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Un peluche importante
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男がぬいぐるみってどうなんだ……。そう思いつつも、茉菜の付き添いで見学なら良いかと、気軽な気持ちで愛猫のタイガを連れてぬいぐるみ教室に来た修だったが、いつの間にか修も参加する方向で話が纏っていた。それと言うのも、麗佳のマシンガントークが主な原因だった。どうやら彼女は恋愛話が大好きらしく、修と茉菜を恋人認定してグイグイ話を進めていた。大切な友人だと答えるものの、ほぼ聞いていない様子で、茉菜と二人がかりで否定しても彼女の妄想は止まる事を知らずに突き進んでいた。結局、何がどうなって参加する事になったのか、修自身も分からないまま手続きは進んでいた。
周囲を確認すればチラホラと男の姿もあり、隅の席には深雪と渚砂の姿もある。茉菜を誘って二人の所まで行こうとした時、視界の端に優妃を見つけて足を止めた。極度の人見知りである優妃がこんな所に来るなんて意外だったが、それ以上に困っている様子の彼女に自然と爪先が向く。
「ごめん、タイガの事頼めるか?」
茉菜にタイガを預けて足早に近付けば、優妃が縋るような瞳で修を見上げた。
「御陵、どうしたんだ?」
「あのね、私……怒らせちゃったみたいなの」
「怒ってないわ。ただ、貴方の考えが、理解できなかっただけ。……怒ってないのよ」
能美子が気まずそうに視線を落とし、刀がどうするべきか悩むように二人を見比べる。とりあえずこの場は二人を引き離そうと、修と刀がアイコンタクトを交わす。
「御陵、行こう」
優妃の腕を掴み、残したままの茉菜の元へと戻る。
「八神君、その子は……?」
俯いたままの優妃を茉菜に簡単に紹介し、優妃にも茉菜を紹介する。その際に一言、茉菜は優妃が怖がるような人ではないと言う事を付け加えておく。最近分かったのだが、優妃はこう言えば大抵の人と喋る事が出来るようになる。
「それで御陵、何があったんだ?」
「泳げないの、小さい頃にお兄ちゃんに海に落とされたからなの。何でそんなことされて、ぬいぐるみ作ろうって思えるの? って。その後助けに来てくれたから……」
多分、少しからかうつもりで妹を浅瀬に落として、意外と深さがあって溺れてしまった、そう言う事なのだろう。一歩間違えば事故に繋がっただろうが、幸い優妃はこうして生きている。泳げなくなったと言うトラウマは残っているものの、他愛もない兄妹の思い出話だ。ただ、優妃の断片的な言葉からそこまで想像するのは難しいだろう。優妃の言葉足らずで独特な喋り方は、慣れてきている修でも時々悩む事がある。
「……あ、ニャンちゃんだ。維都月、さん……の?」
落ち込んでいる様子の優妃をどうやって慰めようか考えていた修の耳に、彼女の明るい声が届く。
「八神君の家の子だよ。名前はタイガ」
優妃が躊躇いがちにタイガに手を伸ばし、鼻先に指を差し出す。タイガが少しだけ鼻をくっつけ、チラリと修に目を向ける。柔らかく微笑んで頷けば、タイガが優妃の指先に頭を擦りつけた。茉菜の腕の中でタイガが身動ぎし、そっと優妃に手渡す。瀕死の所を修に助けられたタイガは他の子猫よりも身体が小さかったが、賢い子だった。ご主人の友人の暗い気持ちを敏感に感じ取ったらしく、慰めるように優妃の腕の中で大人しくしている。
「御陵は猫が好きなんだな」
「うん。ニャンちゃん以外でも、動物なら何でも好きよ」
修の家にはタイガの他にも六匹の子猫がいて、更には子犬とハムスターもいる。
「うちにも猫がいるんだよっ!」
茉菜がニコニコしながら、愛猫の写真を取り出す。青灰色の猫はノインという名前で、タイガが八神家の家族となった日と同じ日に維都月家の家族になった。
「みんなニャンちゃんがいるのね」
「深雪の家にも白い子猫がいるよ」
「そうなの。良いな……動物は真実しか言わないもの……」
掠れた声で呟いた優妃の顔は、今にも泣き出しそうだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月10日
参加申し込みの期限
2014年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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