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\ オーバータイム!/
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ある一夜の夢想い
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「大丈夫か? 爆……」
走り去った爆の後姿を見送って、市子はぽつりと呟く。
呟いたところでどうこうできるものではないが。
再び1人になって、市子は空を見上げた。
昼間のように明るい空だ。
周囲には誰もいない……けれど確かに聞こえた、声。
「誰だ? どこにいる」
夢の番人とでも言うべき者だろうが、この世界のどこかに必ずいるはずだ。
他者を避け身を隠しているのだろう。
市子は人気のない場所すなわち、九夜山の森を探し彷徨う。
「気マグレなヤツをマジんなって捜すコトもねー。テキトーのがうまくいく」
そんな気がした。
市子は、番人を捜すついでに、夢飴とやらを探すことにした。
桃色は花や実に紛れているだろうか。
足元の花のつぼみに触れると、笑うように花弁が開いて、ころりと桃色の飴が零れ落ちた。
透明なのはどこだろう。
色が無いから分かりにくそうだが、ここは夢。
小川、あるいは泉でもあればと空想する。
目の前に、音もなく泉が顕現して、市子はその水を両手で掬った。
水を救い上げたはずの手の中には、透明な飴が1粒入っていた。
予想通りだったことにくすりと笑い、市子はおもむろに結っている髪を解いた。
眼鏡を外し脱衣して、一糸纏わぬ姿になる。
「見えるだろ、夢なら」
水域の只中に立ち戯れに水浴びする。
市子の唇から紡がれるのは、歌。
未だ見ぬ番人を想いながら、口ずさむ。
くつくつと、笑う声が耳に届いた。
待ち人来たる。
市子は歌うのをやめた。
「……見せもんじゃねーぞ」
言いつつも、服は着ない。
服の中から見つけた2つの夢飴を取り出すと、姿の見えぬ番人に渡すよう、立って腕を伸ばす。
「コレやるわ。あたしにゃ必要ねーからさ」
手の中の夢飴が掻き消える。
「ヒマなら話し相手になってやんよ。一緒に見物すんのもいい。誰かがなんかやらかすとこを」
しかし、番人の答えはない。
笑い声が届くのみだ。
それでも慌てず急がず、市子は言う。
「あたしは
獅子島 市子
。あんたは? 聞かせなよ、ここに来る前のあんたの話。減るモンでもねーだろ、起きたらどーせ忘れんだ」
答えはない。
「だって見たじゃん、ハダカ。減るもんでもねー……けど、タダ見はいけねーな」
悪戯ぽく微笑し、答えを待つ。
『2度は、言わぬ』
2度、という答えに、市子は目を細めて空を見た。
「前にも来たのか、あたし。似たよーなコト言ったろ。分かるさ、自分のコトだかんね。だが……だとすっと酷だ。なんかすまん」
『そういう世界だ』
「……あんたはこっから出られんのか?」
『そういう世界だと、言ったろう?』
番人の答えに、市子は目を閉じる。
青い夢飴を口にして。
「ヒマんなったらまた呼びなよ、この世界の、ダレか」
『ああ、そうだな……市子』
呼ばれた名前に目を見開く。
誰の姿も見えないまま、市子は夢の世界から帰還した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月09日
参加申し込みの期限
2014年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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