this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島、停電の熱帯夜
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
16
つぎへ >>
【AM0:41 またたび市動物園】
停電の寝子島は、いつもと違った景色を持っている。
何も持たずにマンションを飛び出した
大天使 天吏
は、ようやく目的地へとたどり着いた。途中、停電を口実にして騒ぎ散らしている集団を避けるように道を迂回したり、真っ暗な公園にあった遊具や噴水に見入ってみたりしたら、少々時間が経ってしまった。
「鳥さんたち……大丈夫かしら」
頑丈な造りの門に手をあてつぶやく。天吏が気にかけていたのは、動物園で飼われている動物たち、特に鳥であった。
(鳥舎は確かあっち)
動物園沿いをぐるり周回していく。
(動物たちの中には、夜間人工的に作った環境下じゃないと体調を崩す子もいる)
もし電気が使えなくて、この蒸し暑い夜に苦しめられている動物がいたら。天吏はさらに自分勝手な人間を憎むことになる。その準備はできていた。
しかし天吏の憂いは、鳥舎に着いてすぐ解消される。
動物園敷地内では、たくさんの小さな光がひしめいていた。人間たちが声をかけあうのも聞こえる。
(飼育員たちがたくさん……)
どうやら夜通しで、動物たちの面倒を見ているようだ。
(ふふ、愚かではない人間も少しはいるのね)
安心すると、フェンスに背を預ける。鳥たちの声だけに集中しようと目を閉じた。
キョキョキョキョ
特徴的な鳴き声がすぐそばから聞こえ、天吏は慌てて空を見上げた。
動物園の高いフェンス上に一羽の影がある。
(あれは……夜鷹?)
キョキョキョキョ
小さく小刻みに、夜鷹は動物園に向けて鳴いている。それに応じるように、鳥舎の鳥たちも鳴き始めた。
「あなたも動物園の仲間たちを心配しているのね」
声をかけると、夜鷹は天吏に耳を傾ける素振りを見せる。
「どう? 鳥たちは元気そう?」
尋ねると、夜鷹は夜空に向かって大きく羽を広げた。
「そう……よかったわ」
天吏はめいっぱい微笑む。
その場に座り、また目を閉じる。
もう少しだけ、鳥たちの会話を聞いていようと思うのだった。
【AM0:55 木天蓼大学寝子島キャンパス前】
頼りない懐中電灯の光で足元を照らしながら、
呉井 陽太
と
榊 彩斗
はスタンプラリー肝試しの珍道中を歩いていた。
「街灯が一切無いとこんなに暗いんだねぇ」
一歩先を行く陽太、ビクビク周囲に気を配りながら、努めて明るく言った。
「あやと? あやといるー?」
「……いるよ」
振り返ってすぐに、見慣れた彩斗の顔がある。
「ひ……そんな近くにいなくてもいいんだよー……でも心細いから、袖とかはつかんでてほしいなぁ」
「分かった……離れないよ」
離れるものか。彩斗は同室に住む仲間の背に強くうなずいた。
(よーたにかっこいいところを見せて尊敬されるんだ……!)
そのための秘策も用意している。懐にしまったそれを探り当てると、いつでも取り出せるよう心の準備をした。
「あ、あそこにスタンプ台があるよぅ」
スタンプを全部集めるともらえるプレゼントが是が非でも欲しい陽太。見つけるやいなや、道路脇へと駆け出した。少し遅れて続く彩斗。
「ん?」
よく見ると、スタンプ台が寄りかかっているキャンパス塀に、一枚の絵が飾られている。
「特徴的な絵だなー」
芸術を志す身としては、見入らずにいられなかった。
と、絵の目の前まで足を運んだそのとき。
「うわっ」
グニャリ、地面が沈んだ。
「ひ、ひやああ」
唐突な事態に思わず腰を抜かす陽太。
「よーた……! どうしたの」
「来ちゃダメだーあやとー! なんかここ変だー」
彩斗に向けて手をかざしたタイミングで、今後はビヨォォォォというエンジン音。
「「!?」」
音の方を見れば、チェーンソーを持ったゾンビがこちらへ走ってくるではないか!
「ギャーーーー」
さすがに肝試しと分かっていても、この状況では極上に恐ろしい。
「に、逃げよー」
なんとか立ち上がる陽太。
「あーでも、スタンプ押さないとぉ!」
錯乱したまま、スタンプ帳を慌てて開く。これだけは絶対にクリアしないといけない。
(これは……俺の出番だ)
覚悟を決めた彩斗、わき上がる恐怖を押し殺して、襲いかかるゾンビの前に立ちはだかった。
「時間を稼ぐよ!」
彩斗、懐から秘策を取り出し、ゾンビに向けて掲げた。
「う、うゔぁああ(な、なんや!?)」
身構えつつもゾンビ役に徹する
浅沼 柳司
。
「……て、ちょ、あやと」
それはワラ人形であった。
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……」
念仏を唱えだす。
「う、うゔぁああ(どー反応したらええんや……俺、西洋の幽霊やし……)」
「あやと、いかんよソレ……おばけ役のヒト、生きてる人間だからのろったらいかんでしょ……っ」
「何妙法蓮華経……」
淀んだ目で念仏を唱え続ける。
「いや、そもそも呪うのか祓うのかどっちなのん?」
「呪いながら……祓っている……たぶん」
「うゔぁああ(コントはそこまでや!)」
再びチェーンソーを振り回し襲いかかる。
「よしスタンプは押せた! 逃げるよー」
グニャグニャの地面によろめきながらも走り出す。
驚かされ役2人と驚かし役ゾンビが海浜公園方面へ消えていくのを見届けると、物陰から満足そうに
本条 小萩
が姿を現した。
「小萩の作戦は大成功ですね!」
スポンジの上に板を載せた、歩くと沈むニセ通路。テキパキと元の状態へと戻していく。
「かくも狡猾なる悪魔のごとき奸計! ああ、小萩はこんな才能まで持っていたのでしょうか」
暗闇の下、ひとり酔いしれる。
「しかし……」
周囲の雰囲気を見渡して一言。
「ひとりだと不気味ですね……」
もう少ししたら柳司を追いかけようと思うのだった。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島、停電の熱帯夜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月12日
参加申し込みの期限
2014年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!