最新号の『
Cutie Kitty』、『Smart Lynx』では合同で『美脚』をテーマに一大特集を組むことになった。
これから露出が増えていくことを見越して、様々な角度の『美脚』をピックアップする。
その力の入れようは、両雑誌の巻頭見開き広告からも窺い知れる。
フィンレイ・ランカスターは唇から頤にかけてなぞるように人差し指を添えており、それはねだるようにも威圧するようにも見える。色彩を欠いた髪は柔らかく肩に絡みついて、厚みのない首元や鎖骨に不思議な立体感を生み出していた。
中性的――というよりも更に先を行く、女性的な美貌。そんな彼のすらりと伸びた生白い足の先端には、煌々と輝く、艶やかなハイヒール。
対する
加瀬 礼二は荒々しく髪を固め、鋭い眼光を更に尖らせるような厳ついサングラスを掛けている。細身のスーツを大胆に着崩しサディスティックな笑みを浮かべる姿は堂に入ったもので、男性的という他ない。
しかしその足元は違う。硝子の靴めいた繊細な輝きを放つ艶やかなハイヒールは、ひどくフェミニンで礼ニの装いの中では異質とも言えた。にも関わらず、全体を見ればピタリと噛み合っている。
どこか危うげなふたりのモデル。彼らの表情やキャッチコピーも相まって、妙な色香の漂う大胆な広告に仕上がっていた。――とても十代に向けた広告ではない。
Cutie Kittyの主なターゲットはファッションに興味がある女子高生。普段であれば購買層の違う、高級ブランドであるPDATAの、それもこんな危うげな雰囲気の広告を入れることはない。
Smart Lynxにしても、十代~二十代男性向けのストリート・カジュアル系ファッション誌である以上、ラグジュアリーな広告はあまり意味を成さない。
しかし今回は美脚がテーマなだけにヒールのあるアイテムを扱う事が多い。ならば少し『背伸び』をしてみてもいいのではないか。そんなある意味では破天荒な発想の元、高級ブランドに手を出し、その末に企画の規模も膨れ上がったのである。
冒険の結果は大成功。これをきっかけに日本全国で『美脚』がトレンドワードとなったのである。もちろんご多分に漏れず、寝子島でも。
しかし時にブームは行き過ぎてしまう。それとも春を待てない真の変態たちなのだろうか。『美脚』がブームになるとほぼ同時に、寝子島では
体を張って美脚を崇める人が現れたという噂が流れていた。
ガイドに登場してくださいましたフィンレイ・ランカスター様、加瀬 礼二様ありがとうございました。
素敵なイラストにも感謝です。
もしご参加いただいた場合は、ガイドの内容に関係なく行動していただいて構いません。
ご自由に楽しんでいただければ幸いです。
【概要】
雑誌の一企画から始まった『美脚』ブーム。
同時になぜだか現れた体を張って美脚を崇める人。
この崇める人は、実は神魂の影響で崇めているように見えるだけで、変態ではありません。
(※ただし一部には本物の変態も含まれます)
シナリオ参加例:
・ブームを意識して美脚ファッションを楽しむ。
・神魂の影響で、ドタバタラブコメ?を楽しむ。 等
ただし、どの場合でも必ず【キャラクターの美脚ポイント】を記載してください。
例えば
【膝下が長く、足首が細い】
【足が細く、太ももの間がクッキリと開いている】
【土踏まずが大きく、キレイな足の形をしている】 等
【さまざまな影響とその条件】
◎B(美脚を崇める人)がA(美脚の人)に対して跪いてしまう
Aが「自分の足は綺麗か?」という旨の質問をする。
Bが答える。
口裂け女的なアレです。
◎特定条件でB(美脚を崇める人)がA(美脚の人)の脚に口付けをしてしまう
Aが「自分の足は綺麗か?」という旨の質問をする。
Bが答える前に、Aは靴を脱ぐ(靴が脱げる)
<参考までに>
◎口付けをする位置別の意味
腿 (支配の意)
脛 (服従の意)
足の甲 (隷属の意味)
爪先 (崇拝の意味)