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真夏の肝……腕試し!
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○19:40……残り時間:100分
「うう すでに試合 はじまってるのに シダ まだ だれとも会えてない」
ベトナムの格闘技「ボビナム」の使い手である
シダ 美穂戸
は、相手を捜すも誰も見つからず、とぼとぼと森の中をうろついていた。川の近くなら音で誰か来るだろうと思ってうろつくも、誰かがいる気配もない。
「ンー、なかなか敵見つからないネ、柘榴」
「だな。どっかに隠れてやがんのか? つまんねぇな」
一方、
毒島 イヴ
、
毒島 柘榴
の夫婦コンビもまた、敵に会わずに川岸をうろついていた。
「どうするノ? ここで待ち伏せでもスル?」
小川の橋についたイヴが尋ねるが、柘榴はにやりと笑った。
「いや……その必要はねえ」
「やっと 人いた シダ 言います シンチャオ よろしく」
イヴが美穂戸の姿を見ると「オー!」と歓喜の声を上げた。
「やっと人いたヨー! でも女ノ子ひとりだけネ、柘榴、どうする?」
しかし、それにすぐさま答えたのは柘榴ではなかった。
「サンハオダウ ふたりいっぺん かまわない はやく闘う」
「……だってよ、女といっても遠慮する必要はなさそうだぜ」
イヴは「よかったー!」とはしゃぐように跳びはね、着地と同時に美穂戸へダッシュをしかけた。距離をとろうとする美穂戸に追いつき、槍のような拳の突きを繰り出す。
「モッ ハイ バー ボン 速い けど よけられる」
足の感覚を頼りにイヴの攻撃を紙一重で避け、地面のぬかるんだ所に誘導する美穂戸。ほどなくイヴがぬかるんだ地面を踏むと、今度は美穂戸が鋭い蹴りを放った。
「ワオ!」
さすがの瞬発力で一撃目を回避したイヴだったが、足下のぬかるんだ土で足をわずかにとられ、バランスを崩した。そこに美穂戸の二撃目が迫る。
「カウント ひとつ いただき」
美穂戸の蹴りが下腹部につけたイヴのカウンターに当たる直前、美穂戸の動きが止まった。鳩尾のやや下あたりにつけたカウンターが、手刀で突かれていたのだ。
「カウント、ひとつ、いただき、ってか?」
美穂戸のカウンターが音を立て、「1」の文字を刻む。
「はやい いつのまに」
美穂戸はその瞬間で距離をとり、橋の上へ逃げ込んだ。
「イヴ、足下にも気をつけろ。ここは足下の不安定な山の中だし、相手もそれを理解してるみてぇだ。闘技場と同じようにはいかねぇぞ」
「ウン、ありがと柘榴」
改めて戦闘態勢に入った毒島夫婦を見ながら、美穂戸は口の中でつぶやいた。
「おごり したか めさきのりえきに こだわる だめ シダ れいせいじゃない」
そして、顔を両手でぱん、と叩くと改めて闘う構えを見せた。
「目が変わったな、気をつけろよイヴ、作戦通りにやれ」
「ウン、まかせたヨ!」
橋の中央にいる美穂戸を、毒島夫婦が両側から挟み撃ちにする。
もちろん美穂戸もわざとそうさせているので、返り討ちにする構えをとった。
が、先に橋に乗り上がったイヴは、一歩進んだところでおもいっきりこけた。
「うぶぇっ!」
情けない声を出してべちゃっ、と倒れ込むイヴ。その下腹部からカチンという音が聞こえ、イヴはそのまま地面に寝そべってしまった。
「イヴ、どうした!?」
思わず美穂戸のことを忘れてイヴの元に駆け寄ろうとした柘榴だったが、柘榴も足を何かにとられ、倒れそうなのをなんとかこらえた。
「こいつぁ……」
動かずに二人を待ちかまえていた美穂戸は不思議そうにそれを眺めていたが、ふと橋の上が水で濡れていることに気がついた。
「水? いや これは」
美穂戸が周囲の気配に顔を上げると、異なる3方向からほぼ同時に人が飛び出してきた。
○19:55……残り時間85分
ライレエとリナはお互い一歩も引かず、激しい打ち合いを繰り広げていた。
リナが拳を突き出し、ライレエがそれを受け流して流れるように足を差し込み、リナがそれを左足を軸足にして回るように回避し、その回転を利用して裏拳を当てにいく。しばらく前からずっとそのようなやり取りの繰り返しだった。
ただ、リナの攻撃よりもライレエの攻撃の方が、確実に相手をとらえる事が多い。
「(なんだ……? さっきからあいつの声を聞くと、妙に頭がぼやける)」
その違和感はリナもすでに察知していたが、その原因までは突き止められていなかった。
