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【告白】
広大な草原を、風が吹き抜ける。
常闇 月
は
八神 修
にとある事を言及されていた。
前に話した時に出た言葉、
「人形である事、とは?」
その言葉は、歪ながらも昔の彼女には当然の『事実』であった。当然であったから、改めて話す意味も無い。
しかし、月は八神と沢山の事件に関わってきた。
月の身体能力についても、一般社会に迎合されているかと言われたら明確に否とされるだろう。
……もう、自分はどこにも行く場所はないのだろう。
そう思えば、目の前の青年一人くらいには、自分の身の上を話しても良いかと思えた。
例えば、一体の憐れな、人形の話を。
「──私は、俗に言う裏組織で育てられました。
目に付かない殺人の為の関連技術のみを教わって生きてきたのです」
「…………」
修は急の事にただ目を大きく開いて相槌すら打てない。
「その過程で、ふと。その過程で人の心が摩耗していく自分がいたようです。
いつしか、何をしても……その先に何があったとしても……全く、心が痛まなくなりました。
人の形をした、人間であって人間でない──命令されたことをこなすだけの人形。
それが私なのです──だから」
月は草原についていた修の手の支えを払い、流れるような一連の仕草で修を押し倒す。
そして軽々と馬乗りになって、首元にコンバットナイフを押し付けた。
「そう──八神さんぐらいの人も、沢山……
この手は血塗れなのですよ。
私が少しだけ刃を動かせば、貴方は死んでしまいます」
淡々と語る相手の刃が震えている。
言葉を聴きながら驚きを隠せなかった修も、震える刃にその思考を瞬時に切り替えて、相手の手ごとナイフの柄を握り締めた。
僅かに掌を切った気がする。
赤い雫が緑の芝生に首筋を伝い数滴ほど落ちた気がした。
それでも修は言葉を続けた。
「ナイフが震えている……
こんなにも他人を傷つける事を恐れて自分を責めるなら…それは、優しい普通の女の子だ」
「怯えないのですか?」
「怯える? どうして。
ずっと感じてていた”闇”は過去から来る物だったんだな。
……俺には、そうして君が自分を傷つけるように見える」
月は観念した様子で静かに目を逸らして一人心地に呟いた。
「……。殺せませんでした。
──ふふ、やはりこうなりますね。失礼しました」
月が震えていた手でナイフをしまう。
「常闇は…、今の自分は好きかい?」
いつの間にか、体勢を立て直した修と、隣に座り直していた月が少し考え込む。
「……そうですね。今までならこんな風に手が震える等、有るまじき事でした。
人を殺せなくなった私は最初、欠陥品になったのだと思いました。
湧き上がる罪悪感が胸を苛んで、息すら苦しくなる……
ですが、それ以上に得たものもあるんです」
青い空を見上げながら月は続ける。
「そこには、今まで見えていなかった私にとって、日向のような人々……
今は、こうなって良かったと思うのです。
今の自分は、嫌いではないと思っています」
月が言葉とは裏腹に、若干心寂しそうに言葉を紡ぐ。
修は沢山の言葉を用意したつもりだったが、それは既に彼女の中で乗り越えた問題だと知る。
彼女のその表情を見ながら、修は静かに相手へと告げた。
「その感情は。君が人形じゃない証なんだよ」
「私も、……いつか、日向の向こう側にいる皆さんと共に歩める日がくるのでしょうか……」
「もう、今こうして一緒にいるだろう?
だから、大丈夫さ」
「ええ……。
そう、だから……そんなあなたのことも、嫌いじゃないですよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月17日
参加申し込みの期限
2014年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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