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【身体測定】ドキドキ体育館☆乙女の秘密は危険がいっパイ!
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●局地戦(3)●
【講堂付近】
「まあ、鳥さん……私、寝てしまっていたのですね……」
チチチ、と自分の肩でさえずる小鳥に、とろんと微笑み、
御巫 時子
はちいさく伸びをした。身体測定に向かうはずだったが、つい眠くなって近くのベンチでうとうとしてしまっていたらしい。
「鳥さん、有り難うございます……」
起こしてくれたお礼に、お昼の残りのパンくずをあげると、またその小鳥は飛び去っていった。
保健委員としては完全に遅刻だが、居眠りのおかげで幸い、彼女は体育館の籠城さわぎには巻き込まれずに済んだのだった。遠くから、測量部員がウロウロしている体育館を見て、踵を返す。
(これは非常事態のようですね……礼美先生を呼びに行きましょう)
そのように考えて、彼女はまず保健室に向かったのだった。
外をたった1人で行動している、どうも危なっかしい女子がいる。体育館周辺を哨戒していた2年生の先輩・
鳳 飛鳥
は、その三つ編み少女に注意を促そうと、テクテクと足を早めた。
「ぼんやりした子やなー。いったい、どこへ行くつもりなんや?」
そう言う飛鳥も1人で行動しているのだが、彼女は体育科の空手部員。幼い頃から鍛えられたおかげで、空手の腕には自信があるのだ。それに、彼女には戦闘向きのろっこんがある。
「きゃ、きゃーー!」
先を行くその少女、
御巫 時子
は案の定、測量部員の1人に捕まってしまった。
彼女の周囲でさきほどの小鳥がしばらく、測量部員を突っついたり、ホバリングで羽ばたいて視界をさえぎったりしていたのだが、
「あっ、鳥さん? 鳥さん? 待って……」
そのうちパンくず分の義理は果たしたと思ったのか、あっけなく時子を置いて飛び去ってしまった。
「ああ……鳥さん、どうして……」
「しゃあないなー。よっしゃ、いくで!」
と叫んで指を鳴らしたその直後、飛鳥の身体がぎゅるんと加速した。ろっこん、【スピード☆スター】発動。
「ウ、ウシャッ!?」
驚く測量部員の目の前で、飛鳥のポニーテールがバッと直角に跳ね上がる。たちまちその手からメジャーをひったくると、それを使って本人の両足をがんじがらめに縛り上げてしまった。1対1ならまあ、ざっとこんなものだ。
「ほんま……なんで男ってこんなしょーも無いことに情熱かけたりするんや。
世の中、正当防衛と肉体言語って言葉があるんやで。
言葉で分からへんやったら、拳と脚で分からせるのみや!」
と手のホコリを払って、サッと時子の方を振り向く飛鳥。
「うう……危なくなったらきっと、鳥さんが私を助けてくれると思ってましたのに……」
「あんた、だからあんな大胆に、ほっつき歩いとったんか」
しくしくと泣く時子の涙を拭いてやり、聞けばこの三つ編みの少女は、鳥と会話ができるのだという。本人に自覚があるかどうかは分からないが、おそらくこれもろっこんの能力なのだろう。
「そら、素敵な話やな。
せやけど、その鳥さんも、いつもあんたの面倒見て回っとるわけとちゃうやろ。
話ができるんなら、事前にお願いしていっしょに付いてきてもらうとか、
ちゃんと頼んでおけば良かったんちゃうかなー」
鳥とは固い絆で結ばれているから、もし自分が困ったらいつでも助けに来てくれる……と思っていたらしいこの時子にしてみれば、少々酷な話ではあるが。しかし彼女のろっこんは、あくまで「鳥と会話ができる」能力であり、ピンチになったら自動的にその窮地を救ってもらえるような類のものではないのだ。
「ほら、めそめそ泣いてないで立ちよし。
どっかに行くつもりだったんちゃうんか?」
「は……はい」
御巫時子は、保健室に鷲尾先生を呼びに行くところだったのだと言う。この危なっかしい後輩を放ってもおけず、ともかく飛鳥も保健室まで、彼女を護衛することにしたのだった。