「話をしないか? 筋肉についての話だ。よく筋肉に萌える女といやがる女がいるだろ、男は貧乳巨乳の違いはあれど、乳が嫌い男なんていないのにな。同じ女なのになぜ違いが生まれるか気になってな、色々考えたんだが、思うに筋肉をいやがる女はもともと男で女装してるんじゃねえかってな、最近美人でも男とかよくいるだろ……」
一度話し始めると息継ぎもせずにめまぐるしく喋るライレエにリナはいい加減うんざりしていたが、しだいにまた頭がぼうっとし、気がついたときには頭に良い蹴りを食らってしまった。すかさず反撃しようと蹴りを入れるが、頭が働かずライレエに逆にカウンターをもらってしまった。
「どうした、もっと闘おうぜ」
一旦距離を取り、考え込むリナ。
「(また頭が……なんだってんだ、あいつの声に秘密でもあんのか? けどどういう仕掛けかわかんねぇ。さっきから声が二重に聞こえるしよ)」
声が二重に聞こえるのはライレエが木の陰にボイスレコーダーを設置して再生しているからなのだが、それに気づくことはできなかった。リナは少し考えていたが、やがて深くため息をついて肩の力を抜いた。
「ん、どうした? もう降参か?」
「……めんどくせぇ」
リナは足下にある手頃な大きさの石をつかむと、それを真上にかかげた。
「(石を投げてくるつもりか? そんなの当たりも……)話をしな……」
「しねえよ」
息継ぎせずに喋っている間相手の思考能力を低下させるろっこん「インセインの戯言」を発動させるためのキーワードを遮られ、ライレエははっと不穏な気配を感じ取った。
「めんどくせぇから考えねぇ、話もしねえ」
そう言うと、リナは持っていた石を自分の頭に思い切り打ちつけた。頭が小さく裂けたのか、一筋の血がリナの頬をしたたり、リナの口に滑り込んだ。
「『コロッサルビューティー・ランペイジ』」
リナの体はみるみるうちに巨大化し、足の小指のあたりにひっかかった木がみしみしと不穏な音をたてた。
「おいおい、ウル○ラマンかよ!」
呆然と巨大化を見ていたライレエがそう突っ込みを入れると同時に、その腹をリナが思いっきり蹴り飛ばした。ライレエの体が漫画のように横に飛び、木に何回かぶつかってようやく止まったころには、ライレエの肩のカウントは0になっていた。
「ちっ、踏みつぶしてやろうと思ってたのに、どこまで飛んで行きやがった」
服や防具までもが破けて水着状態になったリナが辺りを見回していると、ふと聞き覚えのあるブザーと女性の声が響きわたった。
「菅波選手は防具及びカウンターを破壊したため、失格となります。スタッフが向かいますので、すみやかに退場してください」
「……は?」
リナは自らの体を見て、肩を見て、防具とカウンターがなくなっている事にようやく気がついた。
「お、おい待てよ、これは事故だ! 待ってろ、今カウンターを探してもう一度……」
「速やかに退場してください」
「うおおおおおい! 待てよ、もう終わりか!? まだ一人としか闘って……」
「速やかに退場してください」
「くっそがああああああ!!!!」
20:03
ライレエ・アーレンス
(カウント0)、
菅波 リナ
(防具・カウンター破損による失格)、敗退。
ライレエとリナの敗退を知らせる放送が森の中に響くのを聞きながら、
南雲 銀丸
はひたすら逃げ続けていた。
銀丸が最初に出会った相手は、リナを猫の真似でやり過ごした後の凛だった。
「うわ! っと……ええと、こんばんは」
明らかに自分を見て動揺している女子に、銀丸はすぐに背を向けた。
「あ、あれ? 戦わないんですか?」
「……女を殴る趣味はない。じゃあな」
自分の能力を知るために腕試しする相手が欲しいのはやまやまだが、能力が能力なだけに女性と戦う気にはどうしてもなれなかった。立ち去る銀丸の背中に変な目線が突き刺さる感触を覚えたが、気にせず立ち去る。
次に出会った相手は、常にうきうき顔で周囲を見渡していた
島野 夏帆
だった。夏帆は銀丸を見るなり「おおっ!」と歓喜して近づいてきた。夏帆の顔はどちらかというと中性的でイケメンに見えなくもないが、身長と声は明らかに女性のそれだった。
「君が最初の相手ね! 私は
島野 夏帆
! いざ尋常に……ってちょっとちょっと!!」
名前と口調で今度こそ女性だとわかったので、またも銀丸は背を向けて立ち去ろうとする。
「女とは戦わないんだ」
「女だからって甘くみない方がいいわよ! なんてったって夏帆ちゃんは物心ついた時から忍術の修行を積んでいるんだから! ニンニン! ……っておおおぃ! 逃げるなぁ! 逃げないで!」
必死に引き留めようとする夏帆を振り切るために銀丸は全速力で走り出した。
「あっ、こら! 逃がさないわよ! まてーっ!」
「(俺だって逃げたくて逃げてるわけじゃない……)」
