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はじめてのおさぼり?
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●フツウ、人数分お願いします!
ののこや あおいと同じクラスの、
不知火 垂
はシーサイドタウンで食べ歩きに興じていた。
「あれ、垂ちゃんじゃない?」
制服ではないから、最初は気付かなかったものの、そこは毎日教室で顔をあわせるクラスメイト。
気付いた ののこが手を振るが、垂は分刻みのスケジュールを実行中だった。
あちらこちらの店で食べ歩いては、何度も ののこ達の前を、足早に通過して行く。
「垂ちゃーん、何してるのー?」
何度目かの遭遇で、ようやく垂は ののこに気付いた。
「そこのきみは、クラスメイトの……何とは、愚問ですね。せっかく昼間から、平日の街に繰り出せるのだから、普段味わえない『平日の街』を満喫しているのですよ」
「ほむ?」
意味が分かっていなさそうな、ののこ。
そのまま垂の後を、ほてほて付いて来るので、何だかんだで少々お人好しな垂は、早口で語り始めた。
「平日の昼間には、普段学校で勉強している学生達には、決して体験できない出来事が起こっているんです。そう、それは……『平日割引』! カラオケもそう。土曜日祝祭日の昼間なんて、むしろ割高料金になってしまうのに、平日の昼間は場所によっては、通常料金の半額以下の料金になっている所すら存在します! ですが、私の目当てはカラオケではありません。『食べ物』です!」
垂は華奢な胸を叩いた。
「カラオケと同様に食べ物においても、『平日限定ランチメニュー』や『時間限定販売商品』なんかの、レアものが沢山あるんですよ! そういったものを堪能しないで、何が平日休みですか? 平日に学校を休めるということ、舐めているのですか?」
おおー、と ののこは仰け反った。
後ろに居る何人かは、秘密がバレそうでドギマギしていたが、幸い ののこは垂の勢いに押されて、気付いていない。
平日に学校を休める=サボリと思っているのかもしれない。
「おみそれいたしましたぁ~!」
平伏するマネゴトをする ののこに、垂も大仰に頷くマネをして。
「……っという訳で、かねて用意しておいた『シーサイドタウン夏の食い倒れツアー計画書』に、事細かにまとめたスケジュールを実行中です」
「わー、私達も一緒に行っていい?」
「ええ、構いませんよ。でも、足手まといになるなら、置いていきますからね」
「はーい」
シーサイドタウン駅の近くに、
変装メイド喫茶「bonheur(ボヌール)」
がある。
接客にあたる従業員は全員メイド服に身を包み、カツラなどで変装して素性を隠している者も多い。
そのボヌールに、
大田原 いいな
の働く姿があった。
普段は髪もベリーショートでボーイッシュな彼女だが、今は ろっこん【TRANSMUTE】の力で、妙齢の女性(いいなは『デネボラ』と名乗っている)に変身している。
さらにウィッグで髪型をいじり、瞳もカラコンで琥珀色に変えているので、いいなと『デネボラ』が同一人物だと気付く人は、稀有だろう。
とは言え、平日の昼間である。
(暇じゃのう……)
客の姿もまばらな店内で、いいなは細く息を吐いた。
楽で ありがたいような気もするが、こう暇では逆に疲れてしまいそうだ。
二度目の溜息を吐かんと、いいなが大きく息を吸い込んだ時。
カランと店の入り口のドアが開いて、寝子島高校の女生徒達がなだれ込んで来た。
ののこ一行である。
「わー、空いているね!」
「あ、ほんとだー……って、今はそんな場合じゃないよ、ののちゃん」
夢宮 瑠奈
は、しきりに外を気にしている。
「そうそう、私達、追われてるんだからね? ね、七夜さん」
腕組みをして、
詠坂 紫蓮
が あおいに確認した。
「そうだよ、ののこちゃん。私達、生徒会に……」
そこで、きょろきょろしている ののこと、いいなの目が合った。
「お帰りなさいませ、お嬢様方」
「わー、メイドさんだぁ!」
胸の前で手を組んで、キラキラと見上げる ののこと、いいなに交互に視線を走らせると、あおいは頷いた。
「でも、そうだね。喉も乾いちゃったし、ちょっと休憩していきましょ」
「さんせーい!」
「え、でも……大丈夫かな?」
瑠奈は心配そうだ。
「私は、元よりそのつもりです」
垂はすでに、店の敷居をまたいでいる。
首を傾ける、いいなの耳に「学校サボって喫茶店って、すごいねー」なんて、能天気なヒソヒソ声が届いた。
(はて、今日は学校は休みのはずじゃが……? む、周りの者どもの、したり顔。さてはアホの子が、ハメられておるな?)
そうと分かれば、丁度退屈していた所。
いいなは内心、ほくそ笑んだ。
「あ、すみません……ペットOKですか?」
にゃーくんを抱き直して、
桜庭 円
がおずおずと尋ねた。
「ええ、空いておりますし、他のご主人様達のご迷惑にもならないでしょうから、構いませんよ」
「わー、良かったねー、にゃーくん!」
「にゃー」
円の嬉しそうな声が伝わって、にゃーくんが指に鼻先を摺り寄せた。
「いこ!」
意気揚々と歩き出す ののこ達に、いいなが囁いた。
「……どうぞ、奥の窓際の席で御休みになって下さい。あちらの席でしたら、一般の方に見つかりづらく、裏口からも近いですよ。お嬢様」
「どうして分かるの!?」
声を合わせて驚く ののこと瑠奈に、いいなは そっと、人差し指を唇の前に立てた。
「寝子島高校から『お帰りになった』んですよね……? ふふっ、きっちり制服を着ていらっしゃいますので、分かりますよ」
「あ、そっかー」
自分の衣装を見下ろす二人に、いいなは更にアドバイス。
「こういった時には、リボンを取って軽く着崩したり、カーディガンを腰に巻いたり、長めのベストを着たりして特徴のあるスカートを隠すと『おさぼり』がバレにくくなるのですよ」
「すごーい、ありがとう!!」
「どういたしまして」
席に向かう彼女等に、いいなは必死で笑いを堪えた。
(まあ……などと言うておる儂も、似たようなもんじゃの。学校が休みの時に、ばいとのしふとを入れぬと、予定した時期に着物を買うことが出来ぬ……ああ、それと たぶれっと端末の通信費と、臨時出費2万……)
知らず真顔に戻る。
「……ません……、すみません、オーダーお願いします」
垂が呼ぶ声が聞こえる。
「あら、私としたことが……うふふ、ご注文は『平日のお茶セット』でよろしいですね」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月08日
参加申し込みの期限
2014年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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