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夏だ、きもだめし委員会!
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●幕間、かなえのピンチ
「ちぇっ、また百目の方が怖がられたー。ぼくのことももっと怖がってくれたっていいもんなのにぃ」
驚かすつもりじゃなかったのに驚かれた百目――のコスプレをした――
雪見 大福
は、幼馴染の座敷童子――たぶん普段着(?)――の
雨崎 荒太郎
を手を引っ張り上げて立たせると「あんな派手にずっこけたんじゃな……」と呆れた。
「まったくだぞ」
と音楽室の後方に隠れていた
篠木 昴
が顔を出す。
こんにゃく担当の
西野町 かなえ
も心配そうに荒太郎の傍に駆け寄った。
「大丈夫?」
「あ、うん。全然平気! でもさー」と荒太郎はほっぺたを膨らませる。「ホラー部だからきもだめし委員もやって、だなんて、きも先輩も人をこき使うよなぁ。そう思わない、大福~」
「ん、まあなー……」
といいつつ大福はラジカセを弄っている。
「荒太郎が持ってきた不気味な曲、さっきの女子あんまり怖がってなかったな。俺が持ってきたホラー映画の音声のみ抜粋バージョンも流してみるか?」
怖がりじゃない、とはいえない。肝試しだってどちらかといえば苦手だ。しかし最近は、音楽を聴いているとき周囲の人物の声が曲に紛れて聞こえるという自身のろっこんのお蔭で音に対する恐怖には耐性ができてきたし、今回は仕掛け側ということもあって、大福は割と平気な顔で仕掛けの調整に余念がない。
そんな大福に昴が声を掛ける。
「雪見、音の演出なら俺に任せてくれないか?」
切れ長の昴の瞳には、わずかに悪戯っぽい光が浮かんでいる。何か考えがあるのだ。手ぶらなところをみるとろっこんかもしれない、と大福は察し「わかった」と頷いた。
大福の推察通り、昴はこの機会を存分にろっこんの練習台として利用するつもりだった。
(こういう行事は面倒だと思っていたが、俺のろっこんを使って存分に遊ぶいい機会か。俺のろっこんはラジカセの音なんかとは比べものにならないほどリアルだ。なにせ“ダイレクト”だからな。実験も兼ねて皆には存分に怖がって……いや楽しんでもらおう)
一方、ホラー部の彼氏、荒太郎に誘われてきもだめし委員になったのはいいものの、じつは怖いものが苦手なかなえは、気分を紛らわせるため2本目のジュースを喉に流し込んでいた。
「うぅ……お化けの役でも怖いものは怖いでー。夜の音楽室も不気味やし……」
ほわあああぁぁ……と、何度も聞いた叫び声が、また聞こえる。
かなえは、ひゃっ、と悲鳴をあげ、荒太郎にしがみついた。
「うー……こーたんのばかぁ!」
荒太郎はそんなかなえを愛おしげに抱きしめた。もっとも、ほっぺぐるぐるの座敷童子姿だったから、なんだか妙なコメディ感が漂っていたけれど。
「もう怖くないよー。僕のセーター着てね」
セーターを借りて温かくなったはずなのに、かなえはぞくぞくっと身を震わせる。
「どしたの? まだ怖いのー?」
「えっ、えっとなー……」
ジュース。飲み過ぎた。かなえは後悔する。だが、いまさらもう遅い。
我慢する? 否、最後まで持ちこたえる自信なんか微塵もない。早くなんとかしなくては。
「いま、お客さんおらへんよね? う……うち、ちょっと外すね!」
流石に男子たちに女子トイレについて来てとは言えず、ピンチのかなえはひとり廊下へ飛び出した。
◇
「うぅー、いそぐでー!!」
真っ暗闇の北校舎3階廊下。女子トイレへの道は平坦なはずだが先が見えない。
昼間の光景を思い浮かべ、勘だけで走っていたかなえは、どんっと何かにぶつかって尻餅をついた。
「あ、ごめんなさ……」
顔を上げる。そこにいたのは。
「だぁぁぁれだぁぁぁ!!」
懐中電灯を顔の下から当てたきも先輩! きもだめし委員長として安全にきもだめしが行われているか見回りを行っていたのだろう。が、登場の仕方が迷惑極まりない!
「きゃーっ!!」
響き渡るかなえの悲鳴。
そして――なんということだろう。悲劇は起こってしまったのだ。
かなえの口から洩れた、あ……っという小さな吐息とともに。
嗚呼、これ以上は……言えない……っ!!
◇
音楽室に戻ってきたとき、かなえは顔を真っ赤にして大きな瞳いっぱいに涙を湛えていた。
「……うちもう帰る!」
「どしたの?」
心配する荒太郎を振り払う。
「やだ、もう帰る!」
荷物をまとめ、早足で廊下へ。
「かなたん!」
追いかけてきた荒太郎の目の前で。
急いでいたかなえは足を滑らせ見事に転倒した。
「……」
「……」
「……見た?」
「……う、うん……」
荒太郎は見ちゃったのだ。転んだ拍子に夏制服のチェック柄のスカートが捲れたのを。
そして闇の中に白く浮かび上がるやわらかそうなまるくてぽよんとした……。
「もうやだぁ……!」
かなえは泣きだしてしまった。
荒太郎はおろおろしたが、ひとまず自分のズボンを取ってくるとかなえに穿かせた。
「もうお嫁に行けへん……!」
「そんなことないよ」
その意味を深くは考えなかったのだけれど。かなえは思った。
(さんざんや……でも、見られたのがこーたんだけでよかったで……)
――きもだめし委員・
西野町 かなえ
、リタイア。
(ご家族がお迎えに来てくれました)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月17日
参加申し込みの期限
2014年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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