しつこくついてくる夏帆を闇も利用してなんとか撒いたあとに見つけたのは、誰もいない場所に向かって決めポーズをしている
姫神 絵梨菜
だった。
「みんなー! 寝子高の闘うアイドル、絵梨菜ちゃんだよー☆ ……っていっても、反応がないから本当に見られてるかわからないわね、つまんないの」
「(ま……またしても)」
銀丸がたどり着いたのは、明るい照明に照らされた芝生の広場だった。まだ銀丸は森の中にいたが、こんな広い場所ではもし先ほどの忍者に見つかったら逃げ切るのはおそらく容易ではない。今度はまだ相手に見つかっていなかったのでそっと後ろを向いてその場を離れようとした銀丸だったが、うっかり木の枝を踏んでしまった。
「む! 来たわねチャレンジャー! この私がこてんぱんにやっつけてあげちゃうよー♪」
「どうしてこう、女性がやたらと多いんだ……?」
思わずぼやいた銀丸だったが、ぼやく暇もそんなにない。絵梨菜が自分の姿を認識する前にと一目散にかけだし、今に至るのだった。
「これじゃただ山の中走ってるだけだな……はやく男に会わないものか」
どうやら絵梨菜も撒いたようで、辺りは静まりかえっていた。銀丸は少し荒れた息を整えるためにゆっくり歩いていたが、近くでがさがさという物音を聞いてとっさに身構えた。
「おぅ、やっと一人目か。フィールドが広いのも考え物だな」
そこに現れたのは、尋常ならざる雰囲気をたたえた、
ホルス・フォモナンデス
だった。
「……お前、男か?」
「見ればわかるだろ、男だ」
確かに見た目はどこから見ても男なのだが、銀丸はそれまで一度も男に会わなかったのですっかり疑う癖がついてしまっていた。
「俺はフォモナンデスだ。お前は?」
「……南雲、銀丸だ」
「そうか、南雲か。お前、武術をやっているな?」
いきなり初対面の相手に武術経験を見破られた銀丸だったが、別段驚きなどはしなかった。というのも、ホルスからも達人の雰囲気が感じ取れたからである。
「ああ」
「それに、いくらか場慣れしてるようだ。……かかってこい、稽古をつけてやる」
えらく上から目線のホルスに銀丸は多少あっけにとられたものの、腕試しの相手にはちょうど良さそうではある。それに、男性相手であれば自分の「能力」も気兼ねなく使うことができる。
「……よし」
銀丸は軽く構え、ホルスの体を凝視した(睨んだ)。ホルスの防具が、服が、皮膚が透けていき、筋肉の脈動が目に見えるようになる。
これが銀丸のろっこん、「目を凝らすと透けて見える」の力であった。透視できるので格闘においてはこれ以上ない能力だったが、女性相手に使えば色々と見てはいけないものまで見てしまう。銀丸がしきりに女性との戦いを避けていたのはこれが理由だった。
「来ないのか? じゃあ俺からいくぞ」
ホルスがなめらかに体重を移動させ、腕を構えて滑るように距離を詰める。一切の無駄もない綺麗な動きだ。
銀丸はホルスを凝視し、筋肉の動きを見た。なぜか常に力が入っているのが気になったが、パンチの瞬間に右肩の筋肉がギュッと脈動するのを見極め、ホルスの右ストレートをしっかりとガードした。
「!? うおっ!」
しかし、ホルスの右ストレートは銀丸が想像していたよりもかなり重く、ガードした腕にビリビリと電流が走った。
「気づいたか? 俺の防具には、ハンデの重りをつけてもらってんだ」
防具のハンデについては銀丸も聞いていた。しかしホルスは銀丸が見ても武器を持ってはいなかった。
「ボクサーの拳は、特に俺の拳はカミソリ以上によく切れるからな……武器と同じだ」
「…………そ、そうか」
銀丸は一瞬ホルスの言っている事がわからず、数秒後にようやく理解した。
「おい、なんだその間は?」
「いや……お前、ボクサーなのか。確かにすごい拳だ」
「ふ、お前はずいぶん喧嘩をしてきたようだが、闘いにおいて最も大事なのは基本だ。今からそれを教えてやる。かかってこい」
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日常
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定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月10日
参加申し込みの期限
2014年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月17日 11時00分
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