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\ オーバータイム!/
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二つしか回っていないのに、どっと疲れが出たような気がする。最も、その二つが望春の苦手なものなのだから、精神的に疲労してもて仕方ないだろう。休憩がてらに乗った観覧車の中で、望春は深く息を吐くと外の景色に目を向けた。酔いは大分納まってきているが、気を抜くとまた目の前がグルグルしてきそうだった。
「あの、花厳さん……そのまま動かずにいてくれますか?」
春哉が真剣な表情でそう言って立ち上がると、望春の顔に手を伸ばす。ゆっくりと春哉の顔が近づいて来て、何が起きているのか分からない望春の瞳が宙を彷徨う。春哉の細い指が望春の髪を優しく梳かし ――
「さらさらですねぇ……私の髪、癖があるのでちょっと羨ましいです」
羨ましそうな顔でそう言いながら、するすると三つ編みを結っていくと、鞄から雑貨店で手に入れた水色のリボンで結ぶ。我ながら、上手く出来たと満足気に微笑み、小さな手鏡を取り出す。
「わーっ、やっぱり似合いますね!」
そう言いながら鏡を望春に手渡す。三つ編みにリボン……似合うと言われて悪い気はしないものの、鏡の中の望春は自分から見ても完全に女子に見える。けれど嬉しそうに微笑む春哉を前にそんな事は言えなくて、望春は小さく「ありがとう」と呟くと、ポケットからヘアピンを取り出した。
「それじゃ、これ……お返しに。つけてあげるから、座って」
素直に座った春哉の髪に、雑貨屋で手に入れた桃色の花のついたヘアピンをつける。
「うん、よく似合ってる。可愛いよ」
サラリと言われた言葉が何だか恥ずかしくて、春哉は赤くなった顔を逸らすと、わざと明るく言葉を紡ぐ。
「でも、誰かに髪を弄られるのって、照れちゃいますね!」
「そうだね。俺もさっき、少し恥ずかしかった。……顔が、近くて……」
先ほどの光景を思い出した望春が顔を赤くし、それを見た春哉が更に顔を赤くする。居た堪れない沈黙が広がるが、観覧車はまだ地上に着かない。春哉がガラスに鼻先をつけるようにしながら外の光景に目を凝らし、入り組んだ路地に整然と並んだ家々の中、一際大きなお屋敷の庭に見知った人物を見つけて声を上げる。
「花厳さん、あれ……神嶋先輩ですよね?」
指先から伸びる線上に、鮮やかな青髪が見える。
「本当だ。多分神嶋先輩だね」
顔を見合わせ、想像よりも近かった距離に双方ぎこちなく顔を背ける。もどかしい気持ちが地上を切望すれども、観覧車は憎らしいほどゆっくりと動いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月05日
参加申し込みの期限
2014年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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