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Un peluche importante
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『相談したい事があります。もし良ければ、家まで来ていただけますか?』
とても悩んでいますと言う件名から始まるメールに、
浅山 小淋
は青い瞳を大きく見開いた。優妃とはアドレスを交換してはいたものの、メールが来るのは初めてだった。妙な胸騒ぎを覚え、小淋は小さなバッグに必要最低限のものだけを入れると、寮の自室を飛び出した。
ほぼ同じ時刻に、同じ内容のメールが
霧生 深雪
にも届いていた。それほど頻度は多くないものの、普段から優妃とメールをしていた深雪は、いつもとは違う文面に眉を顰めた。これほど畏まったメールが送られてきたことなど、一度もない。何かあったのだろうか? もしかして、兄である御陵 王輝と何かあったのではないか? どんどん悪い方へと向かっていく想像に、深雪は小さく頭を振ると立ち上がった。悩んでいても時間が過ぎるだけで、何の解決にもならない。
急いで駆けつけた御陵家の前で、二人は出会った。優妃から来たメールの内容が同じである事に首を傾げ、何故小淋と深雪が呼ばれたのか、相談したい事とは何なのだろうかと話しているうちに応接室へと通され、予想すらしていなかった人の出迎えを受けた。
「急に呼びつけちゃってごめんね。用事とか、大丈夫だった?」
心配そうなアンバーの瞳が、小淋と深雪に向けられる。以前会った時とは別人のように柔らかく微笑む王輝の姿に、小淋は戸惑いながらも『大丈夫です』と書かれたスケッチブックのページを広げた。
「あのメールを送ったの、御陵だろ?」
深雪の低い声に、王輝が一瞬だけ悪魔のような笑顔を浮かべるが、すぐに穏やかな笑みへと変わる。
「そう、僕が優妃の携帯を使って送ったんだ。騙しちゃってゴメンネ。でも、優妃に悩みがあるって言うのは本当」
『どうして私と霧生先輩なんですか?』
「優妃がよく話してるからだよ。優妃は小淋ちゃんの曲が凄く気に入ったみたいで、何度も弾いてるんだ」
良い曲だね。と、邪気のない笑顔で言われ、小淋はほんの少し照れながらもお礼が書かれたページを捲った。
「優妃の悩み事なんだけど、直接聞いたほうが良いと思うんだ。僕に言われて来たって言えば分かると思うから」
二階の自室にいると言う言葉に、小淋は深雪の顔を見上げた。鋭い眼差しで王輝を見ていた深雪が視線に気付き、複雑な表情のまま「悪い浅山、先に行っててくれるか?」と低く呟く。小淋は素直に頷くと、先輩二人の不穏な空気を心配しつつも応接室を出た。
小淋の背中が見えなくなり、階段を上がる足音が遠ざかるのを聞いてから、深雪は王輝のアンバーの瞳を見つめた。人の良さそうな笑顔を浮かべているものの、瞳は少しも笑っていない。
「それで、何で俺は呼ばれたんだ?」
「……お前に忠告してやろうと思ってね」
地を這うような低い声には、妙な迫力があった。頬に伸ばされた手を反射的に払い除けようとして、腕を掴まれる。先日切ったばかりの親指の付け根を強く押され、深雪は唇を噛んだ。
「この傷、優妃に聞かれたとき、間違っても『何でもない』とか『大丈夫』なんて言うなよ。天使はそんな事言わないんだからな」
「っ……天使って、何だよ……」
「天使は天使だよ。それが何を意味するのか、教える気はないよ」
掴んでいた手を離され、深雪は痛みに耐えようと無意識のうちに止めていた息を吐き出した。
「勝手に天使にされちゃって、可哀想な深雪。天使の意味を知ったら、君はどう思うんだろうね」
クスクスと笑った後で、王輝は挑発的な瞳で深雪を見上げながら言った。
「嘘をついたら、わかるんだよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月10日
参加申し込みの期限
2014年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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