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暑いんです。
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開園時間から幾ばくも経っていないためか、園内の客はまだまばらである。
中央のまたたび動物園案内板の前で大きな熊――もとい熊皮を頭に被った
邪衣 士
は考え込んでいた。
「……どうしてここに戻ってしまうんだ」
行きたい場所はあるものの、どうしてなのかこの案内板前まで戻ってしまう。
どうしたものかと考えている彼の姿に気付いたのは、お弁当と水筒に加え辞書を含む勉強セットという重装備の
後木 真央
だ。
「クマっ……!?」
慌てて回れ右をする真央を慌てて士は呼び止める。
「待て、俺だ」
「……なーんだ士ちゃんか。今日も修行なのだ?」
真央の視線は士の頭――見事な熊皮に向けられている。
それに気付いた士が口を開く前に、
「やあ邪衣、今日も頭の上でバテてるな」
画材などを詰めたバッグを持った
旅鴉 月詠
がさらりと畳み掛けた。もちろん視線は熊皮に向けている。
「君達なぁ……」
これはまたからかわれるな、と士は諦めてがっくりと肩を落した。
■ □ ■
その案内板から少し外れた当たり付きの自動販売機前。
「あっちぃ……」
伊予 祐
は天を仰いでぼやく。
執事業が休みだからとぶらぶら外を出歩きまたたび動物園まで来てみたものの、このどうしようもない暑さには自然の殺意を感じてしまう。
くぐってきたゲートの裏にあったデジタル温度計はすでに32℃となっており、心の底から見るんじゃなかったと後悔できた。ただでさえ日中最高気温が35℃だと、朝のニュースで見てしまっているのに。
本当ならば可愛らしい女性ときゃっきゃうふふする予定だったのに、と祐は再び天を仰いだ。
視線を逸らせば逸らすほど、存在感を増すのは腕の中。そこに抱えたアイスの山の冷たさに、祐は軽く口元を引き攣らせていた。
(暑いけど寒い暑いけど寒い暑いけど寒いし! ……あ。これヤバイ)
自動販売機のランプがぴかぴかと光ると、何度も聞いたファンファーレが響き渡る。すぐ中央の液晶画面に『 ア タ リ 』という文字が並び、新たなアイスが取出し口へと放出される。
「あああああああああああ……」
自然、呻く。
暑いからとアイスを買ったまではいい。ボタンの利きが悪いなと連打したのは事故なのでセーフだと思う。ただそれからひたすらアイスがアタリ続けるのはアウトすぎた。
こんな量を一人で食べきれるわけもなく、祐は途方に暮れて周囲を見渡す。そんな彼が近くを歩いていた色鮮やかなベトナムの民族衣装を身に纏った少女――
シダ 美穂戸
にロックオンしたのは当然の流れだった。
「いやあ、丁度いいところに。そこのアオザイ姿のお嬢さん、お近づきの印として俺と一緒にアイスでもいかが?」
「アイス?」
呼び止められたシダはたくさんのアイスを抱えた祐を見ると、その量に驚いたらしく目をぱちぱちさせていた。
「そうそう、遠慮しないで。俺を助けると思ってさ。そこのジーンズのお嬢さんもおひとつどうぞ」
「あら、私にも?」
次に声をかけられたのは、さっきからアタリが連続している自動販売機という珍しい光景をカメラに収めていた
ティナ・フォルトゥス
。
「よろしいのかしら?」
「もちろん! ――と言うかそろそろ腕が冷たくてヤバイんだ」
「チョーイ、オーイ! アイス、たくさん!」
祐に重ねて言われ、シダは差し出されたアイスを受け取る。それを見てティナもアイスを受け取った。
「ありがとう。いただきますわ」
「カムオン!」
ティナとシダが笑顔でお礼を言えば、祐もどこかほっとした笑みを浮かべたのだが――、
ぱぱらぱー、ぱー、ぱーぱー♪
また鳴り響くファンファーレに肩を落す。
……この自動販売機、もしかしなくても壊れているのではなかろうか。
「アイン、チー、ヴイ、レン、ディ」
一瞬で遠い目になった祐を案じてか、元気を出してね、とシダは言う。
「ありがとう。こ、こうなったら……!」
祐は決めた。もう女の子に拘らず無差別にアイスを押しつけもとい配って行こうと。
「そこの君ー! アイス食べないかー?」
呼び止められた
咲州 寄居子
は真新しい双眼鏡を手に頷いた。
その彼の目が、アオザイから伸びる健康的な足や緩やかな鎖骨のラインを自然すぎる動作で見ていたことを、まだ誰も気付くことはなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月17日
参加申し込みの期限
2014年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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