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不思議な世界に飛ばされても、特に驚きはしなかった。
旅鴉 月詠
は以前にも、ネコの世界や白紙の世界にも行った事がある。この世には、無数の世界があるという事は、経験上知っていた。こんな世界もあるだろう、そのくらいの気持ちで大通りを歩き、無人の喫茶店を見つけて中に入った。
静寂に沈む喫茶店内で、月詠は『ご自由にどうぞ』と書かれた紙をキッチンで見つけた。大きな冷蔵庫には豊富に食材が詰まっており、セルフサービスで何かを作って食べて良いと言う事なのだろう。それなら、お言葉に甘えて遠慮なく使わせてもらおう。
お湯を沸かし、茶葉や珈琲豆を棚から見つけ出してキッチンに並べる。軽食程度なら何でも作れそうだったが、何だか物足りない。何が欠けているのだろうかと考え、ふと無音の空間に寂しさを感じる。
「音楽が欲しいね。蓄音機でもないかな」
声に出したのは、言えば出てきそうな気がしたからだ。足元の棚をパタパタと開け、キッチンの上の棚も開ける。パタンと足元で音がして視線を下げれば、先ほど見たばかりの棚に蓄音機が置かれていた。きっと、この世界の住人が用意してくれたのだろう。月詠はアンティーク調の蓄音機を両手でそっと取ると、中央のテーブルの上に置いた。
「ありがとう」
宙に向かってお礼を言った時、扉が開く音がして顔を上げた。
「こんにちは。前を通りかかって、人影が見えたものですから……。ここにも、店員さんはいらっしゃらないんですね……」
「いないというよりは、姿が見えないと言ったほうがより正確だ。私は
旅鴉 月詠
だ」
「
御巫 時子
です。寝子高1年2組です……」
「私は8組だ。ここは店員の姿は見えないが、材料は揃っている。何か作ろうか?」
「あ、いえ……。私がやります……」
時子は小さく首を振ると、キッチンに入った。紅茶の茶葉も種類が豊富だったが、今は珈琲が飲みたい気分だった。
「月詠さんも、宜しければ飲みませんか……?」
「そうだな、それでは1杯貰おう」
すぐにご用意しますね。と、時子は微笑むと、珈琲豆を挽きはじめた。珈琲の豊かな香りが店内に広がり、小鳥の描かれた白いカップにゆっくりと注ぐと、中央のテーブルで蓄音機を操作していた月詠の元に運ぶ。既にテーブルにはミルクポットとシュガーポットが並べられており、蓄音機からジャズが流れ出す。
時子と月詠は向き合う形で座ると、カップを口元に持っていった。珈琲のアロマを胸いっぱい吸い込み、ふと尚輝の事が脳裏に浮かぶ。今頃は実験中だろうか? それとも、一息ついて珈琲を飲んでいる頃だろうか? 尚輝の事を思い浮かべながら珈琲を飲み、月詠と目が合って思わず頬を染める。秘めた思いは口に出さない限りは誰にも分らないが、それでも月詠の赤い瞳には見透かされそうな気がして、思わず俯くとジャズの調べに耳を澄ませた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月05日
参加申し込みの期限
2014年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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