくれたのね……」
ありがとう、みんな……!
次の瞬間!
「わぁ! 元に戻った!」
「ωと♂が戻ったぞ!」
「股間の違和感がなくなったわ!」
播磨の心の問題が解決され、暴走していたろっこんが解除された!
おめでとう! 諸君は無事、問題を解決することができたのだ!
「私、痩せるわ! 柔道の階級を変えなきゃだけど……。でも私、柔道とショーゴ君、両方共諦めない!」
「その意気です、愛李子さん」
「うにゅ、私も応援するよ!」
播磨の決意に、森と天馬が声援を送る。
「くくく、痩せるならワースト式ダイエットォーッ! 痩せるまで深夜を問わず容赦はしない! 貴様が豚のような悲鳴を聞くのが俺の楽しみだ……!」
草薙、待ってましたとばかりに再び参上!
「痩せると言ったな? この耳でしっかり聞いたぞ! これから俺のことを教官と呼べ!」
「ええ、いいわよ。でも、教官。ただ走るだけじゃつまらないので、寝子高柔道部秘伝のトレーニング法を実践するわ。教官もやりましょ?」
一変して上機嫌の播磨に、草薙たちワーストに悪寒が走る。
「土嚢1kgを背負って、校庭100週! ただし、50週までは1周するたびに土嚢の数が1袋加算されるの。ちなみに、達成者は未だいないそうよ?」
「な、なんだその無茶ぶりは……!?」
ワーストは逃げ出した!
しかし、播磨に回り込まれた!
「デブなのに機敏すぎる!?」
「柔道で鍛えてますから♪ さぁ、教官! それに取り巻きの方も! ご指導ご鞭撻、よろしくお願いします! 柔道部史上初のクリアを目指すわよ!」
播磨はニコニコしながら草薙、三月、ヨハンを軽々と担ぎ上げると、意気揚々と保健室をあとにした。
「くそう! どうしてこうなったー!」
草薙の悲鳴を聞きながら、心配になった天馬と森も慌てて後を追うのであった。
「あれ? なんで……?」
突然、胸の張りがなくなっていた。
常葉は胸を確認する。
まさかと思って自分の股間を触ってみる。
元に、戻っていた。
「……こんな、こんなのって……!」
保健室へ向かう足が止まってしまう。
「戻りたくなかった! こんなの全然良くない!」
慟哭する常葉。そのまま力なくへたりこんでしまう。
「ずっと女のままでいたかった! やっと、やっと女になれたって嬉しかったのに……!」
常葉の抱える体と心の問題を鑑みれば、今回の騒動はある意味、奇跡というべきものだった。
「これじゃ、意味ないじゃない……!」
まるで稚児のように泣きじゃくり出す常葉。
その心に、絶望が差し込むのだった。
「はい、シリアス終了だよぃ~」
強力な竜巻が見知らぬカップルを吹き飛ばし、窓ガラスを突き破って外へ放り出していった。
「「のわぁぁぁぁぁぁ~!!」」
吹っ飛ぶ2人を、さも愉快に見送りながら笑い出す人物が。
「ケラケラケラケラ! いいムードを台無しにするあっし、
骨削 瓢
を忘れないでほしいねぇ!」
彼のろっこん『悋気の独楽』は、他人の恋愛フラグを確認すると発動可能なのだ。
「ネタの吸引力の変わらないただひとつの粗忽者、とでも呼んでおくれ?」
そう言いながら、性別反転して狼狽える生徒たちをデジカメに収めた骨削は、ホクホクしながら猫鳴館へ戻っていくのであった。
<< もどる
1
…
21
22
23
24
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【身体測定】♂♀反転戦線、異常アリ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
88人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月26日
参加申し込みの期限
2013年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!