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真夏の肝……腕試し!
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○20:15……残り時間65分
「(あ、ようやく第一相手発見!)」
飴玉を舐めながら木の上で待機していたのは
藤堂 月乃
だった。
月乃は飴玉をなめている間だけ身体能力を強化するろっこん「一粒入魂!」を持っている。いざというときに飴がなくなると困るので、月乃は新しい飴玉を口にくわえた。
「とう!」
「わぁっ!?」
月乃が不意打ちを仕掛けると相当効いたのか、相手は軽く腰を抜かしたようだった。しかし容赦はせず、しかし重症は負わせないように攻撃を繰り出す。
「わー! わー! ストップ! ちょっと待ってくださぁい!」
悲痛な叫びを聞いて一瞬月乃がためらうと、体の力が不意にすっと抜けていく感覚がした。
「あ、あれ?」
「ふぅ、死ぬかと思ったです……。あら? 藤堂さんじゃないですか」
頭をかばってうずくまっていた少女は少女らしい男、鏡であった。
「私の事、知ってるんですか?」
「弓道部の
藤堂 月乃
さんですよね? よく拝見してます」
鏡が自分のことをよく知っているようなので、月乃は最初の戦闘意欲が少し削がれてしまった。
「もしかしてお知り合いですか? ごめんなさい、忘れてしまって……」
「いえいえ……私は八咫っていいます。よろしくお願いしますね」
「はい! こちらこそ……」
「ところで」
と、鏡が素早いステップで月乃の懐に入った。
「もう試合、始まってますよね?」
鏡が心臓付近につけた月乃のカウンターに攻撃をしかける。月乃はそれに気付いたものの、体が反応できなかった。
「あっ!」
「とりあえず一つです! からだはちっちゃいけど、これでも格闘術はかじってるんですよ」
月乃は不意打ちをされたことではなく、自分の体が反応できなかったことに驚きを隠せなかった。
「(どうして? そういえばさっきも急に体の力が抜けたような……)」
「ふふ、どうかしました?」
にこっと笑った鏡が再び迫ってくる。力が出ない理由はわからないが、月乃は戦う構えをし、鏡の攻撃に合わせて拳を振りぬいた。
「とう!」
「ふえぇっ!?」
月乃の拳は鏡のカウンターに的中し、衝撃で鏡がよろけた。その隙にどんどん攻めこむ月乃。
「はっ! やっ!」
「いたたたったたた! す、ストップー! いたい!」
必死で転がって距離をとると、鏡は両手を上げて敵意がないことをアピールした。
「(ま、まさか素でこんなに強いなんて……)あのぅ、ちょっと提案なんですけど」
「なんですか?」
「……たたいてかぶってジャンケンポンしません?」
「……はい?」
「ほら、お互い殴り合ったら痛いじゃないですか」
「うーん……じゃあ、いいですよ」
ということで二人は地面の上に座り、一定の間隔をあけて向かい合った。
「いきます! たたいてかぶって……」
と鏡が掛け声を言った時、月乃は自分の服についている「Lock」と書かれたテープが目に入った。
「あら? なにかしらこのテープ」
テープをはがした途端、月乃の体に力がみなぎり、瞬間的に鏡の動きがゆっくりに見えた。
「(これなら……!)ぽん!」
「あっ、負」
「はいっ!」
今までどおり力が出るようになった月乃の本気の拳をカウンターに受け、鏡は防ぐ暇もなくころころと転がっていった。
20:20
八咫 鏡
(カウント0)、敗退。
一方そのころ控え室では、包帯を体の随所に巻いたライレエと不機嫌そうなリナが会場内のカメラから様子を見ていた。
「へぇ、なかなかやるじゃねえかどいつもこいつも。なあリナ?」
「うるせぇその呼び方やめろ、俺に話しかけんな」
「まだ機嫌悪いのか? あたしのドッグタグは渡しただろ、誇りに思え」
「うっせーっつってんだろ、俺は喧嘩するために来たんであって、そんなもんちまちま集める為に来たんじゃねえよ!」
「お、ちょうどまた戦い始めた奴らがいるぞ」
「聞けよコラ」
「俺に話しかけんな、じゃなかったか?」
「……」
リナは舌打ちをしてモニターを振り返った。
「まぁまぁ、お茶でも飲んでゆっくりしましょうよ~……あっ」
控え室にあるお菓子をつまみながらお茶をすするのは、凛だった。凛はリナの顔を見てびくっとしたが、リナから敵意がなくなっているのを見ると胸をなで下ろした。まだ多少距離はとっていたが。
「あたしらの他にも脱落者がいたのか、ずいぶん早いな」
「あんたが寝過ぎなんだろ、もう結構時間経ってるぞ」
ライレエはリナのつっこみを気にもせず、凛に差し出されたお菓子をほおばった。
「んで、お前は誰と戦ったんだ?」
「はい、ええと……夏帆ちゃんっていうんだけど、かなりテンション高かったですねぇ」
凛と夏帆が出会ったのは、凛が銀丸に逃げられたしばらく後のことだった。
「さっきの人、かなり強そうだったなー。戦えなかったのは逆にラッキーかも」
「ふぅ、何で逃げられたのかしら。かなり強そうだから期待したのに」
「あれ?」
その声がやたらと近くに聞こえたので辺りを見回すと、自分と同じくらいの体格である夏帆が見えた。
「ずっと逃げるわけにもいかないよね……あのー、すみませーん!」
