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第五章 おやつのアイスはどんな味?
昼も大幅に回り、そろそろおやつの時間といった頃合か。
一番気温が上がってしまう時間帯ということもあり、少しずつ園内の客が少なくなりつつあった。
その中を
千鳥 雅人
はバニラアイスを食べながら白熊のコーナーへ向かう。
新聞配達員に貰った動物園のチケットの期限が今日までだからと、無理をして出かけてみたらこの有様だ。ゲート裏の温度計が36℃になっていたことはガッツで忘れる。
少しでも涼しい日陰を陣取ったものの、残り少なくなったアイスだけではまだまだ暑さを凌ぐことはできず、たまらず雅人はぐでーんと手すりに上半身を預けた。
そのままの体勢でコーナー内の白熊親子を見れば、彼女達は急突貫で作成してもらった冷水場から微動だにしない。傍で回り続ける扇風機のおかげで心地よさが倍増しているからだろう。
「いいなぁー……あそこ涼しいのかなー……」
ぼんやりとそちらを見ていた雅人だが、ふと気付く。じーっとグリフとヒースがこちらを見ていることに。
ひーらひら、と肉球を見せて上下に振り振り。ちょうだい、とのおねだりのポーズだ。しかもどちらも日陰の冷水場から出ようとしない。
一瞬でほだされた雅人はアイスを渡そうとし、はっと我に返ってアイスを引っ込める。それにヒースががーんっ! とショックのポーズをして見せた。多芸である。
「俺のアイスはあげられないよー。こうまで暑いと俺までダウンしちゃうからー……」
雅人は周囲を見渡し、飼育員を探す。
飼育員に頼めば、氷を白熊達にあげられる、と噂になっていたからだ。是非ともやってみたいと思う。
その噂を聞いてか聞かずか、颯爽とやってきた金髪のお嬢様は白熊コーナーの手すり中央へと陣取った。
「オーッホッホッホ! 白熊の皆さん! 私、
財前 華蓮
が慰問に来ましたわー!」
天使の輪の輝く金髪を颯爽となびかせ、華蓮は形の良い胸を張った。
しかしグリフとヒースは冷水場から微動だにしない。氷がないなら用なしとばかりに、華蓮の声に無反応。
「……ホホホ、聞こえなかったのね。でなければこの私に気付かないわけがありませんわ。そう思うでしょう、あなたも!」
「うん、そうだね。暑いのにとっても元気だし、目を惹くねー」
いきなりのキラーパスにも、雅人は動じず頷いて答える。
事実華蓮はお嬢様そのものという外見なのに、夏の日差しに元気いっぱい余裕勝ちしていたからだ。このギャップはすごいと思う。
雅人の答えに満足そうに華蓮は微笑んだ。そしてここは真の女王としての風格と寛容さを周囲にも見せる時だと思う。
華蓮はグリフ達の反応を辛抱強く待つものの、しかし彼女達は一向に華蓮の方を見やしない。
「……ちょっと! こちらを見なさいな! この私の美しさと、そのひんやりとした日陰の水場と、どちらが大切だと思ってますの!?」
「やっぱりあの水場涼しそうだよねー」
「ええ、とっても涼しそうですわ!」
余裕勝ちでも暑いものは暑いらしい。むきー! と華蓮はコーナーの手すりをぱんぱんと叩くが、それでもグリフ達はじっとしたままだ。
「……どうやらこのおバカさん達には私の素晴らしさがわかってないようですわね」
「氷をあげたらわかってくれるかも?」
「も、物に頼りたくはありませんわ!」
「物をどう使うか、だと思うけどなー? 興味を持ってもらえば華蓮ちゃんの素晴らしさもわかってもらえるよー」
雅人の言葉が意外だったのか、華蓮はしばし考え込む。
「……それもそうかもしれませんわね。白熊達は後日仕切り直すとして、早速そこの猿山で実践してみますわ!」
意気揚々と華蓮は猿山へと立ち去った。
飼育員が台車で氷を運んできたのは丁度その後だった。
「飼育員さん、氷くださーい」
雅人は一番大きな氷をもらうと、勢いよくプールへ放り込む。
その大きな水音に日陰で停止していた白熊親子がプールへ近寄っていく。
「みんなで仲良くわけてね~♪」
氷と戯れる白熊たちを眺め、雅人はニコニコと微笑む。
のんびりそんな様子を眺めれば、この酷い暑さもいつの間にか忘れられるような気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月17日
参加申し込みの期限
2014年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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