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Un peluche importante
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引き戸が開く音に、
宇佐見 満月
は顔をあげると、いつもと同じ元気の良い笑顔でお客さんに声をかけた。
「いらっしゃい! 麗佳ちゃん、久しぶりさね。いつもので良いのかい?」
月に2回か3回ほど、うさぎ屋にご飯を食べに来る麗佳とは顔見知りだった。来る時は毎回一人、注文はいつも豚玉二つ。安い・でかい・腹一杯を信条としているうさぎ屋のお好み焼きは、食の細い子や女の子なら一人で食べきるのが難しいほどに大きかったが、麗佳はいつもペロリと平らげていた。
「あと、ソース焼きそばもお願い。凄いお腹空いてるの」
「あいよ。先にソース焼きそばを出すから、ちょっと待っておくれね」
鉄板に油を引き、手早く焼きそばを作りながら、麗佳の横顔を伺う。
「今日はお疲れみたいさね」
「仕事で色々あって。でもね、今週の日曜日はぬいぐるみ教室があるから、頑張らないと」
「ぬいぐるみ教室?」
麗佳がぬいぐるみ作家だという事は以前から聞いていた満月だったが、教室まで開いているとは思わなかった。麗佳が鞄からチラシを取り出し、焼きそばと引き換えに満月に手渡す。
「満月ちゃんも良ければ来ない?」
大きな口で焼きそばを頬張りながら、麗佳が首を傾げる。口の端についたソースが気になったが、今指摘しても、またすぐにつくと言う事は分かっていたため、満月はあえて何も言わなかった。
「そうさね、ちょっと行ってみようかね」
「本当!? 満月ちゃんなら大歓迎だよ! ……あ、でも、教室では煙草は厳禁だよ」
満月が愛煙家である事を知っていた麗佳が釘を刺し、満月が笑いながら「大丈夫さよ」と答える。お好み焼きを焼いている間も我慢できるのだから、ぬいぐるみを作る間だって我慢できるはずだ。
淹れたての珈琲をご主人様の前にお出しした直後、帰って来られたお嬢様の姿を見つけ、
桧垣 万里
は丁寧にお辞儀をすると微笑んだ。
「お帰りなさいませ、お嬢様。こちらの席におかけ下さい」
「ただいま、ばんりちゃん。アップルパイとダージリンお願いできる?」
「はい、かしこまりました。すぐにお持ちしますね」
メイド喫茶『ねこのて』に時々帰って来られるお嬢様の名前を、万里は覚えていた。妖艶で美人な麗佳お嬢様は、一見すると取っ付き難そうだが、実は気さくで話しやすい。万里は手早くお茶の用意を整えると「お待たせいたしました」と柔らかい声で言ってからアップルパイを麗佳お嬢様の前にそっと置いた。
「ダージリンもすぐにご用意しますね」
ピンク色の肉球が描かれた白いティーカップに、温かい紅茶を注ぐ。白磁のポットには、蝶を追いかける猫の様子が影絵で描かれている。
「それでは、ごゆっくりお寛ぎ下さい。他に何かご入用でしたら……」
「あ、ばんりちゃん、ちょっと相談があるんだけど良い?」
「はい、何でしょうか?」
「実はね、今度の日曜日にぬいぐるみ教室を開くんだけど、そのお知らせの張り紙、置いて貰う事って出来るかな?」
渡された淡いピンク色の紙を手に、万里はニッコリと微笑んだ。
「麗佳お嬢様は、ぬいぐるみ教室の先生なんですね」
「本業はぬいぐるみ作家で、教室は趣味みたいなものかな。ばんりちゃんも、もし良ければ遊びに来ない?」
こう言うの得意そうだし。と、付け加えられた一言に曖昧な笑顔を返す。メイド服を着ていればあらゆる家事をそつなくこなすメイドの鏡となるのだが、脱いでしまうとどうにもポケーっとしてしまう。万里のやる気はメイド服を着た瞬間に入るように設定されているらしい。
どうしようかな。そう悩んだのは一瞬だった。
「是非私もお邪魔させていただきます」
最近お裁縫はしていない万里だったが、やる気さえ入れば出来ない事はない。当日やる気が入るかどうかは分からないが、多分大丈夫だろう。少なくとも今はやる気に満ちている。張り紙をどこに貼ろうかと考えている万里の前で、麗佳お嬢様は悪戯っぽく笑うと小さな声で付け足した。
「教室ではお嬢様は止めてね」
それは勿論、そうするつもりだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月10日
参加申し込みの期限
2014年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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