「んっ? 何かなー?」
声をかけた瞬間ににこっと笑った夏帆に少しほっとしつつ、凛は続ける。
「私、雨寺っていうんですけど、まだ誰とも戦ってなくて……ちょっと一戦、いかがですかー?」
「あらご丁寧に、私は
島野 夏帆
、夏帆ちゃんって呼んでくれていいよ! 私も誰とも戦えてなくて、さっきも逃げられちゃってウズウズしてるんだ! やろうよやろうよ!!」
さらっと勇のことを無かったもの扱いする夏帆。
「おー!」
凛は最初の相手があの赤髪の人になるかもと考えていたので、優しそうな人と会えたことを素直に喜んでいた。
「よっし、それじゃあいざ尋常に!」
「おねがいしまーすっ」
いよいよかと思ってわくわくしていた凛だったが、そこに飛んできたのは砂だった。
「うぶえっ! す、砂が……ふわぁっ!?」
顔についた砂を払っている間に足を払われて、凛はこてんとその場に転んだ。その隙を逃さず、夏帆が首の下につけた凛のカウンターをカチッと押した。
「あ!」
「ごっめんねー! でもこれ勝負だからさ、遠慮なく行かせてもらうよー!」
「(き、汚い……! 砂を使うなんて……こうなったら私も……)」
凛は起きあがるときに右耳を打ったようなふりをして右耳に触れた。
「さーて、こんなのはどうかなーっ?」
夏帆がさっと引き下がり、低木の陰に隠れた。凛がそれを追いかけると、なんと夏帆が2人に増えているではないか。
「分身の術! どっちが本物かわかるまい!」
2人になった夏帆が凛に迫る。すると、凛は息を深く吸い込み、
「パァンッ!!!!」
「ワアーッ!!」
辺りに大きなクラッカーの音が響き、耳元で聞いた夏帆と、木で作った雑な分身は派手に足を滑らせて地面に転がった。それをすかさず追って凛が夏帆のカウンターを踏みつける。
「あっ!!」
「おかえし!」
夏帆のカウンターがカチリと音をたて、数字がひとつ減る。
「な……火薬? どうやって持ち込んだの?」
「火薬なんか持ち込んでませーん」
凛は夏帆が起きあがる前に背中を見せ、光の届きにくい森の中に逃げ込んだ。普通であれば罠を警戒して追うのはためらうところだが、夏帆は躊躇せずに中に踏み込んできた。
「(とりあえず不意打ちで一本取れたけど、クラッカーはもう通じないよね……。大砲の音とかだと下手したら私の鼓膜やぶけちゃいそうだし。本物の大砲の音なんか聞いたことないけど)」
低木の陰に隠れている凛に、夏帆の足音が迫る。
「雨寺さーん! どこにいるのー? さっきはごめんねー! もう不意打ちはしないから出ておいでよー!」
「(ぜ、ぜったい嘘だ……)」
「出てこないと当てちゃうぞ~……そこだっ!」
夏帆が小石を投げ、凛の隠れている低木に当たった。ビシッという音とともに、低木の枝が折れる。
「にゃ、にゃ~!」
「え、嘘、猫ちゃん!? ごめんね大丈夫!?」
夏帆は凛の出した猫の声に驚いて駆け寄ってきた。
「……と思ったら雨寺さんじゃない! もしかして雨寺さんが今の猫の声出したの?」
「は……はい……」
観念して白状する凛。
「すごーい! ね、ね、もう一回やってよもう一回!」
「にゃ、にゃ~ん」
「すごい、本物の猫みたい! ね、あれもできるの? あごくすぐるとゴロゴロ言うやつ!」
夏帆が顎をなでてきたので、仕方なく凛がゴロゴロと鳴き真似をすると、首の辺りから「カチン」という音が聞こえた。
「ごろご……カチン?」
思わずその音も真似してしまった凛が顔を下に向けると、夏帆が左手で凛の顎をなでながら、右手で胸のカウンターを押しているのが見えた。
「……あ……」
「にやにや」
口で言いながら、してやったりという顔でにやつく夏帆。
「ああああああっ!!!!」
「はい、カウント二つね! それじゃあ名札、いただきます~」
「納得行かないー!」
「……というわけでして」
「それはまた、汚いやつに会ったもんだな」
「あはは……」
凛とライレエがお菓子をつまんでいると、リナが「ん?」と声を上げた。
「お前、猫の鳴き真似できんのか?」
「は、はい……」
リナの鋭い目に凛がびくっと体を震わせる。
「(も、もしかしてあの時の鳴き真似がばれちゃった……?)」
「おいおい、あまり威嚇すんなよ。モニター見てみろ、面白いことになってるぞ」
火鉢はライレエの言葉に反発もせず、モニターを振り返る。
「(猫の鳴き真似……後でこっそり教わって……いや、キャラじゃねぇか)ん? 火蜂じゃねえか。まだ闘ってたのか」
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日常
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30人
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30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月10日
参加申し込みの期限
2014年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月17日 11時00分
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