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\ オーバータイム!/
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縁の幻路
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趣のある木の看板を前に、
椿 美咲紀
は黒い猫目をパチパチしながら首を傾げた。
「みどりのうつろいみち?」
変わった裏路地があるのねぇ。と、周囲に目を向ける。薄くかかった霧は夏の気温を下げており、少し肌寒い。人気のない街はどこまでも静かで、何となく心細くなってくる。美咲紀は半袖から覗く腕を擦りながら、もう一度木の看板に目を向けた。
縁の幻路。そう書いてある下に、ローマ字が並んでいる。指先で確かめるようになぞりながら、声に出す。
「えんのげんろ。……えん?」
顔を近づけてみれば、確かに『緑』ではなく『縁』だった。形自体は似ているものの、意味は全然違う。私ってば、なんてうっかりさん。と、苦笑しながら振り返り、立っていた人物に目を丸くする。眼鏡のブリッジを中指でクイと上げ、真剣な面持ちで看板を見ていた
鷺守 昴
が、緑色の瞳を美咲紀に向ける。
「はわわっ……い、いつからそこに……?!」
「最初からいたが……?」
と言う事は、壮大な読み間違いも見られていたと言う事である。ドジの自覚はあっても、目撃されるのは恥ずかしい。ほんのり赤くなった頬を押さえつつ、美咲紀は看板を横目で見た。緑と縁、やっぱり似ている。
「ここに書かれている刻限になったら、元の場所に戻れるかもしれない」
「こくげん?」
昴の細長い指が、ローマ字の下の時刻に向けられる。
「って事は、この時間になるとここから出ちゃうって事?」
「おそらく。まぁ、焦っても仕方がない。ここは……」
「それじゃぁ、色んな所を見て回らないと!」
思いもよらなかった言葉に、昴が目を丸くする。美咲紀は昴を見上げながら、元気の良い笑顔を浮かべると、縁の文字を指差した。
「きっと、ここには私達と同じように迷い込んだ人がいるはずです。折角のご縁、大切にしたいんです」
そういう考えもあるのかと、妙な感心をしていると、美咲紀が右手を差し出す。
「寝子高1年3組の
椿 美咲紀
です」
「1組の
鷺守 昴
だ」
軽く握手を交わし、美咲紀が「またどこかで会ったら、宜しくお願いします!」と、ペコリとお辞儀をすると、駆け出していく。楽しそうに背中で揺れるポニーテールを見ながら、昴は思わず声をかけた。
「気をつけ……」
言っている途中で美咲紀が何かに躓き、ワタワタと手を動かしながら何とか踏ん張ると、振り返って照れ笑いを浮かべる。
「今度から足元には気をつけます!」
元気の良い返事だったが、足元注意と言う意味で言ったわけではない。不思議な世界では、何が起こるかわからない。警戒をしておいて損はないと言う意味だったのだが、まぁ、多分大丈夫だろう。視界を遮る霧は濃く冷たいけれども、乳白色に滲む世界はどこか優しい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月05日
参加申し込みの期限
2014年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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