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『跪いて、崇めよ』
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【裏】
足にピタリと張り付くスキニージーンズのせいか、やけに風が冷たく感じる。
鴻上 彰尋
はマフラーを口元まで深く被り、懸命に体温を守った。
そしてマフラーを引き寄せたのにはもう一つわけがある。
(……なんでだろう。どうにも他の人の脚に目がいく)
駅前には何百と足があり、それぞれが気ままに行き交う。その一つ一つに妙に引き寄せられ、やれあれは好きだの嫌いだのと瞬間的に考えてしまう。
あまりに足が気になるものだからこのままでは家族に迷惑を掛けてしまう。それにまったくの見知らぬ相手であれば、さほど興味も惹かれないかもしれない。
そんな淡い期待を持って外へ飛び出したが、とんでもない話だった。
見知らぬ誰か相手に胸を弾ませてしまう自分が嫌になる。
彰尋が、まだ冬を引きずっているような重苦しい溜め息を吐き出したそのとき、スマートフォンを崇め、跪く怪しい集団に出くわした。
その集団は一見すると、お洒落で可愛らしい女の子が多く、跪くことで瑞々しい足が大胆に投げ出され――
(ダメだ……)
彰尋はすぐさま顔を伏せて、足早にその場を去る。
(どこかひと気のないところに……)
公園にでも行こうと思い立ち、顔を上げるとそこはちょうど靴屋の前であった。
何気なく中を覗けば、筋肉質な男の足に跪く、これまた筋肉質な男が目に入った。
(……春だからなのか!? 変な人がいるものだ)
自分よりもずっと怪しい人間を見ると、相対的に罪悪感が軽くなる。
(……どうせなら野郎よりも女性の方が良いんじゃないか?
ほら、スカートがふわりと舞った時の太腿とか、普段は隠れているつま先とか……さっきの子たちだって……はッ!
いやいやなんか今日は妙に脚に執着している。おかしい)
再び顔を伏せ、一心不乱に公園を目指す。
努力の甲斐あって、もう間もなく駅前のエリアから脱するというそのとき、向かい側に立っていた女性にぶつかってしまった。
「す、すみません」
足が目に入らないように地面ばかり見ていたのが、裏目に出た。
彰尋はすぐさま陳謝し、そのまま立ち去ろうと思っていたが――
彼女の姿を見た瞬間、足がその場に縫い付けられたように動かなくなってしまった。
彼女は、いわゆるゴスロリというものなのだろう。
胸元を飾る大ぶりのリボン。ジャケットは身体のラインをより美しく際だたせるような上等な作りでありながら、ダブルのボタンはハートの形。
紫のきっちりと作られたアシンメトリーな髪の、くるんとはねている襟足はなんとも悪戯っぽかった。
(すごいく可愛らしい女性……女性? あれ、何故かどこか見覚えが……?)
そう思うものの、確かめようにもどうしても視線が足を追ってしまう。
限界まで膨らませたミニ丈のフレアスカート。
そこから伸びる白い太腿と、扇情的なガーターの紐と、愛くるしいリボン。
その下のストライプのニーハイソックス、ストラップシューズはシンプルなものだが、汚れもほつれもなく、そのスタイルの完成度をより高めている。
「……こういうの、好きなの?」
彼女は意地悪くそう言うと、スカートの裾を掴みそのままひらりとめくり上げた。
「な、だッ!」
言葉にならない悲鳴を上げて、彰尋は彼女の手を掴む。
細いが存外しっかりとした感触に驚きながらも、彰尋は懸命に突然触れてしまった理由を主張する。
「す、すみません。でもそういうのはその、刺激が強いので……」
まともに彼女の顔を見ることができなかった。もちろん、足も見てはいけない……。
茹でダコのように顔を赤く染めながら、必死にどれも視界に入らない場所を探す。
そうしてはじめて彼女の連れの存在に気が付いた。
まだ少年と言っても差し支えのないような、小生意気さの残る男の子だ。
「あの、弟さんも、す、すみません」
彼にも慇懃に頭を下げる。
「あ、いえ……大丈夫なんで」
と少年は言ってから、何かを言いたげに女性の方を見遣る。
しかし彼女は少年に対して答えを与えることも、彰尋に対して許しを与えることもなく、欲望に薪を焚べるような、淫靡な微笑みを浮かべていた。
(これはマズイ……このまま一緒にいると……理性が)
いくら大人びているといっても、彰尋も健全な高校男子。
丁寧に詫びるだけ詫びると、早々にその場を立ち去った。
(ああ……なんで)
立ち去る彰尋の中に残って燻るのは、行き場のない苛立ち。
普段ならこんな失態は犯さない。
常日頃から女性にだらしなかった父のようにはなるまいと心に決めているから。
(こういうときは……!)
「拙者親方と申すはお立ち会いのうちにご存知の御方も――」
煩悩退散。公園につくまで、外郎売や芝居の台詞を諳んじて気を逸らした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月13日
参加申し込みの期限
2017年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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