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寝子島、停電の熱帯夜
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【AM1:30 寝子ヶ浜海浜公園】
車を降りた
八神 修
は、公園内で浜風に当たりながら散歩していた。足元にはマーブルとミスト、2匹の猫たちも追随している。
「うゔぁあああ」
一切の前触れなく、茂みから飛び出してきたゾンビ。猫たちの毛が逆立つ。
(神魂か!?)
身構える。
「うゔぁあああ……て、参加者ちゃうんか」
演技を止める
浅沼 柳司
。
「……その声は、浅沼か」
「なるほど肝試しか」
「寝子スタ行ってもらえれば参加できるけど、もう正体ばらしてもうたし……どうせなら脅かし役やってみる?」
「ふふふ、面白そうだな」
修の不適な笑みに呼応するように、猫たちも怪しく鳴く。
木天蓼大学沿いの通りを抜けて、
難波 辰
と
四野辺 蘭月
の2人は手を繋ぎ、小走りで公園へとやって来た。
「ただでさえ停電で雰囲気あるっちゅーのに、心霊現象みたいなん起きたらほんま心臓飛び出るわ」
「こわー、さっきの何やったん? 床がフニャってしよったで。ガクブルやー」
「まーでもここまで何とかスタンプ集めてこれたな」
緑の深い公園内は、通りと比べてなおさに不気味な気配が漂っている。
「……絶対なんかおるやん」
「あ、あれ!」
木の上をシュタッと移動する影。
ムミャーワニャワニャワニャ
「な、なんやこの可愛いとも恐ろしいともいえん鳴き声は」
4つの光る目が2人をとらえて離さない。
さらに……
パシャッ……パシャッ……
何かの砕け散る音。
「あかんてコレ! ムリムリ!」
辛抱たまらなくなった蘭月、涙目になって辰に抱きつく。
(おっ、これは)
心の中でガッツポーズの辰。
「安心しぃな、俺が守ったる! おばけなんぞにびびっとったら、特攻の辰の名に傷がつくで!」
そして、誰もいない暗がりで念願のチュウを……。
(いやいや、俺は何を考えとるんや! こうゆうのはじっくりいかな)
「難波くん、こっち来る!」
素軽い身のこなしで、生物が近づいてくる。
「に、逃げるで!」
公園の奥へと駆け出す。
「ふん、なかなか上手くいったみたいだな」
草の陰から姿を現す修。手には小石が握られている。ろっこん「分解」でこれらを砕いて音を放っていたのだ。
「それにしてもお前たち、ノリノリだったな」
猫たちはご褒美をねだるように、修の足にスリッと頬を寄せる。
「仕上げは浅沼に任せるとするか」
「ここまで来れば大丈夫やろ」
100メートル以上は走っただろうか。全力だった2人、しばし息を整える。
「にしても蘭月、さっきは積極的やったな」
「え、何が?」
「ほら、いきなり抱きついてきたやん」
「え、した?」
恐怖の極限にいたせいで、蘭月の記憶は曖昧だ。
「でも難波くん、私を守る言うてくれたな。あれしびれたで」
「そ、そうか。続きしよ……な?」
蘭月の両肩をガシッとつかむ。もう我慢ならない。寄せる唇。
「ちょっ何しよんねん、こら、エロ辰!」
と抵抗しつつも、受け入れる準備はしている。
いよいよ唇が重なるかどうかという寸前、辰の足首に感触があった。
「え」
見ると、黒くくすみ汚れた手が、辰の足首をつかんでいる。手の元をたどると、地面を這うゾンビの姿。
恐怖のあまり、声も出ない。
「うゔぁあああ(イチャイチャすんなやああああ!)」
起き上がるゾンビ。セクシャル的な面を考慮して、辰に襲いかかる。
「うおおおお!」
反射的に繰り出されるパンチ。ゾンビの顔面にスマッシュヒット。
「あいたっ!」
「いたっ言うたぞ、このゾンビ! しかもちょっと関西弁風やった!」
再び駆け出す2人。
(もうやけくそや!)
殴られてちょっと涙目のゾンビ柳司。どうにでもなれという気持ちで、辰に飛びかかる。
「うわあ」
柳司と辰、団子になって地面へ転がる。
「ちょ、離せっ」
「うゔぁああ(離すもんか!)」
辰の上半身をきつく抱きしめる柳司。
……と、辰の胸あたりに、ポヨンと柔らかい感触が。
「な、なんやこれ」
思わず声に出る。それは揉むたびに、柳司の心を平穏にさせた。まるで今夜の満天の星空のように、奥ゆかしく壮大なイメージが、柳司の中枢へと流れ込んでくる。その正体を確かめるべく、辰の胸あたりを覗き込むと……
「うわああ!」
なぜか、抱きついていた相手が男から女へと変わっている。
「め、めっちゃボイン……」
「ど、どこ触ってんねん!」
「あちゃー、もう色々と台無しや」
横たわる柳司とろっこん「にょたいかっ!」で女体化した辰。その光景を見守る蘭月の心中は複雑だ。
「あー、やっぱり肝試しに便乗してセクハラするつもりだったんですねー!」
折悪く登場する
本条 小萩
。
「いや、ちゃうんや、男だったんやさっきまでは!」
「もー騙されませんよー!」
「なんか大変な誤解が生まれているみたいだな」
遠巻きに様子を見ている修は、猫たちにクッキーをあげている。
「ま、こんな夜も悪くない」
柳司の叫びと小萩の罵倒が夜の海浜公園にこだまする。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月12日
参加申し込みの期限
2014年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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