【北校舎1F・廊下】
「な、何やの、これは……」
半壊した保健室の前で、口をぱくぱくさせ唖然とする、
鳳 飛鳥
と
御巫 時子
。
「いやぁ〜、お昼休みにここに来たんだけど、
保健室に入れなくなってて、焦っちゃったよ」
その2人の前に出てきて状況を説明したのは、時子と同じく保健委員の1人である、
猫島 寝太郎
だった。聞けば、午前中のとある騒ぎで、保健室が半壊状態になってしまったのだという。
猫島が言うには、鷲尾先生は何だかすごくショックなことがあったらしく、呆然と今も虚脱状態なのだそうだ。
「それで女子の身体測定には、行けなかったみたいだよ」
「そうだったのですか……保健委員として、
礼美先生のお手伝いをする予定だったんですけど……」
と顔を見合わせる時子と飛鳥の2人。すると、
「では、茂さんを呼びに行きましょう」
と今度は時子が言い出した。
「茂さんって、生徒会長のことかいな」
海原 茂
のことだろう。
「茂さんは頼りになる人です。拡声器を渡して話してもらえば、
茂さんの鶴の一声できっとこの事態は収まることでしょう……」
(うーん、そない上手いこといくやろうか)
と首をかしげる飛鳥。ここまで混乱をきたしている状況が、そんな鶴の一声などで容易に解決するとは思えない。言葉より肉体言語、言って分からない奴は身体で分からせたる……が信条の飛鳥には、にわかには頷きにくい話だ。だいたい、ここで生徒会長が出てきたところで、測量部の連中が手を引くメリットが何もないような気もする。
しかし、時子は全面的に生徒会長を信頼しているようだった。とくにすることがない、という猫島も同行することになり、3人は生徒会室へと向かうのだった。
【北校舎1F・階段】
結局、海原生徒会長は生徒会室には不在で、行方が知れなかった。
「困りましたね……どうしましょう」
3人が顔を見合わせていると、そこに
夢宮 瑠奈
が、息せき切って階段を駆け上がってきた。
「だれかたすけてほしぃのーっ!」
体育館からここまで、やはり1人で逃げ出してきたのだろう。普段はのほほんぽやぽやとしている瑠奈なのに、男子相手によっぽど恐ろしい目に遭ったのか、鉢合わせで出くわした
猫島 寝太郎
に仰天して、いきなり跳びひざ蹴りを喰らわせた!
「うわっ!?」
とそこで何故か寝太郎が、持っていたネズミを取り落とした。どうして彼がそんなものを持ち歩いていたのかは不明だが、いきなり現れたネズミを見て、金切り声の悲鳴を上げる瑠奈。彼女はネズミが大の苦手なのだ。
「あっ、あなたまでそっちに参加してるんですかぁ!?」
「えっ? そ、そっちって?」
猫島は知らなかったが、体育館で女子が籠城する前に、測量部員が1人ろっこんでネズミに変身して、外に逃げ出すという騒ぎがあった。
もちろん、この猫島が持っていたネズミはそれとは別物なのだが、瑠奈はそうは思わなかったらしい。猫島が持っていたネズミを測量部員、彼もその仲間だといっぺんに勘違いしたのだ。
「やだやだやだ、はかられたくないっ!」
「わわわっ!?」
「ちょっ、待ちぃな」
と止めに入る飛鳥の手を振りほどき、いきなり壁を蹴って天井の出っ張りにぶら下がったり、懐に飛び込んで猫島を押し倒したりと、普段の彼女からは考えられないほどアクティブな戦闘アクションをドンドコ繰り出す瑠奈に、
「じ、自分は測量部じゃないよぉ〜」
たまらず頭を抱えて、階段を逃げていく猫島。
「……ふう、ここまで来れば大丈夫かな」
しばらく走った踊り場でようやく振り返るが、ここまでは瑠奈は追ってはこないようだ。パニックになった瑠奈も、逆方向に逃げていったのだろう。
「ネズミをポロリしたばっかりに、ひどい目に遭ったよ」
はあ、と胸を撫で下ろして元の階に登ろうとする猫島、するとその目の前に突然、
「ぐるるるる…………」
「うわ、うわああ!?」
南米原産の豹、ジャガーが現れて、こちらを威嚇するではないか!
