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暑中お見舞い申し上げます。
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【ここは画材店『トランプ堂』】
「暑中見舞いフェアを開催中でーす」
シーサイドタウンの一画にある、
画材店『トランプ堂』
の店内に、特設コーナーが設置されている。
暑中見舞いフェアの文字が掲げられた机の上には様々な画材やスタンプのたぐいが並び、席についてハガキに手を加える人々の姿が目立つ。
この日、画材をチェックしに来た
旅鴉 月詠
が、特設コーナーの前で足を止めた。
「ふむ。暑中見舞いか。そうだな……」
芸術に対して造詣の深い月詠は、せっかくだからといって席につくなり、すらすらとハガキに鉛筆で下絵を描き始めた。
「よし、構図はこれでいいか。暑中見舞いだからな、夏らしくいこう」
そこから手を止めることなく、Gペンで主線を入れ、消しゴムをかけた。
そこに描かれているのは、躍動感のあるサンマさんの姿だ。場所は海。
月詠は、コピックマーカーを手に取ると、はみださないように丁寧に、色を塗っていった。
きれいな砂浜に、青い海、そして活きの良いサンマさんが駆ける姿は、まさに寝子島の夏の風物詩ともいえるだろう。
「サンマ氏は、魚類だからな……」
月詠がつぶやくように、サンマといえば、光り物だ。
次に月詠が手にしたのは、ホワイトだ。サンマさんのボディがツヤツヤと輝いていく。
さらに、きらめく陽光もホワイトで表現し、夏らしい色彩の輝くイラストが完成した。
「さて」
ここでようやく月詠の手が止まり、少しだけ考えたのちに、彼女はスタンプを手に取った。
ポン! と押したのは、『暑中お見舞い申し上げます』という文字のスタンプだ。
「これで完成」
月詠が書いた宛名は、
野々 ののこ
のものだった。
(おそらくののこのことだ。こうしてハガキを送る文化があるということも知らないだろう)
ハガキを受け取ったののこの反応を想像して、月詠はうなずいた。
(おそらく嬉々として、自分でもハガキを作ろうとするんじゃないか?)
切手にもこだわって、コミカルなものを貼ろうと決めた。
『トランプ堂』に来店した
綾辻 綾花
も、フェアの開催を知り興味を持ったうちの一人だ。
「暑中見舞いですか。そうですね、送るとしたら……」
綾花の頭に、友人の
七夜 あおい
と、図書委員会でお世話になっている
早川 珪
の顔が思い浮かんだ。
「お二人に宛てて、書いてみましょうか」
店内には、様々なハガキが置いてある。
「うーん、かわいいのも素敵ですし、色がきれいなのもいいですし、どうしましょう」
そうして眺めているうちに、綾花が手に取ったのは、子猫が心配そうにこちらを見つめている写真のハガキだった。
「あおいちゃんには、これがいいかもしれませんね」
あおいを見ていて、綾花は彼女を案じることがある。そういった意味でもぴったりな気がするし、なにより綾花は猫が好きだ。
「かわいい表情をしていますよね」
一枚はこうして決まったものの、問題は、教師の早川に宛てたハガキをどうするのかだ。
あまりかわいいものを選ぶと子供っぽいと思われるかもしれないし、失礼かもしれないし。
「……困りましたね、どうしましょう」
綾花は近くを通りかかった店員にアドバイスを求めた。
「すみません、学校の先生に送るハガキのことで悩んでいるのですが……」
どんなハガキを選べばいいのか尋ねてみると、店員はほっとするような笑顔で相談にのってくれた。
「あまり難しく考える必要はありませんよ。あなたが素敵だなと思った景色や、伝えたいメッセージのこもったイラストはありませんか?」
「そうですね……、あっ、これなんてどうでしょう」
綾花は、心の安らぐような綺麗な色彩のハガキを手に取った。
「気持ちがこもっていたら、それだけでもらった人は嬉しいものですよ」
「はい。ありがとうございます」
ハガキが決まると、綾花は特設コーナーに腰かけて、メッセージをしたためた。
「まずは、あおいちゃんから書きましょう」
『暑中お見舞い申し上げます。
猛暑が続いておりますが、元気にお過ごしでしょうか?
夏休みには一緒に出掛けられるのを楽しみにしております。
予定は海で泳いだりや買い物に出かけたいと思っております。
猫が沢山いるおススメの場所にも案内したいです。
体調を崩しやすい時期ですので、どうかくれぐれもご自愛ください』
続いて綾花は、早川に宛てたメッセージも書いていった。
『暑中お見舞い申し上げます。
猛暑が続いておりますが、元気にお過ごしでしょうか?
夏休みも図書委員としての業務をしっかりと務めるつもりです。
先生には教わる事が多々あると思いますが、よろしくお願い致します。
体調を崩しやすい時期ですので、どうかくれぐれもご自愛ください』
「……気持ち、伝わるでしょうか」
日付を入れながら、つぶやく綾花の表情はやわらかかった。
「あら? まあ、素敵ですね!」
ハガキを書き終えた綾花は、近くに座ってイラストを描いていた月詠に気がついて声をあげた。
月詠は色鉛筆を手に持って、夏らしいイラストを次々に描いていたのだ。
「今描いているそれは何ですか?」
「これは、『荒ぶる波と宙に飛ぶクラゲ』だよ」
「独創的ですね……! 色がとても綺麗です」
「こっちが、『日陰にたむろしてのびている猫』だ」
月詠は、次々に描き上げたイラストを綾花に紹介していった。
『いちご味のかき氷』に、『蚊取り豚と豚の貯金箱』。
『扇風機の風を当てられる風鈴』と、『魚市場に何故か陳列されてるサンマさん』。
ほのぼのとしたカットだったり、シュールなテイストだったりと、趣向は様々だったが、一貫したテーマはもちろん『夏』だ。
月詠は、描いたイラストを特設コーナーの机に貼った。
「せっかく描いたのに、いいんですか?」
「ああ。何を描けばいいのかわからない人の参考になるかと思ってね」
「まあ! とっても素敵、こうして眺めているだけで、なんだかわくわくしちゃいます」
こうして、特設コーナーにはサンプルイラストが追加され、後続の人々を喜ばせることとなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月15日
参加申し込みの期限
2014年03月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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