「ふしゃあぁっっ!!」
校舎の中にこんな動物がいるはずがない、これはきっと変身したもれいびの誰か……そう思っても思わずタジタジとなって後退りしてしまう猫島の頭上から、
ばさばさばさばさっ!
今度はテニスのネットがまとめて落下してきた!
「うわあ、何だこれ〜」
たちまちトラップに捕まってしまう猫島寝太郎。
「やぁ、不埒な奴をまた捕まえたですよぅ」
とそこで階段の上から踊り場をのぞき込んだのは、1年10組の
森野 熊吾郎
だ。
「じゃあ、おいらも変身するですよぅ」
と口にはちみつキャンディを放り込むと、ろっこん【熊変化】でたちまちヒグマに変身!
「ええっ、ヒグマにジャガー!?」
かつてこの学校の中で、馬と羊にも追いかけられたことのある猫島だが、よくよく動物に縁があるようだ。しかし、どうやら自分が、測量部員だと勘違いされていることに気づき、ネットに絡まりながらも必死でそれを説明すると、
「何よ、違ったの? 女の子に撃退されてたから、こっちはてっきり」
しゅるしゅると服ごとジャガーから女子の姿に戻った
レナ・フォルトゥス
が、呆れ顔で猫島にそう言う。
「身体測定を無事に終わらせるには、測量部を排除するしかない、って思ったんだけど」
とレナが指差す方を見れば、階段の上の方には、やはりテニスネットでぐるぐる巻きに縛られ捕獲されている、測量部員たちが数人。
どうやらこのレナは自分を囮にして、追いかけてくる測量部員を、このトラップと熊吾郎とのコンビネーションで、何人も捕まえていたようだ。そこに、猫島も引っ掛かってしまったという訳。
「…………巨乳好きかなぁ、奴ら」
猫島に害は無いと知らされ、また元の姿に戻った熊吾郎が、捕虜たちを見上げてのんびりとそんなことを言うのだった。
【武道場西側・出入り口】
「うーん、篭城してても一向に事態は解決しないし、やっぱり打って出たほうがいいよね」
雪原 真白
もまた、体育館から外に出た女子のうちの1人だった。
「武道場のあたりとか、怪しいところはたくさんあるしね……
よし、私が外を見回りにいってみよう!」
と武道場の方に向かった真白は、ちょうど出入り口から出てきたばかりの怪しい男子を発見し、その優男の背中めがけて、いきなり問答無用のドロップキック!
「おやおや、乱暴ですねぇ」
「って、わわっ?」
しかしその男は、ひょいとその背後からのキックを避けると、騒ぐでもなく紳士的に、転んだ真白の手を取って立たせてやるのだった。
「俺が、測量部員? 違いますよ〜」
と何が可笑しいのかくすくすと笑いながら、自分は1年8組の学級委員・
加瀬 礼二
だと名乗る。
「こんな所で何をやってるのかって? ええ、先生に頼まれまして〜」
何か荷物を運ぶ雑用を言いつけられたらしい。
「俺、学級委員ですし雑用頼まれること多いですからねぇ」
「さすがに、学級委員の立場で測量部員、ってことはないよね……。
ごめんね、私の早とちりだったみたい」
「それにしても、今日はなんだか女子の方で賑やかなようですがなんでしょうねぇ?」
とひらひらと手を振り、その場を立ち去る加瀬。しかし、もし真白が見回りに戻らずに、もう少し注意深くこの加瀬の後を尾けていれば、あるいは彼が誰かにメールを送る姿を目撃できたかもしれない。
誰に送ったメッセージなのかは分からない。しかし、短い2語のその文面は──『武道場物置 【VOLPE】』。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月27日
参加申し込みの期限
2013年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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